洞川温泉など「奈良・天川村」エリアへの交通アクセスまとめ(近鉄・奈良交通バス)

基礎知識・お役立ち情報

奈良県南部にあり、「洞川温泉」や「大峰登山」で有名な天川村。こちらのページでは、天川村への公共交通機関による交通アクセスについて詳しく解説していきます。

天川村は簡単にいうと「山の上・中腹」にある村となっており、人里であっても標高は500メートルどころか1000メートル近いエリアもあります。

天川村は山奥ということもあり、直接電車のみでアクセスすることは出来ません。公共交通機関の場合電車・バスを乗り継いでアクセスすることになります。

また、クルマによりアクセスされる方も公共交通機関利用以上に多くなっていますが、そもそも山道が多く道路環境は非常に悪く、とりわけ12月~3月頃は積雪・路面凍結により通行に支障が生じることが頻繁に発生します。

天川村中心部までは国道が通っているとは言え、山間部のカーブや勾配のきついルートが続きますので、特に冬場を中心にクルマの利用を避けることが無難と言える状況です。

アクセスの拠点「下市口駅」

公共交通機関で天川村にアクセスする場合、まず各地から電車で「近鉄下市口駅」までアクセスしなければなりません。

バスに乗り継ぐ場合も、タクシーに乗り継ぐ場合も、迎えにきてもらうような場合でも、必ず「下市口駅」を使うことになります。下市口駅は、近鉄吉野線の途中駅であり、橿原神宮前駅からは特急で約25分程度、急行で約30~40分程度でアクセスできるようになっています。

駅前は古い町並みが広がり栄えているとは言えない状況ですが、北側には天川村に行くまでの「最後のコンビニ」がありますので、登山や観光で何か買っておきたいものがある場合、あらかじめ下市口駅前で準備しておくのもおすすめです。

「下市口駅」までのアクセス手段は?

大阪から

大阪から「下市口駅」までは、基本的に近鉄「大阪阿部野橋駅」からのアクセス一択となります。

「大阪阿部野橋駅」は名前は異なりますがJRや地下鉄の「天王寺駅」と同じエリアにあり、便利に乗り換えて頂けます。

大阪阿部野橋駅からは「吉野行き」の特急か急行にご乗車下さい。

大阪阿部野橋駅~下市口駅間の所要時間は特急で約1時間、急行で約1時間10分運賃は930円(特急利用の場合は別途特急料金520円)となっています。

京都から

京都から「下市口駅」までは近鉄京都駅から近鉄京都線・橿原線の特急または急行で橿原神宮前駅までアクセスし、橿原神宮前駅からは近鉄吉野線の特急か急行に乗り換えて下市口駅まで行くルートとなります。

近鉄京都駅~下市口駅間の所要時間は特急利用で約1時間30分、急行利用で約1時間45分運賃は1190円(特急利用の場合は別途特急料金920円)となっています。

神戸から

神戸から「下市口駅」までのアクセスルートは、以下の2種類が一般的です。

・阪神神戸三宮駅~阪神・JR西九条駅~JR天王寺駅・近鉄大阪阿部野橋駅~下市口駅(阪神+JR+近鉄)
・JR三ノ宮駅~JR大阪駅~JR天王寺駅・近鉄大阪阿部野橋駅~下市口駅(JR+近鉄)

いずれのルートも所要時間は特急利用で約2時間10分、急行利用で約2時間30分程度となっています。
運賃は阪神線+JR環状線+近鉄線ルートの運賃は1420円(特急利用の場合は別途特急料金520円)、JR線+近鉄線のルートは1660円(特急利用の場合は別途特急料金520円となっていますので、阪神線をご利用頂くほうがおすすめとなっています。

奈良市から

奈良市内からの場合、近鉄線で近鉄奈良駅・大和西大寺駅・学園前駅などからアクセスすることになります。

近鉄奈良駅からの場合、まず大和西大寺駅までアクセスし、その後は橿原神宮前駅まで特急または急行でアクセスし、その後は吉野線に乗り換えて頂くルートとなります。

所要時間は近鉄奈良駅からの場合特急利用で約1時間15分、急行で約1時間30分~45分運賃は800円(特急利用の場合は別途特急料金920円)となっています。

和歌山から

和歌山方面からの場合、JR和歌山駅から和歌山線を利用し「吉野口駅」までアクセスし、そこから近鉄吉野線に乗り換えるルートとなります。

所要時間は約2時間10分、運賃はJR線1170円、近鉄線280円の合計1450円となっています。

関西空港から

関西空港からは、JR線・南海線の2つの路線がありますが、どちらを使って頂いても構いませんので天王寺までアクセス(南海線経由の場合新今宮から一駅だけJR線利用)し、そこからは大阪阿部野橋駅始発の近鉄電車に乗り換え、吉野行き特急・急行をご利用頂ければ下市口駅へアクセス可能です。

