奈良市内の「紅葉の名所・みどころ」一覧

観光お役立ち情報

大混雑することもなく、気軽に美しい風景を楽しめるのが「奈良の紅葉」。

この記事では、奈良市内で見られる「紅葉」について、その見ごろとなる時期や楽しみ方、また「紅葉の名所」を一覧形式でご紹介していきます。

奈良市内の紅葉スポットは、一部を除いて混雑が激しくなることもなく、落ち着いた雰囲気を楽しんで頂けるのが特徴です。

奈良の紅葉シーズンはいつ?

木々が赤や黄色に美しく輝く「紅葉」シーズン。

紅葉が見ごろとなる期間は、気候や標高、地方により大きく異なることで知られていますが、奈良のまちで美しい紅葉が見られる時期は、概ね10月下旬には一部の木々で色づきはじめる中で、最大の見頃が11月中旬から紅葉が遅い年であれば12月上旬ごろまでとなっています。

京都や大阪の市街地周辺と比較すると、やや寒い気候となっているため、ほんの少しだけ紅葉が早いことが特徴になっています。

なお、「紅葉」といっても、その木の種類により、色づく時期は微妙な違いを見せます。

例えば奈良公園内にかなり多く生えている「ナンキンハゼ」であればかなり早く色づきはじめ、10月下旬~11月上旬ごろが見ごろ、また紅葉の主役とも言える「イチョウ」「モミジ」11月中旬~12月上旬ころが見ごろとなっています。

なお、奈良市内でも、正暦寺や円成寺など標高の高いスポットである場合や11月が寒い気候となった場合、12月まで紅葉の見ごろが続かないこともありますので、やはり紅葉のシーズンは「11月中旬~下旬ころ」に狙いを定めて頂くのがよいかと思われます。

また、10月下旬ごろの青々とした木々と一部色づき始めた紅葉の織りなす風景も大変美しいですので、少し早めに訪れて頂いてもがっかりすることはないでしょう。


関連記事:【カメラ日和】奈良の「天気・気候」の特徴ってどうなってるの?【春夏秋冬】

紅葉狩りは混雑する?

奈良の紅葉を楽しみたくても、気になるのは「紅葉狩り」に訪れる観光客による混雑。

結論から言うと、奈良市内の多くの紅葉の名所、みどころは「京都のお寺」等と比べれば、余り混雑することはありません。

京都の場合、「お寺」の境内がすなわち「紅葉の名所」になっている場合が多く、奈良県内でも「談山神社」や「室生寺」はそのようなスポットになっていますが、奈良市内はそのような場所は「正暦寺」などを除きむしろ少数なのです。

後ほど名所一覧でご紹介するように、一部は混雑しやすくなるスポットもありますが、とりわけ奈良公園内などは、そもそも広々としている訳ですので、一つのエリアだけが人でごった返すようなことはまずありえないのです。

多くの名所で、気軽にくつろいで、写真撮影などを楽しんで頂ける。奈良の紅葉の「醍醐味」はその「ゆとり」にあると言っても過言ではありません。


関連記事:【必見】「奈良観光」で混雑するシーズン一覧・対策法のまとめ

奈良市内の「紅葉の名所」一覧 <奈良公園周辺>

大仏池・東大寺講堂跡周辺

奈良公園周辺で最も紅葉が美しい場所の一つに挙げられるのは、大仏殿の裏側に広がる「大仏池」及び「東大寺講堂跡」周辺エリア

このエリアでは特に「イチョウ」が美しく、紅葉シーズンにはイチョウのじゅうたんに鹿が寝転ぶような微笑ましい風景もしばしばみられる「写真撮影スポット」となっていますが、少し離れているだけであるにも関わらず、観光拠点である「大仏殿」周辺とは比べものにならないほど人通りが少ないことでも知られており、いつ来ても静かに紅葉を楽しんで頂けるエリアになっています。

