遠敷神社(東大寺)

【東大寺】「お水取り」の由緒に深い関わりを持つ「遠敷神社」ってどんなところ?【若狭国】

ごあんない

二月堂の裏手に位置する小さな神社

遠敷神社(おにゅうじんじゃ)は、東大寺境内における大仏殿に次ぐ観光スポット「二月堂」のすぐそば、北東側の裏手に位置するごく小さな神社です。神社は近くにある「飯道神社」や「興成神社」とともに二月堂の鎮守神として周辺を御守りする存在となっており、飯道神社ほどではありませんが、二月堂よりも高い位置にあるため眺めも比較的よい環境になっています。

「お水取り」の「水」を送る神様をお祀りする

遠敷神社は、二月堂を象徴する行事「修二会」の中でもとりわけ有名な「お水取り」の儀式における主役とも言える若狭国の「遠敷明神」を勧請したものであり。御祭神は現在の若狭彦神社(遠敷明神)の御祭神である彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)となっています。なお、遠敷明神とお水取りをめぐる由来(エピソード)というものは、遠敷明神が二月堂で開かれる修二会に参集された際、魚取りに夢中でその集合時間に遅れてしまったため、お詫びに若狭の地から香水をお送りすることになったというものであり、一見つながりを感じさせない若狭国と大和の地の深い関係性を表すエピソードにもなっています。

なお、遠敷神社そのものの創建時期などは不確かとなっていますが、少なくとも平安時代には既にこの周辺に遠敷明神が勧請されていたとされています。

小さな神社であり、知名度も決して高くはありませんが、二月堂の歴史とは切り離せない存在とも言えますので、二月堂参拝時はぜひ裏手に回って遠敷神社にもご参拝してみてはいかがでしょうか。

遠敷神社(東大寺)の風景

遠敷神社(東大寺)

二月堂の北側から伸びる石段を登る途中に位置する遠敷神社。その姿はその他の二月堂鎮守神などとそれほど変わりはなく、大変小さな神社となっています。

遠敷神社(東大寺)の社殿

遠敷神社(東大寺)の歴史等の案内板

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「市内循環外回り」・「中循環外回り」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」・「奈良佐保短期大学」行き乗車、「東大寺大仏殿・春日大社前」バス停下車、北東に徒歩約15分、または「春日大社本殿」行き乗車、「東大寺大仏殿」バス停下車、北東に徒歩約15分

・JR、近鉄奈良駅から「青山住宅」・「州見台八丁目」行き乗車、「今小路」バス停下車、東に徒歩約15分

ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス奈良公園ルート」乗車、「手向山八幡宮・二月堂前」バス停下車、北に徒歩約5分

近鉄奈良駅から東に徒歩約25分

JR奈良駅から北東に徒歩約35分

近隣スポット

山手観音堂から南にすぐ、二月堂から北東にすぐ、飯道神社から北にすぐ、閼伽井屋から北東に徒歩2分、良弁杉・興成神社から北東に徒歩2分

遠敷神社周辺地図