関西空港の風景

【空港アクセス】関西空港から奈良への交通手段まとめ【バス・電車(南海・JR・近鉄)】

関西空港へはリムジンバス・電車のどちらも便利

近年の外国人観光客の増加により、日本を代表する空港へ成長した関西国際空港

ピーチ・アビエーションなど格安航空便などのハブ空港として発着便数も次々と増加していますが、それに応じて関西空港へアクセスする人の数もどんどん増加しています。

ちなみに、関西空港は伊丹空港と違い、人工島(海上)にあるためそのアクセスは一見不便に見えますが実はそれほど不便ではなく、奈良からであれば時間はそれなりにかかりますが、伊丹空港へアクセスするよりも簡単にアクセスできてしまいます。

関西空港の欠点と言えば、唯一台風や低気圧などの通過で暴風・強風が吹いた際に「連絡橋」が通行止めとなってしまい、空港が使えなくなってしまうことが挙げられますが、そのような事件に遭遇しなければ、商業施設等も充実していることもあり、とても便利で使いやすい空港なのです。

今回は、そんな関西空港から奈良へのアクセス手段について、バスや電車といったルートを比較していきたいと思います。

関西空港内の移動・乗り場について

まず、関西空港からのアクセスを考える際に見ておかなくてはならないことは、「関西空港内」での移動・アクセスについてです。

関西空港は伊丹空港のように全てのターミナルが徒歩圏にある。というような訳ではなく、特に第2ターミナルは「関西空港駅」とは離れているといった事情があります。

つまり、どのターミナルを使うか。またどの交通手段で奈良に行くか。といったような事情で、関西空港で飛行機を降りた後の行動が大きく変わってくるのです。

まず、奈良へ直通するリムジンバスを使う場合は、基本的に大きな移動は必要ありません。

すなわちターミナルの近くのバスターミナルから直接リムジンバスを使うことが出来るのです。

第1ターミナルの場合、ターミナルビルの1階正面にあるバスターミナルの「9番乗り場」から奈良行きは発車しています。

第2ターミナルの場合、国内線乗り場に近いバスターミナルの「5番乗り場」から奈良行きは発車しています。

さて、関西空港駅からのアクセスの場合は、第1・第2ターミナルによって移動方法が大きく異なります。

まず、第1ターミナルの場合は、国内線乗り場のあるターミナルビル2階と通路で直結する形で駅の改札口がありますので、それほど不便なく徒歩でアクセスして頂くことが可能です。

一方、第2ターミナルと「関西空港駅」は距離にして1キロ以上離れており、徒歩でアクセスすることは出来ません。

そのため第2ターミナルから第1ターミナルへの連絡バスを利用する必要があります。(所要時間7分~9分)

運賃は無料で、航空便の発着に合わせ、本数も4分おきに走る時間帯もあるなど充実しています。乗り場は第2ターミナルの国内線・国際線乗り場それぞれに近いバス乗り場に発着していますので、バスの利用自体はスムーズに行って頂けます。

要するに、関西空港の第2ターミナルから電車を使いたい方は、

第二ターミナルで降りる―連絡バスに乗る―連絡バスを降りて、関西空港駅に徒歩で移動する―関西空港駅から電車に乗る

という少しだけ面倒なプロセスがあるということなのです。

直通の空港リムジンバスを使う

関西空港への移動で最も気軽な手段は、「奈良交通」「関西空港交通」が運行する直通リムジンバスを使うアクセス手段です。

この場合、もちろん乗り換えなどする必要はなく、関西空港第1・第2ターミナルそれぞれから近鉄・JR奈良駅に直接アクセスすることが可能です。

特に第2ターミナルを利用される方は、電車を使う場合比較的「空港内」の長い距離をバスなどで移動する必要が出てきてしまいますので、そのままバスに乗り込むだけで奈良へアクセス可能な空港リムジンバスは非常に便利なものです。

もちろん、運賃は電車(特急以外)を使う場合と比較すると割高となっていますが、乗り換え要らずのその便利さは電車を上回る存在なので、この運賃は妥当な水準と言えるでしょう。

但し、運行は約1時間間隔と電車と比較すると本数は非常に少ないため、時間を合わせる必要がありますのでその点は注意が必要です。また伊丹空港からほどではありませんが、渋滞に巻き込まれる可能性もありますので所要時間はあくまでも「通常時」のものであることに留意してください。

予約に関しては、「関西空港」から乗車する場合は受け付けておらず、空港内第1、第2ターミナルそれぞれのバスターミナルにある「きっぷ売り場」でバスの乗車券を購入して頂くことになります。(奈良から関西空港へのリムジンバスの場合、当日乗車40分前、また早朝の便は前日までといった形で事前の予約が必要です。)

