JR・近鉄奈良駅から各観光スポットまでのアクセスまとめ(東大寺・春日大社など)

JR・近鉄奈良駅からスムーズに観光するにはどうすればよい?

日本を代表する観光都市である古都「奈良」。そんな奈良のまちの玄関口となっているのは「JR奈良駅」と「近鉄奈良駅」

それぞれの駅は奈良市街地の中心エリアに位置しますが、駅を降りてみても、正直それほど「古都」らしい風景が広がっているわけではなく、一般のビルやホテルが立ち並んでいる状況ですので、「観光」しようと思ってもどちらへ行くのかピンと来ないこともあるかもしれません。

しかし、奈良の有名観光地は駅の周辺に実際はいくつもあって、それぞれの観光スポットへは徒歩やバスを利用してアクセスしていくことになります。

今回はそのような奈良駅から主要な観光スポットへのアクセスについて、ルートや時間をまとめてみました。

奈良公園周辺エリアへのアクセス

興福寺

「五重塔」や「阿修羅像」で有名な「興福寺」。現在は「中金堂」の再建にも取り組むなどお寺の外観も大きく変わりつつあります。

そんな興福寺は近鉄奈良駅の真横と言ってもよいほど近くにあり、近鉄線利用の場合は近鉄奈良駅の東側の2番出口から奈良公園方面へ歩いて頂き、途中県庁のそばから石の敷かれた道を南に進んで頂ければすぐに到着です。

またJR奈良駅からは「三条通り」沿いに徒歩で進んで頂いても、「県庁前」バス停までバスでアクセスして頂いてもどちらでもスムーズにアクセス可能です。

◇JR奈良駅から

・東口より「市内循環外回り」「山村町」「藤原台」「春日大社本殿」「天理駅」「下山」「窪之庄」「県庁前」行き乗車約6分(運賃210円)、「県庁前」下車、南に徒歩2分

・東に徒歩約15分(三条通りを東に進み、途中猿沢池周辺で石段を北に登ります。)

◇近鉄奈良駅から

・東に徒歩約5分(大勢の観光客とともに奈良公園方面へ坂を登り、途中県庁の近くで表示に従い石の敷かれた道を南に進みます。)

東大寺大仏殿

奈良で最も有名な観光スポットである東大寺大仏殿。近年は年間を通して平日でも観光客でごった返すなど、京都の観光スポットと同様に賑わいを見せています。

大仏殿は興福寺等と比べると奈良駅周辺からやや離れており、アクセスにはバスの利用が便利です。バスの本数は大変多く、近年では乗客が多い場合、時刻表に載っていない臨時便が次々と運行されているほどです。

もちろん、近鉄奈良駅からの場合は比較的近いですので、観光の風情を味わいながら徒歩でアクセスすることも可能です。最近では奈良県により歩道が拡幅されたりするなど、歩いて巡るルートの整備も充実しており、途中では露店が出ていることもあるほか、鹿せんべいなども販売されています。

◇バスを利用の場合

・JR奈良駅東口、近鉄奈良駅より「市内循環外回り」「山村町」「藤原台」「春日大社本殿」行き乗車約5分(運賃210円)、「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、北に徒歩7分

◇徒歩の場合

・近鉄奈良駅から北東に徒歩約20分(奈良公園方面へ「バス通り」沿いをひたすら東に進み、大仏殿前交差点からは北に進みます)

※JR奈良駅からはバスの利用をおすすめします

東大寺二月堂

東大寺二月堂は、大仏殿や春日大社と言った主要なスポットからはやや離れた位置にあり、観光客は多いものの、比較的落ち着いた風情を感じることが出来るスポットです。

二月堂は基本的に遠いため、バスで最寄りバス停まで行った後、徒歩でアクセスするルートが便利です。

ちなみに土日祝日を中心に運行される「ぐるっとバス」利用の場合比較的近くまでバスでアクセス可能ですが、「ぐるっとバス」が運行されていない時期の場合、バス停からのアクセスが比較的長くなります。しかし途中は東大寺境内の趣ある風景が続く石畳の参道となっていますので、散策気分で楽しみながらアクセスできます。また、市内循環バス等の利用ではなく、「きたまち」側の「今小路」バス停からアクセスする場合、「裏参道」と呼ばれる絵葉書の題材にもなるような美しい風景に囲まれながらアクセスすることも可能です。