大仏池・東大寺講堂跡エリアについては、以下の記事でも解説しています。

【大仏池】大仏殿を背景にした紅葉・新緑が特に美しい「東大寺境内の絶景スポット」
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【東大寺講堂跡】大仏殿の裏手にある自然あふれる静かな「遺跡」
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アクセス

・JR奈良駅西口、近鉄奈良駅バス乗り場から奈良交通バス「青山住宅」・「州見台八丁目」行き乗車、「今小路」下車、東に徒歩5分、周辺一帯

水谷茶屋周辺

近鉄電車の観光キャンペーンのポスターなどでも用いられ、奈良市を代表する「紅葉」の名所として知られるのは若草山麓にも近い「水谷茶屋」周辺

茅葺きの大変趣のある「茶屋」の周りにはたくさんのモミジが見られ、屋根や地面に降り積もったモミジの葉が織りなす風景は、まさにこれぞ「日本の紅葉」と言えるような風景が広がっています。

また周辺はかなりうっそうとした森になっているため、昼間でも少し薄暗いこともあるほどですが、その薄暗さが紅葉の魅力を一層引き立てるような独特の風情を漂わせています。

水谷茶屋一帯の風景については、以下の記事で詳しく解説しています。

【水谷茶屋】紅葉や新緑が美しい奈良公園を代表する写真撮影スポット
観光のご案内 奈良公園の「奥地」にある「茶屋」 水谷茶屋(みずやちゃや)は奈良公園内の東部、春日山原始林にほぼ隣接するようなやや奥まった位置にあり、春日大社や若草山麓にほど近い小川の流れる谷筋に位置する観光客向けの「茶屋」です。茶屋は現...

アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」・「奈良佐保短期大学」行き乗車、「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、東に徒歩8分、または「春日大社本殿」行き乗車、終点「春日大社本殿」下車、北東に徒歩3分

・(※運行日のみ)大仏殿前駐車場バス停(駅からはぐるっとバス大宮通り・奈良公園ルートなどを利用)から「ぐるっとバス若草山麓ルート」乗車、「若草山麓」下車、南に徒歩3分

鏡池

奈良で最も有名な観光スポットである「東大寺大仏殿」を背景に「紅葉」を楽しんで頂けるエリアとして挙げられるのは、東大寺大仏殿の南に広がる「鏡池」

大仏池周辺などと比べると紅葉のスケールはそれほどでもないのですが、大仏殿とモミジを一枚の写真におさめると大変風情ある写真が撮影できることもあり、大勢の観光客がカメラを構えるスポットになっています。

【鏡池(東大寺)】水面に映る「大仏殿」をご覧いただける美しい水辺
観光のご案内 大仏殿の目の前にある比較的大きな池 「鏡池」は、奈良を象徴する観光スポットである巨大寺院「東大寺」の境内地の中心部といってもよい、大仏殿と隣接する最も観光客が多く行き交うエリアに位置する水辺です。池には奈良県の天然記念物と...

アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」行き乗車、「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、北に徒歩6分、もしくは「春日大社本殿」行き乗車、「東大寺大仏殿」下車、北に徒歩5分

東大寺東塔跡

「大仏池」周辺に並ぶ「イチョウ」の名所として挙げられるのは、大仏殿の東側にある「東大寺東塔跡」

こちらには奈良公園内最大といってもよい大きさの、大変立派なイチョウの木が生えており、紅葉シーズンにはややわかりにくい位置にあるにも関わらず、大仏殿や二月堂から近いこともあり、比較的大勢の観光客でにぎわいを見せることになります。

【東大寺東塔院跡】イチョウが美しい空間にはかつて巨大な「七重塔」があった
観光のご案内 かつての巨大な七重塔の雰囲気を感じる 東大寺東塔院跡は、東大寺境内の大仏殿の南東側、二月堂や三月堂のある上院エリアの南西側にあたる場所にある芝生が広がる空間(遺跡)です。現在は基壇周辺の盛り土のみがその面影を伝える存在とな...

アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」行き乗車、「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、北に徒歩8分、もしくは「春日大社本殿」行き乗車、「東大寺大仏殿」下車、北に徒歩8分

奈良春日野国際フォーラム甍内日本庭園

立派な空間ながら、知名度がかなり低い「紅葉の名所」として挙げられるのは、東大寺・春日大社、若草山いずれのエリアからのアクセスも大変便利な位置にある「奈良春日野国際フォーラム甍(旧奈良県新公会堂)」内部にある日本庭園

こちらは施設で行事、会議が行われる際には立ち入ることができなくなる場合もありますが、通常時は美しく整備された庭園の中でたくさんのモミジが赤々と輝く風景を楽しんで頂けるようになっています。

【奈良春日野国際フォーラム甍内日本庭園】季節ごとの風景を静かに味わえる奈良公園内の隠れた名所
観光のご案内 一見入れなさそうな会議場敷地内にある立派な日本庭園 奈良春日野国際フォーラム甍(ならかすがのこくさいふぉーらむいらか・奈良県新公会堂)は、東大寺境内や若草山登山口からもほど近い「春日野園地・浮雲園地」の東側に位置し、日本最...

アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」行き乗車、「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、北東に徒歩5分、または「春日大社本殿」行き乗車、「奈良春日野国際フォーラム甍前」下車、北に徒歩3分

吉城園

自然に任せた「奈良公園」内の紅葉とは異なり、しっかりと手入れされた「庭園」の「紅葉」を味わうことができる奈良市内では貴重な空間の一つと言えば「吉城園」

「依水園」とも隣接する敷地には、美しい茅葺きの茶室の周辺に圧倒的な美しさのモミジがたくさん生えており、日本の美意識を感じさせる優雅な風景が広がっています。

なお、入園料は250円と、隣の「依水園」と比べるとかなり入りやすい料金になっています。

【吉城園】「依水園」の隣にあるもうひとつの美しい庭園
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アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」乗車、「県庁東」下車、北東に徒歩3分
・近鉄奈良駅から東に徒歩12分

依水園

「吉城園」と隣接する位置にある別の庭園である「依水園」でも園内では美しいモミジをご覧いただけます。

依水園からは美しいモミジの背景に東大寺南大門、若草山、春日山を望む奈良を象徴するような風景を味わうことも可能となっており、900円という比較的高い入園料を払ってでも入る価値は十分にある風景となっています。

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アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」乗車、「県庁東」下車、北東に徒歩3分
・近鉄奈良駅から東に徒歩12分

鷺池(浮見堂)周辺

浮見堂・鷺池

水辺に輝く「モミジ」を味わって頂ける貴重な空間としては、奈良公園を代表する観光名所「浮見堂」が浮かぶ「鷺池」周辺が挙げられます。

浮見堂の周りをモミジが取り囲む風景は、とりわけ「早朝」・「朝焼け」の時の風景が実に美しいことで知られており、朝早い時間帯からアマチュアカメラマンが浮見堂に待機してシャッターチャンスを待ち構えるようなこともしばしばあるほどです。

また、鷺池では貸しボートが営業しており、カップルや家族連れの方が美しい紅葉に囲まれた池の上でボート遊びをする風景も見られます。

【浮見堂・鷺池】「季節ごとの風景」がいつ来ても美しい憩いの水辺
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アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」」行き乗車、「春日大社表参道」下車、南西に徒歩3分
・近鉄奈良駅から東に徒歩20分

瑜伽神社

モミジに覆われた瑜伽神社の境内

余り知名度は高くありませんが、奈良市内で「紅葉」の密度が一番高いスポットとして挙げられる場所に、奈良ホテルの隣の小さな山の上にある「瑜伽神社(ゆかじんじゃ)」があります。

奈良公園とならまちエリアの境界に位置する神社は、石段を登った高台の部分に驚くほどにモミジが密集しており、特に夕方などには少し薄暗い境内に光が差し込み、モミジの葉が赤々と照らされる姿は幻想的な雰囲気を感じさせるほどであり、「奈良マニア」の方以外にも、もっと知られてもよい紅葉スポットとなっています。

