京都市街地からはやや離れた山間部に位置し、鞍馬寺・鞍馬の火祭・鞍馬天狗などで大変有名な「鞍馬」エリア。
こちらでは、京都観光の玄関口にあたる「京都駅」から「鞍馬エリア」への交通手段・アクセス方法について詳しく解説していきます。
京都駅から「地下鉄+バス」で鞍馬へアクセス【安い・国際会館駅経由】
所要時間 | 概ね1時間弱 |
運賃 | 620円(地下鉄290円、バス330円) |
運行本数 | 地下鉄:昼間時約8~10分間隔(1時間7~8本) バス:昼間時約30分間隔(1時間2本) |
お得なきっぷ | ・全区間利用可能なきっぷはなし ・「地下鉄・バス1日券」は「市原」バス停までが有効区間 ・1日券の場合市原~鞍馬間の運賃差額170円を支払う必要あり |
京都駅から最もシンプルに鞍馬エリアへ移動する方法は、「地下鉄」と「バス」を乗り継ぐルートです。
地下鉄線で終点の「国際会館駅」まで行くと、そこから鞍馬へ向かう路線バスが利用可能となっており、乗り換え1回のみで京都駅~鞍馬間を移動可能となります。
運行本数は後述する「電車乗り継ぎ」ルートと比べるとバスが30分間隔と少な目ですが、時間をあらかじめご確認の上移動する場合は、特に大きな不便はありません。
なお、運賃も電車を乗り継ぐルートと比べかなり安く、「地下鉄・バス1日券」をお持ちの場合は一部区間で差額を払うのみで利用可能となっています。
◆国際会館駅での乗り換えについて
国際会館駅の改札口は1か所です。改札を出て少しだけ正面に進んだ後、出口「4-1」の表示に従い右側に進みます。
出口「4-1」へ向かう分岐へは、バスの時刻表などが掲載されています。
時刻表と同じ場所には「バスのりば案内図」もあります。「鞍馬エリア」へは「3番のりば」からの「貴船口・鞍馬」行きを利用します。
やや長い階段を上ると、地上のバスターミナル前に出ますので、そのまま真っすぐのりばの方へ進みます。
なお、階段が上りずらい場合はエレベーターもありますのでそちらをご利用下さい。
鞍馬方面へのバスが発着する「3番バスのりば」は、バスターミナルの中では最も北側の端にあり、少し距離があります。
乗り換え時間は余裕を持って7~8分程度はあった方がよいかもしれません。
地下鉄バス1日券利用者の方は、途中で利用エリアを外れる形になります。そのため、鞍馬へ行く場合途中バス停から鞍馬までの「差額運賃」170円の支払いが必要であり、その旨はバスのりばに掲載されています。
京都駅から「電車(JR・京阪・叡電)」を乗り継ぎアクセス【本数多い】
所要時間 | 概ね1時間弱~ |
運賃 | 合計900円(JR150円・京阪280円・叡電470円) |
運行本数 | 全区間で昼間時約15分間隔(1時間4本) |
お得なきっぷ | ・2022年現在「全区間」で利用可能なきっぷはなし ・後述の「バス&えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」では「JR線」は利用不可 |
京都駅~鞍馬駅間を移動するもう一つのルートは、JR・京阪・叡山電車と3路線の電車を乗り継いで移動するというルートです。
こちらは所要時間面では地下鉄+バスのルートと大差ありませんが、運賃面では300円程度高くなります。
本数が多めのルートを利用したい場合、バスではなく電車に乗車したい場合、時間面でより確実に移動したい場合などにこちらのルートをご利用下さい。
広範囲の観光におすすめ「バス&えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」
基本的なアクセスルートはこれまで解説した「2つのルート(地下鉄+バス・電車乗り継ぎ)」ですが、鞍馬方面を含めご利用頂けるお得なきっぷとして、「バス&えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」と呼ばれるきっぷが発売されています。
発売期間 | 原則通年(2022年現在) きっぷの有効期間は各年度の4月1日~3月31日のうち1日 |
発売価格 | 大人2,000円(子ども用の設定なし) |
乗り放題区間 | ・京都市バス・京都バスの一部を除く路線 ・叡山電車全線 ・京阪電車東福寺~出町柳間 ※京都市営地下鉄線は利用不可 |
発売場所 | ・京都市交通局市バス地下鉄案内所、定期券発売所 ・京都総合観光案内所「京なび」 ・叡山電車出町柳駅 など ※京阪電車の駅では発売されていません。 |
また、こちらのきっぷでは「京都市営地下鉄線」・「JR線」は利用が出来ません。そのため、先述した2つのルートではなく、原則としては京阪七条駅経由での移動がおすすめとなります。