JR万葉まほろば線(桜井線)は意外に便利!観光に便利な「使い方」を解説

このページでは、奈良県内の交通機関の内「近鉄電車」とは異なる交通手段として意外に便利にご利用頂ける「JR万葉まほろば線(桜井線)」について、その概要・便利な使い方について解説を行っていきます。

万葉まほろば線(桜井線)とは?

奈良盆地をぐるりを回るような路線です

奈良を走るJR線の「万葉まほろば線(桜井線)」。

この路線は、JR奈良駅から天理駅・桜井駅・橿原市の畝傍駅などを経由して「高田駅」までアクセスする路線です。高田駅にはJR奈良駅から大和路線を利用し、王寺駅から和歌山線経由で行くことも可能ですので、事実上万葉まほろば線(桜井線)・大和路線・和歌山線の線路をつなぐと奈良盆地一帯を「一周」できる「環状ルート」になっています。なお、奈良県の主要交通機関である近鉄線の場合は、南北や東西の移動には大変便利にご利用頂けるのですが、JR線のような環状ルートにはなっていません。

「観光」には使い方次第でとっても便利!

奈良といえば、「近鉄電車」が圧倒的な存在感を持っており、JR線など使ったこともない。使う必要もない。と思っている方も多いかもしれませんが、万葉まほろば線(桜井線)は、観光地を効率的に巡る上では、実はかなり便利な存在です。特に奈良駅からの場合、天理・桜井方面へのアクセスは、所要時間・運賃共に近鉄線利用よりも早く・安くなっており、決して使いにくい存在とは言えません。万葉まほろば線(桜井線)を使うのが「最短ルート」になるという区間は意外と多くなっています。

また、奈良市内では「ならまち」エリアなどの観光・散策を楽しんだ後に「京終駅」からダイレクトに天理・桜井方面へアクセスすることも可能です。京終駅は、「駅そのもの」が「観光拠点」として整備されていますので、カフェで軽い飲食や憩いのひとときをお過ごし頂くことも可能です。

また、2019年からは新型車両の投入によって、観光客の方にもより利用しやすい環境も整えられています。単なる田舎のローカル線ではなく、「観光路線」として十二分に活用して頂ける。それが、万葉まほろば線(桜井線)なのです。

運行本数・運賃など

本数は多くありません

観光に便利な万葉まほろば線(桜井線)。ただし、利用するにあたっては、時刻表の確認は必須です。

本数は、JR奈良駅~桜井駅間については約30分~40分間隔で運行されているために1時間に約2本程度。

ラッシュ時間帯に特に本数が多くなるわけではなく、朝夕の時間帯にはむしろ本数が少なくなることなどもあり、決して「待たずに乗れる」という訳ではありません。タイミングが悪ければ30分以上待つこともありますので、あらかじめ運行時刻を確認した上でスムーズにご利用頂くのが無難です。また、JR桜井駅~JR高田駅間については、昼間の時間帯は約1時間おきの運行と一層本数が少なくなっています。この区間は奈良~桜井間と比べると、あまり利用が多い区間ではないですが、畝傍駅をご利用の場合、また法隆寺方面などから桜井方面へアクセスする場合には利用する区間となりますので、運行時刻をしっかりご確認の上ご利用ください。

なお、線内の電車は快速電車などは運行されていないため全て「普通電車」となっています。

運賃面ではかなりお得な場合も

先述したように、万葉まほろば線(桜井線)の利用によって、とりわけ奈良駅方面からの運賃がかなりお得になる場合があります。

<例>

奈良~天理間

・JR奈良駅~JR天理駅:運賃210円・所要時間約15分

・近鉄奈良駅~近鉄天理駅:運賃400円・所要時間約35分

奈良~桜井間

・JR奈良駅~JR桜井駅:運賃320分・所要時間約30分

・近鉄奈良駅~近鉄桜井駅:運賃490円・所要時間約1時間

上記のように、奈良駅周辺~天理・桜井エリアへの移動には万葉まほろば線(桜井線)が圧倒的に運賃が安く、所要時間も短くなります。もっとも。奈良市内でもJR奈良駅・JR京終駅から離れた近鉄沿線(西の京エリア・大和西大寺駅周辺など)からの場合は、近鉄電車を利用するのが最も便利となっています。万葉まほろば線(桜井線)の利用がおすすめのエリアは奈良駅周辺(奈良公園・東大寺・ならまつ周辺など)です。

主要観光スポット・最寄り駅のご案内

山辺の道

「山辺の道」は、古代の奈良盆地を南北に貫いた官道の一つであり、現在は古代ロマンと穏やかな農村風景を味わって頂ける奈良有数の観光ハイキングコースとなっています。

山辺の道は奈良駅周辺~桜井駅周辺までの約20キロに渡り伸びているため、奈良駅から桜井駅までの万葉まほろば線(桜井線)各駅はいずれも山辺の道エリアへの「最寄り駅」となっています。

とりわけ「天理駅・長柄駅・柳本駅・巻向駅・三輪駅」はハイカーの利用が多い駅となっています。奈良方面からの場合、15~30分程度でアクセス可能ですので、気軽にハイキングを楽しんで頂けます。

大神神社

大神神社は、奈良を代表する神社として全国的にも名高い存在であり、「三輪山」がご神体であることでも知られます。

神社へはJR三輪駅から徒歩ですぐの場所となっており、奈良市内からは桜井線でアクセスする人が多くなっています。なお、詳細なアクセス情報については 関連記事 をご覧ください。

談山神社

談山神社は、桜井市の山間部「多武峰」と呼ばれるエリアに位置する「大化の改新」ゆかりともされる非常に歴史ある神社です。

神社へはJR万葉まほろば線(桜井線)桜井駅から桜井市コミュニティバスでアクセスします。奈良方面からの場合、近鉄線ではなくJR線の利用が運賃面でかなりお得となっています。

安倍文殊院

安倍文殊院は、桜井市内、駅からもそれほど遠くはない市街地の一角にある寺院であり、快慶作の国宝像などで知られています。

神社へはJR万葉まほろば線(桜井線)桜井駅から桜井市コミュニティバス、もしくは徒歩でアクセス可能となっています。奈良方面からはJR線の利用がおすすめです。

石上神宮

石上神宮は、天理市街地の東端部にある神社であり、日本最古級の神社として知られるほか、境内をニワトリが闊歩していることでも有名となっています。

神社はJR万葉まほろば線(桜井線)天理駅から徒歩15~20分程度の場所にあり、天理教施設の建築群などの見学・天理市内の散策と合わせて参拝して頂けます。

まとめ

以上、非常に大まかな情報ではありますがJR万葉まほろば線(桜井線)の概要、便利な使い方などについて解説してきました。奈良県内においては「近鉄電車」がメインの交通手段であることには違いありませんが、解説してきたように、JR万葉まほろば線(桜井線)についてもとりわけ奈良市内と天理・桜井方面を行き来する上で便利な交通手段となっています。

JR線を使い慣れていない場合は、利用を躊躇してしまうこともあるかもしれませんが、例えば奈良側であれば、観光エリアからの路線バスが全て発着する「JR奈良駅」まで行きさえすればご利用頂けますので、ぜひ利用して広い範囲の観光を楽しんでみてください。


関連記事:JR奈良駅~近鉄奈良駅間の距離・移動方法(バス・徒歩)のまとめ