◇大仏殿方面からの一般的アクセス

・JR奈良駅東口、近鉄奈良駅から「市内循環外回り」「山村町」「藤原台」「春日大社本殿」行き乗車約5~10分(運賃210円)、「東大寺大仏殿・春日大社前(春日大社行きは「東大寺大仏殿」バス停)」下車、北東に徒歩約15分

「裏参道」ルートからのアクセス

・JR奈良駅西口、近鉄奈良駅から「青山住宅」「州見台八丁目」行き乗車約5~10分(運賃210円)、「今小路」下車、東に徒歩約15分

◇不定期運行の「ぐるっとバス」利用の場合

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス奈良公園ルート」乗車約12~20分(運賃100円)、「手向山八幡宮・二月堂前」下車、北に徒歩約5分

春日大社

春日大社は、神域としての「春日山」の麓にある奈良市内最大かつ日本でも有数の規模を誇る神社であり、春には一面に咲き誇る「藤」でも大変有名な神社です。

アクセスルートは基本的にはバスが便利であり、土日祝日を中心に「ぐるっとバス」が直通するほか、平日には「春日大社本殿」行きのバスが運行されています。

◇一般路線バス利用の場合

・近鉄奈良駅、JR奈良駅東口から「春日大社本殿」行き乗車約15分(運賃210円)、終点「春日大社本殿」下車(周辺一帯が境内地)

◇ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)利用の場合

・JR奈良駅西口、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス奈良公園ルート」乗車約20~30分(運賃100円)、「春日大社」下車(周辺一帯が境内地)

若草山

奈良のあちこちから見える「はげ山」であり、「山焼き」で有名な若草山。登山装備がなくても気軽に登ることが出来る山は、奈良盆地への大パノラマが広がることでも知られています。

そんな若草山へのアクセスですが、現在は若草山頂へ向かうバスは季節運行の「夜景観賞バス」を除きありません。そのため基本的には「登山口」に近いバス停まで行く形となりますが、不定期運行の「ぐるっとバス」の場合、「登山口」近くまで行くほか、「春日大社本殿」バス停からも比較的登山口へ近くなっており、これらのバスを利用してアクセスすることになります。

◇一般路線バス利用の場合

・近鉄奈良駅、JR奈良駅東口から「春日大社本殿」行き乗車約15分(運賃210円)、終点「春日大社本殿」下車、北東に徒歩約6分(案内表示に従うとすぐに到着します)

◇ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)利用の場合

・JR奈良駅西口、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス奈良公園ルート」乗車約15~25分(運賃100円)、「若草山麓」下車

猿沢池

猿沢池。それは奈良観光で有名な数少ない「水辺」であり、「亀」の存在や悲劇の「采女伝説」でも知られています。また、池のほとりでは年間を通してベンチに腰掛け憩いのひと時を過ごす観光客の姿が見られ、常に賑わいを見せるスポットとなっています。

猿沢池へのアクセスは、駅から近いエリアであるため基本的には徒歩一択となります。

◇近鉄奈良駅からは南東に徒歩5分程度とほど近く、「東向商店街」を南に進み、「三条通り」に出ると東側すぐが猿沢池となっています。

◇またJR奈良駅からは東に徒歩15分程度であり、駅前から伸びる「三条通り」をひたすら東進すると、おのずと猿沢池の目の前に到着します。

飛火野

「飛火野」は、近年は結婚式用の写真撮影がほぼ毎日のように行われるスポットとしても有名な、広々とした芝生の草原です。季節ごとの色合いや「鹿の群れ」の姿などは実に趣ある風景で、晴れた日にはのんびりと憩いのひと時を過ごす家族連れなどの姿も見られます。

そんな飛火野は、春日大社や東大寺からも近いエリアに位置しており、基本的にはバスの利用が大変便利です。

◇JR奈良駅東口、近鉄奈良駅―(「市内循環外回り」「山村町」「藤原台」「鹿野園町」行き乗車約5~10分・運賃210円)―「春日大社表参道」下車(周辺一帯が飛火野となっています)

ならまち周辺エリアへのアクセス

元興寺(極楽坊)

ならまちエリアにある「世界遺産」として有名な存在は、奈良時代の瓦などが現在も用いられた本堂を残す「元興寺(極楽坊)」。比較的小さなお寺である元興寺ですが、境内には様々な文化財が保存・展示されている歴史の宝庫です。

そのような元興寺へのアクセスは、基本的には徒歩ルートが便利となっています。JR奈良駅から「天理駅」行きなどのバスを利用するルートもありますが、ならまちエリアの散策を兼ねる方がほとんどであるため、基本的には歩いてアクセスして頂ければと思います。

