【電車・高速バス】名古屋から奈良への交通アクセス徹底比較【観光・ビジネス】

意外と近い「名古屋」と「奈良」。そのアクセスはどうすればよいの?

東京と大阪の中間点として近年は成長著しいまち「名古屋」。そんな名古屋のまちは美しい名古屋城のみならず、「味噌カツ」「モーニング」などで有名な「なごやめし」といったユニークなグルメや様々な工場見学といった「産業観光」で有名なまちでもあり、関西や関東をはじめ、外国人の観光客も少しづつ増加傾向にあります。

そんな名古屋のまちですが、距離的にはどちらかと言えば東京よりも大阪などの近畿地方に近くなっており、古都・奈良との距離は約110キロほどしか離れておらず、奈良から兵庫県の「姫路」などに行く距離と大差ないくらい、その印象と比べると、奈良と比較的「近い」まちになっています。

今回は、そんな「名古屋」から「奈良」へのアクセス手段について、電車や高速バスを利用したルートなど、それぞれのアクセス手段について比較しながらご紹介して参ります。

ひとまず新幹線で京都まで行く

名古屋と奈良を結ぶルートの中で、圧倒的に所要時間が早いのは、やはり日本の大動脈である「東海道新幹線」を利用するルートです。

この場合、名古屋から東海道新幹線を利用して「京都駅」までアクセスし、京都駅からは近鉄電車の特急もしくは急行、またはJR奈良線の「みやこ路快速」「快速」「区間快速」を利用して奈良にアクセスすることになります。

このルートの場合、特に京都から近鉄特急も利用するような場合、1時間30分程度で名古屋から奈良に移動することが可能となっており、非常にスムーズにアクセスできるルートとなっています。

但し、「新幹線」に乗る以上、運賃・料金はあらゆるルートの中で一番高いものとなり、移動時間の短さに対する割高感は相当なものとなっています。

節約志向でないならば、このルート一択。といった感じでしょうか。

■名古屋駅―(新幹線のぞみ号)―京都駅・近鉄京都駅―(近鉄特急・近鉄急行)―近鉄奈良駅

◇特急利用:所要時間約1時間30分・運賃6930円
◇急行利用:所要時間約1時間45分・運賃6420円

■名古屋駅―(新幹線のぞみ号)―京都駅―(JR奈良線・みやこ路快速・快速・区間快速)―JR奈良駅

◇所要時間約1時間30分~50分・運賃6560円

直通の高速バスを利用する

さて、10年前ほどにできた新しいルートであり、また最も利便性・運賃が高いルートの一つでもあるルートとしては、奈良交通バスと名鉄バスが共同で運行している高速バス「奈良―名古屋線」を利用するルートというものがあります。

このバスの良いところは、なんといっても「直通」アクセス

電車の場合、名古屋と奈良を結ぶアクセスルートは、必ずどこかで乗り換えをする必要が出てきてしまいますが、このバスはなんと乗り換え要らずで座ったまま名古屋駅から奈良駅までにアクセスすることが出来るのです。

そして運賃比較的安い

なんといってもJRや近鉄の普通の運賃を少し上回るだけで利用できてしまいます。JRや近鉄の場合、普通の運賃プラスで基本的には新幹線や特急を利用する「特別料金」を追加で払うことになりますから、基本的には高速バスの運賃が一番安い水準になるのです。

ただし、少しだけ不便な点はその「本数」

高速バス一般に言えることですが、新幹線と近鉄を乗り継いでアクセスする場合のように、半ば「時刻表要らず」でアクセスできるわけではありません。

名古屋から奈良への便、また奈良から名古屋の便はいずれも1日5本ずつしか運行されていませんので、自分の観光スケジュールを、バスの時間に合わせて頂くといった形になるでしょう。

また、時間的には近鉄特急を乗り継いでいくルートと大差ありませんが、大型連休などを中心に大規模な渋滞に巻き込まれる恐れが高く、その場合所要時間が大幅に伸びる可能性もありますので注意が必要です。

ちなみに、バスを利用する際は乗車までに事前に乗車券を予約・購入して頂く必要があります。

名古屋からの場合インターネットでの販売のみならず、「名鉄バスセンター」など、乗り場でも販売されています。また奈良からの場合も、近鉄・JR奈良駅バス案内所など現地で購入することが可能です。

