東大寺本坊

【東大寺本坊】5月2日のみ拝観可能な空間には「天皇殿」や奈良時代の「経庫」も

ごあんない

東大寺「本坊」は仁王像で有名な東大寺南大門のすぐそば、大仏殿へと伸びる参道沿いの東側に位置する空間です。本坊は、いわゆるお堂ではないために仏像などが多数安置されている訳ではありませんが、敷地内には大広間のある建物のみならず、「天皇殿」と呼ばれる空間、また本坊経庫と呼ばれる奈良時代からの建物なども残されています。

東大寺天皇殿

東大寺「天皇殿」は、東大寺大仏の造立を発願され、その造像を指揮された「聖武天皇」の坐像をお祀りする空間となっています。この天皇殿は、江戸時代に建立された際には「東大寺東照宮」として当時の徳川将軍家を祀る空間となっていましたが、大政奉還後は天皇を祀る空間として機能しています(現在その旧東照宮は手向山八幡宮に移設されています)。なお、聖武天皇祭当日は午前8時~11時ごろまでこの天皇殿において「論議法要」が行われます。

本坊経庫

東大寺本坊「経庫」は、本坊の敷地内の南側に設けられている奈良時代に建立された「校倉造」の倉庫(国宝)となっており、正倉院正倉、法華堂経庫、手向山八幡宮宝庫などとともに貴重な建築物として知られています。

その他

本坊大広間には日本画家の小泉淳作氏が平成22年の光明皇后1250年御遠忌法要の際に奉納した巨大な襖絵があり、5年の歳月をかけて描きあげた大作は活き活きと花が咲き誇る姿などが印象的なものとなっているほか、同じく小泉淳作氏によって奉納された聖武天皇・光明皇后御影も本坊に設けられています。

拝観情報

東大寺本坊は、原則として毎年5月2日の聖武天皇祭当日以外は立ち入ることは出来ませんが、本坊襖絵の一般公開や近年はコンサートやアートイベントなどが開催されることもあり、不定期に本坊の敷地にお入り頂ける機会が設けられています。

5月2日は天皇殿などは屋外から拝観可能となっており、法要が実施される時間も含め8時~14時頃までは拝観して頂けるようになっています。なお、拝観はいずれも外観のみであり、内部をご覧いただくことは出来ません。

アクセス

東大寺本坊周辺地図