◇近鉄奈良駅からのルートは、「東向商店街」を通り、「三条通り」に出たあと猿沢池の東まで行き、そこからは「ならまちセンター」の横などを南に進んで頂き、「鶴福院商店街」という看板が見え始めるともうすぐ。その先の信号を渡って頂いた先が「元興寺」の入り口となっています。

所要時間は約15分ほどです。

◇JR奈良駅からのルートは、駅前から「三条通り」をひたすら東に進み、途中「猿沢池」からは上に示した「近鉄奈良駅」からのルートと同じになります。

所要時間は約20分少々となっています。

◇バス利用の場合、

JR奈良駅東口―(「天理駅」「下山」「窪之庄」行き乗車約10分・運賃210円)―「福智院町」バス停下車―(西に徒歩5分)―元興寺

となっています。

奈良町にぎわいの家

奈良町にぎわいの家は、2年前に開設された「町家」の生活文化を体感して頂ける施設です。様々なイベントも開催されており、ファミリー層や高齢者を中心に人気となっています。

アクセスは、基本的にはJR・近鉄奈良駅からいずれも徒歩となっています。

近鉄奈良駅からは「東向商店街」から「三条通り」へ出て、猿沢池の南側から「今御門商店街」に出たら、あとはその道の突き当りまで行くと、進行方向左側が「奈良町にぎわいの家」となっています。

所要時間は約15分ほどです。

◇JR奈良駅からは「三条通り」をひたすら東に進み、猿沢池まで出れば、あとは近鉄奈良駅からと同様のルートです。

所要時間は約20分ほどとなっています。

ならまち格子の家

ならまち格子の家は、「にぎわいの家」から南に少し進んだエリアにある「町家」を利用した観光施設です。

こちらは「イベント開催」などではなく、建築そのものをじっくりと味わうための施設であり、外国人観光客などにも有名な存在となっています。

アクセスは先に記した「にぎわいの家」などから基本的に南に進むだけですので、徒歩ルートでもよいのですが、「格子の家」周辺まで来ると、駅から比較的離れた位置にもなるため、バスの利用も便利となっています。

ルートは、

◇近鉄奈良駅・JR奈良駅東口―(「市内循環内回り」乗車・運賃210円)―「田中町」バス停下車―(バス停西側の道を北に徒歩約3分)―ならまち格子の家

という形になっています。

奈良町南観光案内所『鹿の舟』

さて、「奈良町にぎわいの家」に続いて近年開業した施設として有名なものは、「くるみの木」という有名なお店が奈良市から委託され運営する「奈良町南観光案内所『鹿の舟』」があります。ここでは観光案内のみならず、様々な施設も併設され、「かまどごはん」がいただけるなど、ハイセンスな人々を中心に人気を集める施設となっています。

アクセスは、基本的にバス一択市内循環バスのバス停の目の前が、『鹿の舟』となっています。

◇近鉄奈良駅・JR奈良駅東口―(「市内循環内回り」乗車・運賃210円)―「田中町」バス停下車(『鹿の舟』の目の前)

きたまち周辺エリアへのアクセス

般若寺

きたまちエリアを代表する寺院として有名なのは、「コスモス寺」の別名も持つ静寂あふれる寺院「般若寺」。周辺には「まちの牧場」という珍しい存在である「植村牧場」が直売等を行っていることでも有名です。

般若寺へのアクセスはJR・近鉄奈良駅から同じバスを利用していくことになります。本数も十分にあり、難なくスムーズにアクセス可能です。

なお、徒歩でのアクセスは30分程度かかるため、まちあるきなどをする場合以外はお勧めできません。

JR奈良駅西口・近鉄奈良駅―(「青山住宅」「州見台八丁目」行きバス乗車約7~15分・運賃210円)―「般若寺」バス停下車―(北西に徒歩4分)―般若寺

転害門周辺

東大寺の西の玄関口であるユニークな名前を持つ「転害門(てがいもん)」周辺は、「きたまち」エリアの魅力である「昭和レトロ」感ある町並みや、また様々な小さなお店が位置しているエリアとしても知られ、「きたまち観光案内所」もあるなど、「きたまち」エリアの拠点となっています。

転害門周辺へのアクセスはJR・近鉄奈良駅からバス利用が便利で、近鉄奈良駅からは徒歩でアクセスすることも可能です。

◇JR奈良駅西口・近鉄奈良駅―(「青山住宅」「州見台八丁目」行きバス乗車約5~12分・運賃210円)―「手貝町」バス停下車、南にすぐ

◇または、近鉄奈良駅から転害門まで北東に徒歩約18分(近鉄奈良駅から東に通りを進み県庁東交差点から北進)