瑜伽神社の風景については、以下の記事で詳しく解説しています。

【瑜伽神社】圧倒的な紅葉に包まれる神社では「飛鳥京」の神様をお祀りする
観光のご案内 ならまちと奈良公園の間にある高台に鎮座する神社 瑜伽神社(ゆうがじんじゃ)は、、奈良町天神社からほど近いならまちエリアと奈良公園エリアの境界部、中世には城郭が存在したとされる「瑜伽山(西方院山)」に位置する神社です。場所は...

アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「天理駅」・「下山」・「窪之庄」行き乗車、「奈良ホテル」下車、東に徒歩2分
・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「藤原台」・「山村町」・「鹿野園町」行き乗車、「破石町」下車、西に徒歩8分
・近鉄奈良駅から南東に徒歩15分

地獄谷新池

通常の「観光」ルートではなく「ハイキング」を楽しむ装備が必要になるエリアですが、奈良市街地から「柳生」エリアへ向けて伸びる「滝坂の道」沿いにある「地獄谷新池」と呼ばれる奇怪な名前の池の周りには、11月中旬ころになると様々な木々が美しい紅葉を見せ、奈良公園一帯とはまた異なる風情を感じて頂ける風景が広がっています。

なお、標高が高いため紅葉は早く、12月になると落葉してしまいますので少しばかり注意が必要です。

【地獄谷新池】新緑や紅葉が実に美しい春日奥山エリアでは唯一の大きな水辺
観光のご案内 滝坂の道沿いを流れる渓流の終点に設けられた立派な「ため池」 地獄谷新池(じごくだにしんいけ)は、奈良市街地から春日山・高円山の間を流れる渓流(能登川)を伝って伸びていく「滝坂の道(柳生街道)」沿いにある池です。 渓流...

アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「藤原台」・「山村町」・「鹿野園町」行き乗車、「破石町」下車、東に約60分

奈良市内の「紅葉の名所」一覧 <その他エリア>

平城宮跡

奈良を代表する観光地である「平城宮跡」。こちらは秋はどちらかと言うと「ススキ」の美しさで有名ですが、「紅葉」に関しても、密集した「紅葉」を味わえる訳ではありませんが、点在した木々と「大極殿」・「朱雀門」が織りなす大変美しい風景が広がります。

広々としたススキの草原に、アクセントのように所々広がる紅葉は、むしろ青々とした空の色と合わせて眺めると引き立って見えることもあり、写真撮影には適した環境となっています。

とりわけ平城宮跡の南東端にある「東院庭園」の園内では、奈良時代の復元建築と同じ色合いの美しいモミジがあちこちで見られます。

観光のご案内「平城宮跡」(基本情報・平城宮跡関連各ページ一覧)
平城宮跡とは?概要平城宮跡(へいじょうきゅうせき)は、奈良時代に「日本の首都」として設けられていた「平城京」のうち、宮殿などがあった「大内裏」の部分の遺跡であり、古都奈良の観光地として東大寺・興福寺・春日大社などに匹敵する...
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アクセス

・JR奈良駅西口、近鉄奈良駅から奈良交通バス「西大寺駅」行き乗車、「平城宮跡」・「佐紀町」下車、南側周辺一帯
・近鉄奈良駅、JR奈良駅西口から奈良交通バス「学園前駅(南)※奈良市庁前」行き乗車、「朱雀門ひろば前」下車、北にすぐ
・近鉄奈良駅から「ぐるっとバス大宮通りルート」乗車、「朱雀門ひろば」バス停下車、北にすぐ

正暦寺

「紅葉のお寺」と言えるような寺院が少ない奈良市内では貴重な「紅葉」に特化したようなお寺として知られているのが、奈良市街地から南東に5キロほど離れた山間部にある「正暦寺(しょうりゃくじ)」

