札幌市「6月の気候」は?気温・天気の傾向・服装など基本を解説

自然・気候

こちらでは、札幌市の「6月の気候」について気温・天気などの傾向を詳しく解説していきます。

札幌市の6月は、まだ「春らしさ」が見られる一方で「初夏」の装いも見られるようになる時期で、全体的には天候が安定し、観光などには適した時期と言えます。

6月の気温は?

6月平均気温(℃)平均最高気温(℃)平均最低気温(℃)
平年値17.021.813.4
札幌管区気象台のデータ
6月夏日(最高気温25℃以上)日数真夏日(最高気温30℃以上)日数
平年値7.20.5
札幌管区気象台のデータ
6月仙台新潟金沢東京名古屋大阪広島福岡那覇
各地の平均気温19.220.921.621.923.023.623.223.327.2
札幌との差+2.2+3.9+4.6+4.9+6.0+6.6+6.2+6.3+10.2
各気象台などの平年データ
6月平均気温(℃)平均最高気温(℃)平均最低気温(℃)
上旬15.820.812.0
中旬16.921.413.5
下旬18.423.114.9
札幌管区気象台の平年データ
6月気温の記録(℃)
観測史上最高気温33.7(2014/6/4)
平均気温の最高記録19.2(2010/6)
平成以降の最低気温5.5(1989/6/9)
札幌管区気象台のデータ

札幌市の6月は、首都圏・京阪神の5月より少し気温が低いくらいの状況で、体感的には「春」らしさに加え「初夏」の雰囲気が次第に感じられるようになる時期です。

朝の気温は前半を中心に10℃を下回るケースもありますが、5℃前後などに冷え込むことは都心部周辺ではありません。

昼間の気温は20℃以上の日が多めで、大陸から乾いた暑い空気が入る場合などは、まれに30℃前後といった夏らしい気温に上がる場合もあります。

気温差を見ると、朝晩の気温差は大きい時期ですが、1か月の気温変動を見ると、4・5月と比べると劇的な変化は少なくなると言えます。

6月の天気(晴れ・雨)は?

6月降水量
(mm)
降水日数
(何か降った日数)
日降水量10mm≧
の日数
日照時間平均風速
(m/s)
最多風向
平年値60.418.7
年間最少
2.0180.03.7南東
札幌管区気象台のデータ

札幌の6月は、比較的天候が安定する傾向を持つ時期です。

本州などは6月=梅雨というイメージが強いですが、北海道は「梅雨がない」地域かつ、前線の影響は7月以降に受けやすい特徴を持つため、雨が降る頻度・量は5月と同様、1年でも特に少ない時期となり、晴れる日も比較的多く、時には数日連続でほぼ快晴となることもあります。

但し、常時好天が続くわけではなく、低気圧が停滞したり、湿った冷たい空気が流れ込むこともあるため、「どんよりとした曇り空」や「断続的な弱い雨」が数日程度続く場合も年によっては見られます。

一般に北海道で6月に悪天候が続くと「蝦夷梅雨」というキーワードが用いられがちですが、「蝦夷梅雨」の意味する所は用いる人によってあいまいな場合が多く、原則論としては「オホーツク海側」で発生する気象状況に対する名称とされるため、札幌で6月に悪天候が続いた場合に「蝦夷梅雨」という表現が適切とは言い切れません。

蝦夷梅雨という用語については、上記の記事で別途解説しております。

6月の服装は?

札幌の6月に着る服装は、首都圏・京阪神の「4月下旬~5月」頃に着る服装のイメージで概ね問題ありません。

通常の昼間は「長袖シャツ」や薄い羽織ものなどが適した時期で、前半など朝にやや冷える場合、山地の観光地を訪れる場合は多少厚みのある上着(アウター)もあった方がよい場合もあります。

また、暑い日の昼間は「半袖」・「Tシャツ」で問題ない場合も見られ、その時々の気温によって適した服装は変化する時期です。

1日の気温差は比較的大きい時期ですので、適宜脱ぎ着して過ごしやすい服装とするのがおすすめです。

札幌市「6月の気候」【まとめ】

気温

・10℃未満に冷え込む日は減少
・昼間は20℃台の日が多く、まれに30℃前後の暑さとなる場合も
・1日の気温差は比較的大きい時期

天気

・比較的安定した天候となりやすい
・雨は1年で最も少ない時期
・一時的にはどんよりした天気が続く場合も
・「蝦夷梅雨」という用語は意味する所があいまいな傾向

服装

・長袖シャツや薄手の羽織ものが役立つ時期
・冷え込む朝などはやや厚みのある上着もあると安心
・暑い日は半袖でも問題なし
・気温差が大きいため適宜調節を