平城宮跡・佐紀エリアへのアクセス

第一次大極殿

2010年の平城遷都1300年祭に合わせて復元された平城宮跡のシンボル「第一次大極殿」。大仏殿に次ぐ規模の巨大建築は近隣エリアのあちこちから眺めることが出来る壮大なものとなっています。

そんな大極殿へのアクセスは基本的にはバス利用が便利です。土日祝日を中心に運行される「ぐるっとバス」であれば格安の運賃で大極殿前まで直行できるほか、通常時の「西大寺駅」行き路線バスを利用しても、フリー乗車券類が使えるためスムーズにアクセスして頂くことが可能です。

◇一般路線バス利用の場合

・JR奈良駅西口・近鉄奈良駅から「西大寺駅」行き乗車約15~20分(運賃280円)、「佐紀町」下車、南にすぐ

◇ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)利用の場合

・JR奈良駅西口、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス平城宮跡ルート」乗車約20~25分(運賃100円)、「大極殿」下車、南にすぐ

朱雀門

大極殿と並び、近鉄電車の車窓から眺めることが出来ることもあり、平城宮跡のシンボル的存在となっている「朱雀門」

こちらへのアクセスも大極殿同様、「ぐるっとバス」の利用が可能となっています。平日など、「ぐるっとバス」が運行されていない時期は一般路線バスの利用となり、この場合1時間おきの運転となっているのでアクセスがやや不便となっています。

◇一般路線バス利用の場合

・近鉄奈良駅、JR奈良駅西口から「学園前駅(南)※奈良市庁前経由」乗車約15~20分(運賃210円)、「朱雀門ひろば前」下車、北に徒歩約5分

◇ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)利用の場合

・JR奈良駅西口、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス平城宮跡ルート」乗車約25~30分(運賃100円)、「朱雀門」下車、北に徒歩約3分

東院庭園

平城宮跡の隠れた名所としては、国の特別名勝に指定され、「日本庭園」の原型ともいえる独特の造りを持つ奈良時代の「庭園」を再現した「東院庭園」があります。

こちらはややわかりにく位置にあり、最寄りのバス停からも比較的遠い位置にありますが、周辺は自然と歴史ロマンあふれる平城宮跡の草原が広がっていますので、すがすがしい散策を楽しみながらアクセスして頂けます。

なお、最寄りのバス停は「法華寺」となっていますが、古い入り組んだ集落の中を歩いて頂く必要があり、道に迷う可能性が高いため、基本的には「平城宮跡」バス停からのアクセスが安心なルートとなっています。

JR奈良駅西口・近鉄奈良駅―(「西大寺駅」行き乗車約15分・運賃240円)―「平城宮跡」バス停下車―(南に徒歩約9分)―東院庭園

平城宮跡資料館

平城宮跡資料館は、平城宮跡に関する資料や考古学研究の成果を展示する施設として奈良考古学研究所により運営されています。

アクセスは近鉄電車で大和西大寺駅で下車し、徒歩でアクセスするルートの他、JR奈良駅からは「西大寺駅」行きバスを利用し、資料館に近い「二条町」バス停で降りるルートもあります。

◇近鉄奈良駅―(電車約5分・運賃210円)―大和西大寺駅―(東に徒歩約10分)―平城宮跡資料館

◇JR奈良駅西口―(「西大寺駅」行きバス乗車約20分~25分・運賃280円)―「二条町」バス停下車―(南に徒歩3分―平城宮跡資料館)

西の京・西大寺エリア

唐招提寺

唐招提寺は薬師寺と南北に並び立っている寺院であり、奈良時代の建築を現在も残している金堂など、非常に貴重な建築が多数あることで知られています。

唐招提寺へのアクセスは、隣の薬師寺に行くルートと同様、バスの利用が便利です。

電車のアクセスとしては、近鉄奈良駅から「西ノ京駅」へ出るルートも使えないわけではありませんが、駅からの徒歩ルートがやや面倒ですので、薬師寺と同時に巡る場合以外はバス一択で移動するほうが便利でしょう。周辺へは奈良交通バスのフリー乗車券類も使えるため、東大寺などへのバス移動などと組み合わせて利用すると、大変お得に奈良を巡ることが可能です。

なお、奈良駅方面にお帰りの場合は、奈良駅方面行バスの乗り場が、「行きのバス」で降りた「唐招提寺」バス停の一つ前のバス停である「唐招提寺東口」まで行く必要がありますので、その点はご注意ください。