3000本以上のモミジが咲き誇る境内は「錦の里」と呼ばれるほどであり、お寺の中からモミジが美しいお庭の風景を眺めるというなんとも贅沢なひとときをを過ごして頂けます。

なお、混雑は一定程度は見られ、通常時は交通アクセスが大変不便なエリアにこの時期のみ臨時バスが運行されるほどの人出となるため、静かな風情を感じて頂けるかどうかはスケジュールや天候次第となっています。(拝観料500円)

【正暦寺】奈良市内随一の「紅葉の名所」かつ「日本清酒発祥之地」としても有名なお寺
観光のご案内歴史・概要正暦寺(しょうりゃくじ)は、奈良市南部の山すそに伸びる「山辺の道」界隈から更に山沿いへと進んだ位置にあるお寺であり、山号は「菩提山」、院号は「龍華寿院」とも呼ばれます。「菩提山(ぼだいせん)」という名前は、かつて奈...

アクセス

・紅葉シーズンの一部の日のみおJR奈良駅、近鉄奈良駅から正暦寺行き直通バスが運行
・臨時バスが運行されていない場合はタクシーの利用が無難となっています。

円成寺

「正暦寺」にひけをとらない「紅葉のお寺」として有名なもう一つのお寺として挙げられるのは、「柳生の里」に行く途中にあり、隠れ寺のような風情を漂わせる「円成寺(えんじょうじ)」

このお寺は境内に水辺をそなえた大変立派な庭園が広がっていることが特徴であり、その庭全体が美しい紅葉に包まれる風景を味わって頂けるようになっています。

なお、山間部のため紅葉の始まり、終わりは少し早くなっており、12月には落葉している可能性が高いですので、スケジュールには少しだけご注意ください。(拝観料400円)

【円成寺】目を見張る美しさの庭園と華麗な仏像で知られる奈良の「隠れ寺」
観光のご案内歴史・概要円成寺(圓成寺・えんじょうじ)は、奈良市東部山間部、「柳生街道」沿いにある真言宗御室派のお寺です。お寺は「庭園」の美しさや数々の貴重な仏像でも知られる空間として知名度は高く、交通アクセスはかなり不便な場所にありなが...

アクセス

・JR奈良駅西口、近鉄奈良駅から奈良交通バス「柳生」・「邑地中村」・「石打」行き乗車、「忍辱山」下車、南西にすぐ

霊山寺

観光スポットの少ない奈良市西部エリアにおいて、貴重な「紅葉」を楽しんで頂けるお寺と言えば「バラ」でも有名な「霊山寺(りょうせんじ)」

こちらは圧倒的な紅葉の名所と言うようなス密度ではありませんが、境内が広くなっているため、森が広がる境内全体に渡って美しい紅葉を楽しんで頂けるようになっています。(拝観料500円・バラシーズンは600円)

【霊山寺】「バラ園」で有名なお寺は奈良時代からの歴史を受け継ぐ広大な境内を持つ
観光のご案内 概要 霊山寺(りょうせんじ)は、奈良市の西端部にあたる「富雄」エリアの南側、郊外の住宅地やのどかな里山に囲まれた空間に広大な境内地を持つお寺です。 奈良時代からの歴史を持つお寺は一般には春と秋に咲き誇る「バラ園」でよ...

アクセス

・近鉄富雄駅から奈良交通バス「若草台」行き乗車、「霊山寺」下車、南にすぐ

滝坂の道

「柳生」エリアへ向かって伸びるハイキングルートである「滝坂の道」

こちらは本格的な山間部を通過する道であるため、軽装の観光客の方にはおすすめできませんが、「石畳」の道に降り積もった紅葉を踏みしめながら静かに歩いて頂けるという風情ある空間になっています。

【滝坂の道】柳生の里へと進む石畳の道沿いには貴重な石仏が多数見られる
観光のご案内 沢筋を歩く自然あふれるハイキングコース 「滝坂の道(たきさかのみち)」は、奈良のまちから剣豪の里として知られる柳生エリアへと伸びる「柳生街道」の一部(奈良市街地寄り)、春日山と高円山の間の沢筋に伸びる道の名称です。 ...

アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「藤原台」・「山村町」・「鹿野園町」行き乗車、「破石町」下車、東に約20分、周辺一帯

佐保川の桜並木

春は関西でも有数の規模を誇る圧倒的な桜の名所として知られている「佐保川」沿いの桜並木

こちらは秋になると、桜の葉が一斉に赤く染まる「紅葉」の名所としても知られています。もちろん「桜の紅葉」ですので、モミジほどの圧巻の風景という訳にはいきませんが、桜並木のスケールもあいまって、なかなかの見ごたえある風景を生み出しています。

並木道の長さは5キロほどに渡り、ウォーキングコースとしても優れた場所になっています。

【佐保川の桜並木】総延長は5キロ以上に及ぶ奈良市最大の「桜の名所」
観光のご案内※2020年春の「桜」については、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、外出の必要性の検討も含め、国や自治体が発表する情報に随時ご留意ください。奈良公園の桜を上回る規模の圧倒的な桜並木奈良市を代表...

アクセス

・近鉄新大宮駅から北に徒歩5分、または西に徒歩8分、周辺一帯(桜並木の北側エリア)

月ヶ瀬湖一帯

日本有数の「梅の名所」として知られる月ヶ瀬エリア

その月ヶ瀬エリアを象徴づける存在である巨大なダム湖「月ヶ瀬湖」沿いは、秋になると様々な色合いの紅葉が広がり、ドライブルートなどにはもってこいのエリアとなっています。

市街地からは20キロほど離れた場所ですので、少し行きにくいエリアではありますが、マイカーをご利用の方はダイナミックな風景を味わいに訪れてみて損はありません。

アクセス

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バス「石打」行き乗車、もしくは伊賀鉄道線上野市駅から三重交通バス「桃香野口」行き乗車、「太郎橋」下車、周辺一帯

菖蒲上池

紅葉が美しい菖蒲池のほとり

紅葉スポットとして扱われている事例を見たことはありませんが、かつて「近鉄あやめ池遊園地」が存在した「菖蒲上池」の水辺は、11月中旬ころになると様々な木々が赤や黄色に染まり、大変美しい「紅葉」の風景を見せてくれます。

菖蒲上池は、地域住民のオアシス的存在であり、「紅葉スポット」としてあえて行くようなスポットではないかもしれませんが、学園前・西大寺エリアなど周辺にお住いの方でご存じでない方は一度散策に訪れてみてもよいかもしれません。

【菖蒲池(菖蒲上池)】季節折々の風景が美しい駅前すぐの「遊園地跡」
観光のご案内 駅前にある巨大な池は15年ほど前までの「夢の跡」 菖蒲池(あやめいけ・菖蒲上池)は、近鉄菖蒲池駅の北側すぐに位置する大規模な池です。周囲には高級住宅街が広がる池の周りには遊歩道が整備され、ウォーキングをする住民の姿が日中は...

アクセス

・近鉄菖蒲池駅下車、北にすぐ

まとめ

以上、奈良の紅葉の特徴と「紅葉の名所」の一覧をまとめてきました。

奈良市内に限って言うと、「正暦寺」などを除いて、京都市内のお寺や談山神社、室生寺のような境内にきらびやかに圧倒的に広がるような紅葉というよりは、公園などの一帯に自然に美しい彩りを見せる紅葉が多い傾向となっているため、一部のスポットのみが極端な混雑に見舞われるようなことはほとんどありません。

とりわけ奈良公園内の紅葉スポットなどは、ここでご紹介した場所以外にも、半ば「無数」にあると言ってもよいくらい豊富にあり、「誰も知らない」自分だけの紅葉スポットを見つけて、そこで静かな風情を味わってみるのも面白いかもしれません。

皆さんもぜひ、奈良のまちで味わい深い紅葉を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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