所要時間はいずれも約2時間~2時間20分程度、運賃はJR線経由2010円・南海線経由1990円となっています。

なお、JR線や南海線、近鉄線の特急を使う場合はそれぞれ特急料金が必要になります(近鉄特急と南海ラピート520円・JR線特急はるか自由席660円)。

伊丹空港から

伊丹空港からの場合、大阪モノレール大阪空港駅から隣の蛍池駅へ行き、そこからは阪急線で梅田、梅田からは地下鉄御堂筋線で天王寺へ行く形となります。

天王寺からは大阪阿部野橋駅から「吉野行き」の特急か急行をご利用して頂ければ下市口にアクセス可能です。

所要時間は約2時間10分~2時間30分運賃は1640円(特急利用の場合プラス510円)となっています。

天川村までのバスアクセス

「下市口駅」から天川村までの公共交通機関は、タクシー以外は「奈良交通バス」のみとなります。

奈良交通バスは、天川村の観光拠点である「洞川温泉」行きのバス、また天河大弁財天社へのアクセスが可能な「中庵住」行きが天川村内にアクセスするバスとなっていますが、いずれのバスも村の中心部である「天川川合」エリアを通るようになっています。

バスの本数はかなり少なく、洞川温泉行は5~11月は1日6本、オフシーズンである12月~4月は1日3本の運行となっています(運行時刻や電車との接続は観光利用に配慮されています)。
また中庵住行きは直通便については通年1日3本の運行となっています。バスの時刻の確認は必須となっていますので、必ず奈良交通バスの「奈良バスなびWEB」からご確認の上ご利用ください。

なお、バス運賃・所要時間は以下の通りとなっています。

・下市口駅~洞川温泉間:1300円・78分
・下市口駅~天川川合間:1130円・54分
・下市口駅~天河大弁財天社間:1240円・63分

天川村内の移動手段

天川村には、洞川温泉・天川大弁財天社・天の川温泉といった有名観光エリア・スポットがありますが、それぞれの距離はかなり離れており、徒歩や自転車でアクセスすることは不可能な状況です。

そんな天川村内の移動手段としては、夏季を中心とした一部の土日祝日のみ運行される「天川村内線」と呼ばれるバスがご利用頂けます。

このバスは洞川温泉~天川大弁財天社・天の川温泉を結ぶルート、また洞川温泉行きから乗り継いで「天川川合」バス停から天川大弁財天社・天の川温泉を結ぶ路線もあり、クルマで天川村に来ていない場合でも「運行日」に限り観光スポットを複数回ることが出来るようになっています(但し、洞川~天川大弁財天間を直通する本数は2本程度とかなり少なめです)。

なお、この路線は天川村の要請により奈良交通バスが運行しているため冬季や平日は一切運行されておらず、翌年度以降の運行が必ずあるかどうかも不確定ですので、ご利用の前にはあらかじめ運行スケジュールをよく確認することをおすすめします。

車でアクセスする場合?

天川村にお車・マイカーでアクセスされる場合、基本的に「国道309号線」のみが主要なアクセスルートとなります。

最寄りのインターチェンジは京奈和自動車道五條北IC・御所南ICとなっており、そこから下市・大淀方面へ進み、吉野川を渡ってからは山道が続く国道309号線を通って天川村方面へアクセスします。

これ以外にも地図上では天川村へ抜ける道は複数ありますが、奈良県南部は日本で最も道路環境が過酷なエリアとして有名であり、通常時でも危険が伴う道も多いですので、原則「国道309号線」のみをアクセスルートにすることを強くおすすめします。

特に一部のカーナビのルート設定では県道48号洞川下市線経由「小南峠」越えのルートが示されますが、狭隘区間が多く道路環境は極めて悪いため、原則としては通行しないようにして下さい。

また、冬季は路面凍結が日常的になる場合も多く、大雨や台風接近時などにも道路状況は著しく悪化しますので、基本的にはどのような時期でも気象条件に不安がある場合は「公共交通機関」でアクセスされることをおすすめします。

駐車場については、洞川エリアの場合は集落に入ってすぐの村営洞川駐車場(1時間200円・1日最大2000円)のご利用がおすすめです。

まとめ

「大峰山」登山の玄関口や、「洞川温泉」や「天川大弁財天社・天の川温泉」等の観光地で知られる奈良県南部の「天川村」へは、近鉄「下市口駅」を拠点とする形でアクセスします。

天川村方面(洞川方面)へは、近鉄下市口駅から「奈良交通バス」が1日数本のみ運行されています。時刻等は観光利用に配慮されていますが本数が少ないため、あらかじめスケジュールの確認は必須です。

天川村内の移動については、一部期間のみ「天川村内線」のバスが運行されています。

車でアクセスする場合は、国道309号線で天川村内までアクセスするようにして下さい(それ以外のルートは道路環境が悪い場合があります)。また、奈良県南部は大雨災害や積雪・凍結が多い地域ですので、不安がある場合は公共交通機関のご利用をおすすめします。

バスの本数は少な目ですが、運行スケジュールをしっかりと把握しておけば、思いのほか公共交通機関でもスムーズにアクセスできますので、ぜひ奈良の奥座敷「天川村」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。