■名鉄バスセンター(名古屋駅周辺)―近鉄奈良駅・JR奈良駅

◇所要時間約2時間30分~2時間50分・運賃2550円

近鉄特急を乗り継ぎ奈良へアクセスする

さて、名古屋と奈良を結ぶルートの中で、多くの奈良県民に親しみのあるルートの一つとしては「近鉄電車」だけを乗り継いでいくルートもあります。

近鉄名古屋駅からの場合、少なくとも「大和八木駅」「大和西大寺駅」の2つの駅で乗り換えて頂く必要があり、ルートとしては南に遠回りするルートとなっていますが、京都駅から新幹線を利用するルートと比べると、運賃は低く抑えられています。

但し、本数を気にしない場合は、奈良交通などの高速バスを利用するルートの方が運賃がかなり安く、また渋滞がない場合の所要時間も変わりないため、近年は高速バスの利用が伸びている状況もあるようです。

このルートの場合、基本的には「近鉄特急」を乗り継いでいくことになりますので、近鉄名古屋駅の窓口などで特急券を事前に購入して頂く必要があります。

但し、時間帯によっては、乗り継げる特急が少なく、「大和八木駅」などからは「急行」などを利用するケースもあるかもしれません。

■近鉄名古屋駅―(近鉄特急)―大和八木駅―(近鉄特急・急行など)―大和西大寺駅―近鉄奈良駅

◇所要時間約2時間20分~2時間50分・運賃3860円

JRの在来線だけで移動する

さて、これまでは比較的早くて安いルートを中心にまとめて参りましたが、最後に季節販売の「青春18きっぷ」などをお持ちの方のために、JRの「在来線」だけでアクセスするルートについても見ておきましょう。

在来線を利用する場合、昔から名古屋と奈良を結ぶルートとして使われてきた「関西本線」を利用するルートと、本数が多い「東海道本線」を乗り継ぎ京都まで行く形を取るルートの2種類があります。

「関西本線」利用の場合、まずは基本的にJR東海の「名古屋駅」から「亀山駅」行きの「快速」などに乗車して頂くことになります。

「亀山駅」に到着すると会社はJR西日本に変わり、そこからは「加茂駅」行きの1両編成もしくは2両編成のミニカーのようなディーゼルカーに乗り換えて頂きます。

ディーゼルカーに乗ってローカル線の旅を1時間以上に渡り楽しんだら、「加茂駅」からは「大阪駅」方面行きの「大和路快速」「区間快速」に乗り換えて頂ければ15分少々で「奈良駅」に到着します。

また「東海道本線」を利用する場合、まずは「名古屋駅」から「新快速」「快速」電車などを利用して「米原駅」までアクセスして頂きます(途中「大垣駅」で乗換が必要になる場合も多いです)。

「米原駅」からは一気に関西の雰囲気に変わり、「姫路」「網干」「播州赤穂」行きなどの「新快速」に乗り換えて頂いて、すいすいと進んでいくと「京都駅」に到着します。

「京都駅」からはJR奈良線の「みやこ路快速」「快速」「区間快速」などに乗り換えて頂ければ、終点が「奈良駅」となっています。

基本的にはこのようなルートは「青春18きっぷ」の利用を想定していますが、もし実際に普通のきっぷを購入して移動される場合は、「関西本線」経由の方が運賃は安くなっていますので、そちらを利用して頂いたほうがよいでしょう。

■名古屋駅―(関西本線快速など)―亀山駅―加茂駅―(大和路線大和路快速・区間快速)―奈良駅

◇所要時間約2時間40分~3時間20分・運賃2270円

■名古屋駅―(東海道線新快速・快速など)―米原駅―(琵琶湖線新快速)―京都駅―(JR奈良線みやこ路快速・快速・区間快速)―奈良駅

◇所要時間約3時間30分~4時間・運賃3350円

まとめ

以上、意外と近い「名古屋」から「奈良」への交通アクセスについてまとめてきました。

今まで見てきたようにアクセス手段は比較的充実しており、電車であれ、高速バスであれ、いずれのルートもそれぞれに使うメリットがあり、時間を短くする。といったニーズやとにかく安く。といったようなニーズに合わせ、適宜使い分けて頂ける状況となっています。

但し、その中でも強いておすすめを挙げるならば、やはり本数の少なさや渋滞といった問題はあるとは言え、「高速バス」の利便性や相対的な「安さ」は抜きんでた存在と言えるかもしれません。

なんといっても乗り換え要らずで直通できる。その強みはその他のルートには見られない特徴であり、近年利用が増えていると言われるのもうなずけるわけです。

そうは言っても時間的には新幹線経由が圧倒的ですし、渋滞が怖ければ近鉄電車を乗り継ぐルートを使うことも全くおかしくありません。

皆さんもそれぞれの旅行計画などによって、使いやすいルートを見つけてスムーズにアクセスして、奈良旅行・奈良観光を楽しんでみてくださいね。