奈良「天理市」への交通・アクセス情報まとめ(近鉄・JR線) | 奈良まちあるき風景紀行

奈良「天理市」への交通・アクセス情報まとめ(近鉄・JR線)

観光お役立ち情報

こちらでは、天理教の本部がある事で広く知られる奈良県「天理市」への交通手段について「公共交通機関」によるアクセス情報を解説していきます。

天理市は、必ずしも車だけが便利という訳ではなく、近鉄電車またはJR線によりアクセスすることが可能であり、地方の小規模都市としては比較的電車の運行本数も多く、利便性は高くなっています。

大阪・京都からは1時間圏内であり、神戸や関西空港・伊丹空港からのアクセスも比較的スムーズとご利用頂けます。

天理への交通アクセスの基本

アクセス拠点は「天理駅」一択

天理教の本部があり、世界的な宗教都市として知られた「天理」のまち。その交通アクセスは基本的にかなりシンプルな仕組みとなっており、近鉄線とJR線の天理駅が一体化した「天理総合駅」と呼ばれる駅を拠点にしたアクセスがほとんどです。

隣の奈良市であればJR奈良駅に近鉄奈良駅、大和西大寺駅など多数の拠点駅があり、橿原市でも橿原神宮前駅に大和八木駅など玄関口が分かれていますが、天理市に関しては「天理総合駅」のみであり、全く同じ場所に近鉄天理線・JR万葉まほろば線(桜井線)の両方が乗り入れています。

天理市中心部へのアクセスにあたっては、単に天理駅へ行けばよいだけですので、アクセス方法はわかりやすく簡単と言えるのです。

近鉄・JR線いずれも便利

天理総合駅に乗り入れる近鉄線とJR線。

利用者が多いのは近鉄線であり、朝夕には京都行きの直通急行電車が運行され、本数も1時間に約3~4本はあるなど一定の利便性が確保されています。

また、JR線は本数については30~40分間隔と近鉄線と比較すると少なくはなりますが、JR奈良駅やJR桜井駅など近隣からのアクセス手段としては最速のルートとなっており、運賃も安くなるためいずれも使い勝手は悪くありません。

JR線の場合は、万葉まほろば線沿線が山辺の道界隈の観光地でもあるため、観光客のご利用も多くなっています。

天理教関連の臨時列車もあり

天理教関連では、長年天理教信者のみ利用する各種臨時列車が天理駅へ運行されて来ました。近年、かつてほどの信者数、祭事の規模を維持することは出来なくなっているともされますが、現在でも天理教の月次祭開催時には近鉄線の臨時特急・臨時急行等が運行されます。

詳しくは近鉄公式サイト 近畿日本鉄道|臨時列車の運転について(天理教月次祭等) をご覧ください。

各地域~天理のアクセスについて

大阪~天理間の交通手段

大阪から天理へのアクセスは、JR沿線からも含め、基本的には近鉄線経由が運賃が安くなっていますが、乗り換え回数を少なくしたい場合や少しでも所要時間を短くしたい場合はJR線のご利用もおすすめとなっています。

大阪駅・梅田から天理へ

梅田エリアからの場合、JR大阪駅から大阪環状線をご利用の上、鶴橋駅で近鉄電車に乗り換え近鉄奈良方面行の快速急行・急行に乗車します。その後は途中の大和西大寺駅で橿原線に乗り換え、天理行きの場合はそのまま、橿原神宮前行きの場合は再度平端駅で天理行きに乗り換えます。

JR線利用の場合は大和路快速・区間快速で奈良駅まで行き、奈良駅からは万葉まほろば線(桜井線)の電車に乗れば10分少々で天理駅に到着となります。梅田(大阪駅)からの場合は、概ねJR線経由の所要時間のほうが速い場合が多くなっています。

近鉄線経由の運賃:820円 近鉄線経由の所要時間:約1時間10分~1時間40分

JR線経由の運賃:990円 JR線経由の所要時間:約1時間10分~1時間20分

なんばから天理へ

なんばからは、奈良行きの快速急行・急行(始発電車もあり)に乗車し、同じく大和西大寺駅、また西大寺から直通電車でなければ平端駅でも乗り継ぐルートとなっています。なお、JR線の利用は朝夕を除き「奈良行き」が少ないためおすすめできません。近鉄線の場合でも乗り換え1回で済む場合もありますので、運賃も安い近鉄線のご利用がベターと言えるでしょう。

運賃:700円 近鉄線経由の所要時間:約1時間~1時間10分

天王寺から天理へ

天王寺からも、鶴橋駅までJR大阪環状線でアクセスし、そこからは近鉄線(大和西大寺駅・平端駅)経由のご利用が便利です。JR線の場合は大和路快速・区間快速・快速奈良方面行きをご利用の上奈良駅で万葉まほろば線に乗り換えます。運賃は近鉄線経由が安く、乗り換え回数はJR線のほうが少ないルートとなっています。