関西空港第2ターミナル(5番乗り場)―関西空港第1ターミナル(9番乗り場)―近鉄奈良駅―JR奈良駅

所要時間
・第一ターミナル(9番乗り場)から近鉄奈良駅まで1時間25分、JR奈良駅まで1時間30分
・第二ターミナル(5番乗り場)から近鉄奈良駅まで1時間40分、JR奈良駅まで1時間45分
運賃 いずれも2050円・往復乗車券は3900円・日帰り往復乗車券は2500円

南海電車+近鉄で奈良に行く

さて、バスも便利ですが、乗り換えが必要な「電車のアクセス」もそれほど不便ではないのが関西空港からのアクセスの特徴です。

まずは近鉄奈良駅へのアクセスに便利な南海線を経由するアクセスルートをご紹介します。

南海線とJR線の「関西空港駅」は共通の駅となっており、そのうち1番乗り場・2番乗り場が南海線の乗り場となっています。

南海線を利用する場合、安くアクセスしたい場合は「空港急行」に、快適に早くアクセスしたい場合は、追加の特急料金が必要ですが、「特急ラピート」にご乗車下さい。(近年は「空港急行」は混雑する傾向にあります)

南海電車を利用する場合、降りる駅はいずれも終着駅の「なんば駅」ですので、終点まで行って下さい。南海電車の「なんば駅」を降りると、少し歩いて頂く必要がありますが、駅の案内表示に従って歩いて近鉄の「大阪難波駅」まで行って下さい。

「大阪難波駅」に到着したら、「快速急行」か「急行」(「特急」もありますが、運行されていない時間帯の方が多いです)にご乗車頂けば、その終点が「近鉄奈良駅」となっています。

このルートだと、乗換は1回で済むほか、南海電車で特急「ラピート」を利用しても空港リムジンバスの片道運賃よりは安く済むなど、経済的なルートにもなっています。

南海関西空港駅―(特急ラピート又は空港急行)―南海なんば駅・近鉄大阪難波駅―(快速急行・急行)―近鉄奈良駅
所要時間 約1時間30分~1時間40分
運賃
・南海線特急利用の場合 1990円 ・特急を利用しない場合 1480円

JR線を利用して奈良に行く

さて、近鉄奈良駅ではなく「JR奈良駅」にアクセスしたい場合は、関西空港からJRだけを利用して奈良へアクセスすることになります。

この場合、関西空港駅の3番乗り場・4番乗り場から発車する電車に乗ることになります。

普通の切符(運賃)だけで安く済ましたい場合は、基本的に「関空快速」「直通快速」にご乗車下さい。また早く、快適に乗車したい場合は、特急料金が掛かりますが、30分おきに走る「特急はるか」を利用してください。

JRを利用の場合、いずれの場合も、途中の「天王寺駅」で乗り換えることになります(南海のように終点まで行くわけではありませんのでご注意ください)。

「天王寺駅」からは15番・16番乗り場から「大和路線」に乗り換えることになります。基本的には「大和路快速」「区間快速」「快速」のいずれかの「奈良行き」か「加茂行き」にご乗車して、JR奈良駅で降りて頂くことになります。

ちなみにJR利用の場合は、特に特急を利用する場合、リムジンバスをも大幅に上回る運賃・料金となってしまうというデメリットがあります。そのため、なるべく特急を使わずに「関空快速」などを利用することをおすすめしますが、乗り換え自体は1回で、特急を使わない場合でも所要時間は最も短いルートとなりますので、アクセス自体はスムーズなものとなっています。

JR関西空港駅―(関空快速・直通快速・関空特急はるか)―天王寺駅―(大和路快速・区間快速・快速)―JR奈良駅

所要時間 約1時間20分~1時間40分
運賃:特急を利用しない場合 1710円・特急はるか利用の場合 2880円

まとめ

以上のように、関西空港から奈良への交通アクセスを比較しながらまとめてきました。

関西空港からのアクセスは距離や所要時間は長いものですが、いずれも乗り換え要らずないしは乗り換え1回ということで、比較的スムーズな、わかりやすいアクセスルートとなっています。

また所要時間としてはJR利用がやや早いものの、いずれも大差はなく、運賃的にも乗り換え要らずのリムジンバスが最も高く、乗り換え1回で時間的に最速のJRが中間的な価格で、乗り換え1回で所要時間はJRより遅い南海・近鉄ルートが運賃が最安となるなど、それぞれの便利さにふさわしい運賃設定となっています。

つまりどれを使ってもメリットはある。ということにもなるのです。

もちろん、第2ターミナル利用時は(関西空港駅までの移動がない)リムジンバスが特に便利。と言ったようなケースもありますが、基本的にはどのルートもおすすめできますので、乗り換えがしたくない。とか運賃がとにかく安い方がいい。といったようなそれぞれのニーズに合わせ、ご紹介したルートの中から皆さまのルートを選択して頂ければと思います。