近鉄・JR奈良駅東口―(「奈良県総合医療センター」行きバス約20~30分・運賃260円)―「唐招提寺」バス停下車、北側すぐ

薬師寺

薬師寺は、奈良市内を代表する大寺院のうちの一つであり、その朱色であふれる境内は奈良時代の雰囲気を存分に味わうことができるほか、現在は「東塔」の改修工事が行われており、平成32年頃に完成するとされています。

薬師寺へのアクセスは近鉄奈良駅からは、近鉄電車で西大寺乗換で「西ノ京駅」まで行くルート、もしくはバスの利用となっています。

また、JR奈良駅からは近鉄奈良駅に出る手間が面倒ですので、バス利用一択となっています。薬師寺方面へのバスは約30分間隔の運行とそれほど多くはありませんが、春日大社方面ともバスで直結していることもあり、年間を通して大勢の利用者があり、座れない場合もしばしば見られます。

◇近鉄奈良駅―(電車約15分・運賃260円)―西ノ京駅―(徒歩すぐ)―薬師寺

◇JR奈良駅東口―(「奈良県総合医療センター」行きバス約20分・運賃260円)―「薬師寺」バス停下車、南にすぐ

西大寺

西大寺は、かつては東大寺などに匹敵する伽藍を有したとされる歴史ある寺院であり、現在も近鉄大和西大寺駅のそばにいくつかの仏堂を構えています。

西大寺へのアクセスはシンプルなもので、近鉄大和西大寺駅から徒歩一択となります。お寺の門前から電車が見えるほどですので、時間が掛かることもなければ、迷うこともまずありません。

◇近鉄奈良駅―(電車約5分・運賃210円)―大和西大寺駅―(徒歩約3分)―西大寺

※JR奈良駅―近鉄奈良駅(バス約5分・210円) 

秋篠寺

秋篠寺は、奈良市郊外の住宅街の一角に佇むお寺であり、秋篠宮さまの宮号の由来ともなっている由緒ある存在です。

そのアクセスは近鉄大和西大寺駅から徒歩もしくはバスの利用となっていますが、道が比較的狭く徒歩のアクセスは比較的面倒なものですので、短距離ですが「押熊」行きバスの利用がおすすめとなっています。

◇近鉄奈良駅―(電車約5分・運賃210円)―大和西大寺駅―(「押熊」行きバス約5分・運賃190円)―「秋篠寺」バス停下車、正面すぐ

・運賃計400円、所要時間約15~20分

※JR奈良駅―近鉄奈良駅(バス約5分・210円) 

喜光寺

喜光寺は、薬師寺との関係が深く、夏には美しい「蓮」でも知られる小さなお寺です。

そのアクセスは必ずしも利便性の高いものとは言えませんが、アクセスルートはバスを利用するルート、また近鉄電車を利用するルートの2種類となっています。

バス利用の場合、本数は少ないですがJR・近鉄奈良駅から「学園前駅(南)※奈良市庁前経由」行きに乗車して頂き、「阪奈菅原」バス停で下車して頂くと、北側すぐが喜光寺となっています。

また近鉄線利用の場合は近鉄奈良駅から大和西大寺駅まで行き、そこから「橿原神宮前」「天理」行きの普通電車で隣の駅「尼ヶ辻駅」まで行き降りて頂き、そこから少しわかりにくい住宅街内を歩いてしばらくすると辿り付く「高架道路」を渡ると、喜光寺となります。

◇近鉄・JR奈良駅西口―(「学園前駅(南)※奈良市庁前経由」バス乗車約20~25分・運賃270円)―「阪奈菅原」バス停下車―(北に徒歩すぐ)―喜光寺

◇近鉄奈良駅―(電車約10~15分・運賃210円)―尼ヶ辻駅―(北西に徒歩約10分)―喜光寺

市内西部エリア

霊山寺

霊山寺は、奈良市西部、いわゆる「ニュータウン」的な住宅街に囲まれる郊外に位置する大きなお寺です。このお寺はなんといっても「バラ」で有名で、特に初夏のシーズンには大勢の花見客で賑わう隠れた名所です。

霊山寺には、基本的に近鉄電車とバスを乗り継ぐルートを利用していきます。JR奈良駅からの場合、近鉄奈良駅までバスか徒歩でアクセスして頂く必要がありますが、近鉄奈良駅からの移動は大変スムーズなものです。基本的には大和西大寺駅まで行き、そこから「準急・区間準急・普通」に乗り換えて頂くと、すぐに富雄駅に到着します。(近鉄奈良駅からの「準急・区間準急・普通」も多少運行されています。)

