京都駅から鞍馬エリアへのアクセス方法の詳細を解説【地下鉄+バス・JR+京阪+叡電】

各種お役立ち情報

京都市街地からはやや離れた山間部に位置し、鞍馬寺・鞍馬の火祭・鞍馬天狗などで大変有名な「鞍馬」エリア。

こちらでは、京都観光の玄関口にあたる「京都駅」から「鞍馬エリア」への交通手段・アクセス方法について詳しく解説していきます。

京都駅から鞍馬エリアへは、大きくは「地下鉄+バス」ルート「電車乗り継ぎ(JR・京阪・叡山電車)」ルートの2つがあります。

「鞍馬の火祭」開催時は交通に関する状況が異なります。当サイトはあくまでも通常時の状況を前提に解説していますので、「火祭」に訪れる場合はあらかじめ各交通機関の情報(臨時ダイヤ・交通規制・混雑に関する情報など)を別途ご確認の上アクセスするようにして下さい。

京都駅から「地下鉄+バス」で鞍馬へアクセス【安い・国際会館駅経由】

乗り換え地点となる地下鉄「国際会館」駅
ルート

1.地下鉄烏丸線「京都駅」から国際会館行きで終点の「国際会館駅」へ
2.国際会館駅を下車し、「バスのりば」の案内表示に従い国際会館駅前バスターミナルへ
3.国際会館駅前「3番バスのりば」から「鞍馬」方面行きの京都バスに乗車
4.鞍馬寺などへは「鞍馬バス停」で下車

所要時間概ね1時間弱
運賃620円(地下鉄290円、バス330円)
運行本数地下鉄:昼間時約8~10分間隔(1時間7~8本)
バス:昼間時約30分間隔(1時間2本)
お得なきっぷ・全区間利用可能なきっぷはなし
・「地下鉄・バス1日券」は「市原」バス停までが有効区間
・1日券の場合市原~鞍馬間の運賃差額170円を支払う必要あり

京都駅から最もシンプルに鞍馬エリアへ移動する方法は、「地下鉄」と「バス」を乗り継ぐルートです。

地下鉄線で終点の「国際会館駅」まで行くと、そこから鞍馬へ向かう路線バスが利用可能となっており、乗り換え1回のみで京都駅~鞍馬間を移動可能となります。

運行本数は後述する「電車乗り継ぎ」ルートと比べるとバスが30分間隔と少な目ですが、時間をあらかじめご確認の上移動する場合は、特に大きな不便はありません。

なお、運賃も電車を乗り継ぐルートと比べかなり安く、「地下鉄・バス1日券」をお持ちの場合は一部区間で差額を払うのみで利用可能となっています。

◆国際会館駅での乗り換えについて

国際会館駅の改札口は1か所です。改札を出て少しだけ正面に進んだ後、出口「4-1」の表示に従い右側に進みます。

出口「4-1」へ向かう分岐へは、バスの時刻表などが掲載されています。

時刻表と同じ場所には「バスのりば案内図」もあります。「鞍馬エリア」へは「3番のりば」からの「貴船口・鞍馬」行きを利用します。

やや長い階段を上ると、地上のバスターミナル前に出ますので、そのまま真っすぐのりばの方へ進みます。
なお、階段が上りずらい場合はエレベーターもありますのでそちらをご利用下さい。

鞍馬方面へのバスが発着する「3番バスのりば」は、バスターミナルの中では最も北側の端にあり、少し距離があります。
乗り換え時間は余裕を持って7~8分程度はあった方がよいかもしれません。

地下鉄バス1日券利用者の方は、途中で利用エリアを外れる形になります。そのため、鞍馬へ行く場合途中バス停から鞍馬までの「差額運賃」170円の支払いが必要であり、その旨はバスのりばに掲載されています。

京都駅から「電車(JR・京阪・叡電)」を乗り継ぎアクセス【本数多い】

叡山電車「鞍馬駅」
ルート

1.JR「京都駅」から「奈良線」の電車で隣のJR「東福寺駅」
2.ホーム上の乗り換え口などから京阪「東福寺駅」へ移動
3.京阪線の電車で「出町柳駅」へ(基本的に準急にご乗車→三条駅から特急等に乗り換えが早い)
4.京阪出町柳駅の出口から案内表示に従い叡山電車「出町柳駅」へ移動
5.鞍馬行きの叡山電車に乗車し、終点の「鞍馬駅」で下車

所要時間概ね1時間弱~
運賃合計900円(JR150円・京阪280円・叡電470円)
運行本数全区間で昼間時約15分間隔(1時間4本)
お得なきっぷ・2022年現在「全区間」で利用可能なきっぷはなし
・後述の「バス&えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」では「JR線」は利用不可

