さいたま市の「雪事情」とは?【雪は少ない・東京に近い】

こちらのページでは、埼玉県の県庁所在地にあたり、東京からも近い大都市「さいたま市」について、その「雪事情(雪の降る・積もる傾向)」を解説していきます。

さいたま市は、東京から近く「雪」の傾向も東京に比較的似た状況で、雪は全体的に少な目の地域ですが、東京と同様に時にはまとまった量の雪が積もるケースも見られます。

掲載情報は2022年時点のものです。その後の観測状況などにより、データなどが変化していることも考えられますので、その点はご留意下さい。

気象庁によるさいたま市での「積雪」観測は2021年から

さいたま市は、埼玉県の県庁所在地ですが、気象台は熊谷にあり、主要な観測地点としては他に「秩父」が歴史的に重視されてきたこともあり、市内で気象庁による気象観測が始まった時期は昭和の後半以降と、歴史は比較的浅くなっています。

また、「雪」の観測については観測開始以降も長らく実施されてきませんでしたが、2021年の後半になってからアメダスに積雪計が増設され、以降は積雪を把握出来るようになりました。

雪の観測は現時点でわずかなデータしか蓄積されていないため、各年ごとの状況を平均した「平年値」などはまだ存在しません。

さいたま市内における雪の状況について、データから詳しく分析できるようになるには、概ね2030年代まで待つ必要があると言えます。

さいたま市「月別の降雪・積雪傾向」

さいたま市の「雪事情」について、各月ごとの大まかな傾向をまとめると以下のような形になります。

雪の傾向
11月・雪は基本的に全く見られない
・2016年に1回積雪、但し極めてイレギュラーなケース
12月・雪となるケースは極めて少ない
・近年積雪が見られる頻度が大幅に減少傾向
1月・雪が積もる年もあれば、積もらない年もある状況
・積雪はうっすら~数cm程度が多い
・まれに10cm以上のまとまった雪となるケースも
・雪は「南岸低気圧」が主な要因、一部「シアーライン」によるケースも
2月・雪が積もる年もあれば、積もらない年もある状況
・積雪はうっすら~数cm程度が多い
・まれに10cm以上のまとまった雪となるケースも
・雪は「南岸低気圧」が主な要因、一部「シアーライン」によるケースも
3月・雪の頻度などは少なくなる時期
・特に近年は3月の雪が極端に減っている状況
4月・通常雪はほぼ見られない時期
・但し、過去には極めてまれに4月の積雪となったケースあり

さいたま市は、市内の地形は関東平野一帯の低地や台地となっており、山間部が存在しないため「気候の差」は小さい地域です。雪の状況についても市内で大きな差はないと言えますが、雪雲の動きや気温の微妙な差などにより、積雪の量にある程度の差が生じるケースは考えられます。

埼玉県内での比較として見た場合、さいたま市は秩父方面など山沿いの地域と比べると雪はかなり少なく、より内陸側にあたる熊谷などとの比較でも、雪はやや少ない傾向が見られます。

さいたま市の雪事情「ここがポイント」

雪は概ね少ない・スタッドレスは必要?

さいたま市は、その「雪事情」を端的に言えば「雪が少ない」地域であることに違いありません。年によっては「全く積もらない」こともあります。

但し、東京や横浜などと比較的似た状況と言うことで、平均すれば数年に1回程度は10cm以上の「まとまった雪」が積もることもあります。

また、東京都心と比べると急に冷え込みが厳しくなる地域でもあるため、雪の有無に関わらず路面凍結などに注意が必要なケースもあります。

スタッドレスタイヤについては、装着していない車も多いと言えますが、気温の状況や一般論としての個々の移動範囲・移動時間(雪が降った場合に車を使わないことが可能か)などを考慮すると、あった方が無難なケースが多いと言えるでしょう。

雪は主に「南岸低気圧」で降る

さいたま市は、典型的な関東平野内における気候の条件を持つ地域であり、雪については関東平野に雪をもたらす主要因である「南岸低気圧」によるケースが多くを占めます。

例外的な事例としては、寒気が流れ込むタイミングなどで風がぶつかりあって雪雲となる「シアーライン」で雪が降るケースも見られますが、南岸低気圧ほどの頻度とは言えません。

東京の雪とさいたまの雪

さいたま市は、東京23区からの距離が近いため、東京で雪が降る・積もる場合にさいたま市でも雪が降る・積もることがかなり多い状況です。例えば宇都宮・前橋と東京よりも、さいたまと東京の方が「雪事情」は連動していると言えます。

但し、30km程度の距離でも雪の状況に違いが生じることもあります。

一例としては、「強い雪雲」が東京周辺を中心に掛かりやすかったため、さいたまでは東京ほどの積雪にならなかったケース、また逆に東京ではわずかに気温が高く、さいたまでは気温が低かったため、さいたまで雪の量が増えたケース(まれにさいたまだけ積もったケースも)などがあり、雪となった場合に必ずしも同じ量の積雪になるという訳ではありません。

さいたま市の雪事情【まとめ】

  • 雪は少な目の地域、積もらない年もあり
  • 積もった場合うっすら~数cm程度が多い
  • 平均数年に一度程度は10cm以上のまとまった雪が積もるケースも
  • スタッドレスタイヤは「あった方が無難」なケースが多い
  • 雪の要因は大半が関東平野一帯に雪をもたらす「南岸低気圧」による
  • 東京と雪の傾向は近い一方、積雪の量などに違いが生じることも
埼玉県の「雪事情」とは?【平野部の雪は少な目・地域差はあり】
こちらのページでは、関東地方の内陸側に位置し、東京のベッドタウンとして発展している場所が多い「埼玉県」について、その「雪事情(雪の降る・積もる傾向など)」を解説していきます。埼玉県は、雪は平野部では少な目で、県の南部では東京などと...

埼玉県内全体の「雪事情」については、上記の記事で別途解説しております。