富雄駅からはバスで10分少々で到着しますが、本数は通常時は1時間1本程度、バラの時期はそれより増便されますが、一般にそれほど本数の多い路線ではありませんので、近鉄電車と乗り継ぐ際はあらかじめ時間を調べて頂いたほうがよいでしょう。バス停から霊山寺の入り口は橋を渡ってすぐの位置です。

◇近鉄奈良駅―(電車約15分・運賃260円)―富雄駅―(バス7分・運賃220円)―「霊山寺」バス停下車、西にすぐ

・運賃480円・所要時間約30分

※JR奈良駅―近鉄奈良駅(バス約5分・210円) 

大和文華館

大和文華館は、「近鉄」がコレクションした国宝や重要文化財を展示している美術館です。その存在はあまり知られていませんが、その収蔵品のレベルの高さは美術愛好家らによって高く評価されています。

アクセスは近鉄「学園前駅」からの徒歩一択です。学園前駅からは案内表示がありますが、駅南側の交差点から東に下っていくと高級住宅街の中に質素な外観の入り口があり、そこから入場して頂くことになります。

なお、JR奈良駅からアクセスの場合、近鉄奈良駅まで出て、そこから近鉄線を利用するルートが一般的ですが、奈良交通のフリー乗車券類をお持ちの方は「学園前駅」行きバスを利用して頂くルートもあります。

◇近鉄奈良駅―(電車約10分・運賃260円)―学園前駅―(徒歩約5分)―大和文華館

◇JR奈良駅―(バス約35分・運賃470円)―学園前駅―(徒歩約5分)―大和文華館

※JR奈良駅―近鉄奈良駅(バス約5分・210円)

東部山間部(柳生・田原)エリア

柳生花しょうぶ園

柳生花しょうぶ園は、奈良の奥座敷「柳生」エリアを代表する観光スポットの一つで、6月から7月にかけて、休耕田を利用して数十万本の花しょうぶやあじさいを楽しむことができるオアシス的存在となっています。

アクセスはJR・近鉄奈良駅からはいずれも同じバスを利用します。奈良市街地からかなり離れた位置にあり、バスの所要時間は1時間程度かかります。なお、バスの本数は少なくなっていますが、シーズンには臨時にバスが続行便として「増車」されることもあります。

「柳生」バス停からはひたすら表示に従い南に歩いて頂き、「八坂神社」や「陣屋跡」などの観光スポットを通過していくと、山麓の「花しょうぶ園」に突き当たります。

◇JR・近鉄奈良駅―(「柳生」「邑地中村」「石打」行きバス約40~50分・運賃950円)―「柳生」バス停―(徒歩約10分)―柳生花しょうぶ園

太安万侶の墓

太安万侶の墓は、奈良市山間部ののどかな農村である「田原」エリアを代表する観光スポットであり、「古事記」編者の墓という事で歴史愛好家には非常に有名なスポットとなっています。

田原エリアにはJR・近鉄奈良駅からいずれも同じバスを利用します。「田原横田」バス停という場所で降りて頂いたあとは、表示などはないわけではありませんが、北にややわかりにくいルートを20分ほど歩いて頂くことになります。スマホ片手に現在地を確認しながらアクセスして頂いたほうがよいでしょう。

◇JR・近鉄奈良駅―(「下水間」「北野」行きバス約30~35分・運賃670円)―「田原横田」バス停―(北に徒歩約20分)―太安万侶の墓

まとめ

以上、JR・近鉄奈良駅から奈良市内の有名観光スポットへのアクセス情報をまとめてきました。

基本的には駅前から「バス」を利用して頂く場合が多く、その後徒歩で更にアクセスして頂くようなスポットも多くなっています。

「バス+徒歩」というルートは、必ずしも便利とまでは言いきれませんが、奈良の観光スポットの場合、バス停から徒歩で観光スポットにアクセスするルート自体が「観光地」のようなもので、奈良らしい風情を味わいながらゆっくりと散策気分でアクセスして頂けるケースがほとんどです。

また場所にもよりますが、奈良交通のフリー(1日)乗車券類を活用すると大変リーズナブルに観光スポットを巡ることも可能です。

みなさんもそれぞれの旅行・観光のスケジュールや希望に基づいて、効率的に楽しむ奈良を巡ってみてくださいね。