近鉄線経由の運賃:770円 近鉄線経由の所要時間:約1時間~1時間20分

JR線のみの運賃:860円 JR線のみの所要時間:約50分~1時間10分

大阪市内から天理ではなく「奈良市内」へのアクセスについては、上記の記事でご案内しています。

京都から天理への交通手段

京都から天理へのアクセスは、基本的には近鉄線のご利用が運賃・所要時間ともお得・スムーズにご利用頂けます。

ルートはシンプルであり、近鉄京都駅から天理行きの急行があればそのまま利用するだけです。もっとも、天理行きの急行が運行されていない時間も多く、そのような場合には橿原神宮前行き急行を利用の上、平端駅で天理行きに乗り継ぐという形になります。いずれにせよ乗り換えは最大1回なので、まったく複雑なルートではありません。

運賃:770円 所要時間:約1時間

京都市内から天理ではなく「奈良市内」への交通手段については、上記の記事でご案内しています。

神戸から天理への交通手段

神戸から天理へは、阪神線・近鉄線経由の利用一択です。JR線のご利用は運賃が高額になるためおすすめできません。

ルートは阪神神戸三宮駅~近鉄大和西大寺駅~天理駅というルートとなっています。阪神神戸三宮駅からは阪神なんば線経由、近鉄奈良行きの快速急行が約20分おきに運行されており、奈良駅の手前の大和西大寺駅で近鉄橿原線に乗り換えて頂き、天理行きの場合はそのまま、橿原神宮前行きの場合は途中の平端駅で再度天理行きに乗り継ぐ形で移動します。

運賃:1110円 所要時間:約1時間45分~2時間

神戸周辺から天理ではなく「奈良市内」への交通手段については、上記の記事でご案内しています。

奈良市内から天理への交通手段

奈良市内から天理方面へは、JR・近鉄奈良駅周辺からの場合JR万葉まほろば線(桜井線)のご利用が便利ですが、路線バスや近鉄電車を使うルートもあります。また、大和西大寺駅など近鉄奈良駅を除く近鉄沿線からは近鉄電車のご利用が便利です。

なお、近鉄線はそれほど本数の不便はありませんが、JR線は所要時間が短いものの運転間隔が30~40分おきなのでその点はご注意ください。

◇JR奈良駅~天理駅間

運賃:210円 所要時間:約15分

◇近鉄奈良駅~天理駅間

電車運賃:410円 所要時間:約30分~
バス運賃:540円 所要時間:約35分~

◇近鉄大和西大寺駅~天理駅間

運賃:360円 所要時間:約20分

奈良駅周辺からのアクセスの詳細については以下の記事もご覧ください。

和歌山から天理への交通手段

和歌山方面から天理へは、乗り換え回数なども勘案すると、JR和歌山駅から天王寺駅までJR阪和線でアクセスし、そこからは大和路線(大和路快速・区間快速・快速)で奈良へ、奈良からは万葉まほろば線のご利用というルートが便利です。

なお、和歌山から天王寺までは特急くろしお号を利用すると所要時間が短縮できますが、特急料金が必要となります。

運賃:1880円(特急利用の場合、自由席特急料金990円・指定席特急料金1520円が追加) 所要時間:約2時間~2時間40分

和歌山市内から天理ではなく、「奈良市内」への交通手段については、上記の記事でご案内しています。

まとめ

以上、奈良「天理市」への交通アクセスについてまとめてきました。

地理的には単なる地方都市、「のどかな田舎」と言って差し支えない天理市ですが、交通アクセスに関しては、奈良市ほどではないにせよ一定の利便性は確保されており、不便とまでは言えない状況となっています。

なお、天理市街地へは近鉄線でも・JR線でも同じ「天理駅(天理総合駅)」へ行くだけですので、奈良市や橿原市のように中心となる駅が複数ある訳ではなく、わかりやすい環境です。

各エリアからの交通アクセスについてまとめなおすと、

・大阪梅田から=JR・近鉄どちらも使える
・なんばから=近鉄線が便利
・天王寺から=JR・近鉄どちらも使える
・京都=近鉄線が便利
・神戸=阪神・近鉄線経由が便利
・奈良市内=場所により異なる
・和歌山=JR線が便利

という結果となっており、場所によってJR線・近鉄線を使い分ける必要があります。最後は同じ天理駅にアクセスすると言っても、JR線の利用か、近鉄線経由かによってルートも料金も大きく異なってきますので、そのあたりは事前にしっかりとご確認頂いた上でアクセスすることをおすすめします。