京都駅~鞍馬駅間を移動するもう一つのルートは、JR・京阪・叡山電車と3路線の電車を乗り継いで移動するというルートです。

こちらは所要時間面では地下鉄+バスのルートと大差ありませんが、運賃面では300円程度高くなります。

本数が多めのルートを利用したい場合、バスではなく電車に乗車したい場合、時間面でより確実に移動したい場合などにこちらのルートをご利用下さい。

東福寺駅での乗り換えについて
東福寺駅は「京都駅のすぐ隣」

東福寺駅は「JR京都駅」のすぐ隣です。1駅で乗り換えとなる点にご注意下さい。
降りたホーム上に「のりかえ口」があります。そこの改札を通ると京阪線の出町柳方面行きホームへ直接移動が可能です。
・「のりかえ口」が開いていない時間帯(早朝や夜間)はJR東福寺駅の一般の改札口をご利用の上、案内表示に従い京阪線のりばへ移動して下さい。

東福寺駅での乗り換え方法については、上記の記事で解説しています。

出町柳駅での乗り換え方法
鞍馬行きの電車は叡山電車出町柳駅の主に3番のりばから発車

・京阪出町柳駅(地下)から「叡山電車」の案内表示に従い「地上」へ移動する必要があります。
・叡山電車は「鞍馬行き」のみが利用可能です。15分おきに別途運行の「八瀬比叡山口」行きはご利用頂けませんのでご注意下さい。のりばは主に3番のりばとなります。

出町柳駅での京阪線~叡山電車の乗り換えについては、上記の記事で詳しく解説しています。

広範囲の観光におすすめ「バス&えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」

基本的なアクセスルートはこれまで解説した「2つのルート(地下鉄+バス・電車乗り継ぎ)」ですが、鞍馬方面を含めご利用頂けるお得なきっぷとして、「バス&えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」と呼ばれるきっぷが発売されています。

発売期間原則通年(2022年現在)
きっぷの有効期間は各年度の4月1日~3月31日のうち1日
発売価格大人2,000円(子ども用の設定なし)
乗り放題区間・京都市バス・京都バスの一部を除く路線
・叡山電車全線
・京阪電車東福寺~出町柳間
※京都市営地下鉄線は利用不可
発売場所・京都市交通局市バス地下鉄案内所、定期券発売所
・京都総合観光案内所「京なび」
・叡山電車出町柳駅 など
※京阪電車の駅では発売されていません。

こちらのお得なきっぷは、「京都駅~鞍馬」の往復や貴船神社周辺の観光のみでは「元が取れない」価格です。
一方で、市バス・京都バスの広範囲が乗り放題のため、同じ日に京都市内の様々な場所を合わせて観光する場合はお得な場合もあります。

また、こちらのきっぷでは「京都市営地下鉄線」・「JR線」は利用が出来ません。そのため、先述した2つのルートではなく、原則としては京阪七条駅経由での移動がおすすめとなります。

「バス&えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」利用時の推奨ルート

1.京都駅前バスのりばから清水寺、祇園方面へのバスで「七条京阪」バス停へ移動
2.バス停すぐの京阪「七条駅」から出町柳駅へ移動
3.京阪出町柳駅の出口から案内表示に従い叡山電車「出町柳駅」へ移動
4.鞍馬行きの叡山電車に乗車し、終点の「鞍馬駅」で下車

【京都駅から鞍馬へのアクセス】まとめ

「鞍馬の火祭」開催時は交通に関する状況が異なります。当サイトはあくまでも通常時の状況を前提に解説していますので、「火祭」に訪れる場合はあらかじめ各交通機関の情報(臨時ダイヤ・交通規制・混雑に関する情報など)を別途ご確認の上アクセスするようにして下さい。

京都駅から鞍馬エリアへは、「地下鉄+バス」または「電車乗り継ぎ(JR・京阪・叡山電車)」の2ルートが基本的なアクセス手段となります。

運賃面では地下鉄+バスルートが安く運行本数電車乗り継ぎルートが多くなっています。所要時間はいずれも大きな差はありません。なお、「地下鉄・バス1日券」は途中区間までの利用で、バスは一部差額運賃が必要となります。

京都駅から「直通」で移動出来るバス・電車はありません。必ず乗り換えが必要となります。

乗り換えは地下鉄+バスルートは「国際会館駅」での1回のみ、電車乗り継ぎルートは「東福寺駅・出町柳駅」で2回必要となります。