生駒山上遊園地への交通手段・アクセス情報(近鉄・ケーブル・車)

各種お役立ち情報

大阪府と奈良県の境界に位置する「生駒山」の山頂付近にあり、90年以上の歴史を持つことでも知られる「生駒山上遊園地」。近年は「PLAY PEAK ITADAKI」のオープン等もあり、根強い人気を持つレジャースポットとして知られています。

こちらの記事では、生駒山上遊園地への「交通アクセス」に関する基本的な情報をご案内していきます。

生駒山上遊園地は標高600m以上の山の上であるため「不便」な印象を持たれるかもしれませんが、近鉄電車と「生駒ケーブル」のご利用で大阪・奈良方面からスムーズな移動が可能です。また、車によるアクセスについても、有料道路「信貴生駒スカイライン」の利用で快適にアクセスする事が出来ます。

電車・ケーブルでアクセス

近鉄電車でまず「生駒駅」へ

生駒山上遊園地へ公共交通機関でアクセスする場合は、近鉄電車の生駒駅から「生駒ケーブル」を使います。

そのためまずはどこから訪れる場合でも、近鉄奈良線を使って近鉄生駒駅までいく必要があります。近鉄奈良線は日中時間帯も快速急行・急行が10分おきの運行で、利便性は非常に高くなっています。

近鉄生駒駅へは、各駅から以下のようなルート・所要時間となっています。

なお。生駒駅までの電車と後に乗り継ぐケーブルの「きっぷ」は別扱いであり、ケーブルではICカード乗車券も使えませんので、生駒駅では改札口で通常通り「下車」する形となります。紙のきっぷを買う場合は生駒駅までのきっぷをお買い求め下さい。

大阪難波駅から:近鉄奈良行き快速急行・急行で約20分~、運賃490円
鶴橋駅から:近鉄奈良行き快速急行・急行で約13分~、運賃430円
梅田駅から:大阪環状線外回りで鶴橋駅へ・鶴橋駅からは上記近鉄線を利用、合計約35分~、運賃620円
天王寺駅から:大阪環状線内回りで鶴橋駅へ・鶴橋駅からは上記近鉄線を利用、合計約35分~、運賃570円

近鉄奈良駅から:神戸三宮・大阪難波行き快速急行・急行で約15分~、運賃360円

神戸三宮駅から:阪神・近鉄線直通近鉄奈良行き快速急行で約50分~、運賃910円

京都駅から:近鉄京都線急行等で大和西大寺駅へ・大和西大寺からは神戸三宮・大阪難波行き快速急行・急行などを利用、合計約50分~、運賃830円

生駒駅からは「生駒ケーブル」を利用

近鉄奈良線の生駒駅からは、「生駒ケーブル」を利用します。この際生駒駅改札内では乗り継げませんので、一旦改札口を出て下さい(通常通り下車)。

ケーブルの運賃:大人500円・子供250円(鳥居前駅(生駒駅)~生駒山上駅間)
ケーブルの所要時間:21分(途中宝山寺駅で生駒山上行きに乗り換えます)
ケーブルの運行間隔:通常40分間隔(臨時増便の場合もあります)

改札口は「西改札口」か「中央改札口」をご利用下さい。大阪方面からの場合、車両は後ろ寄りに乗っておくと便利です。

改札を出たら、生駒ケーブルののりばへは、案内表示に従い連絡通路を通って行きます。中央改札口からは3分程度、西改札口からは1分少々でケーブルのりばに到着します。

生駒ケーブルのりば「鳥居前駅(生駒駅前)」に到着したら、券売機で乗車券を購入してケーブルに乗ります。改札は自動ではなく有人ですので、きっぷ類を係員にお見せ下さい。各種ICカード乗車券はご利用頂けません。

なお、ケーブルは直通で生駒山上へは行きません。鳥居前駅からのケーブルは全て途中の「宝山寺駅」行きです。生駒山上行きへは、宝山寺駅ですぐ上に停車している生駒山上行きに乗り換えます。

生駒山上行きに乗れば、後はそのまま終点まで行けば生駒山上駅に到着です。なお、ケーブルは増発されない通常時は40分おきですので、事前にスケジュールを確認した上でアクセスされる事をおすすめします。

生駒ケーブルの詳細については、上記の記事でも詳しく解説しています。

お得なきっぷはある?

生駒山上遊園地へアクセスする際に活用できる「お得なきっぷ」については、遊園地の料金とセットになったようなものはありませんが、「奈良・斑鳩1dayチケット」のご利用で運賃を安く出来る場合があります。

こちらのきっぷは、関西の私鉄・地下鉄沿線~奈良エリアが乗り放題になるきっぷで、奈良周辺の近鉄電車(生駒ケーブルを含む)・奈良市内のバス等も自由にご利用頂けます。

発売額は、例えば阪急沿線からの場合2,350円と、生駒山上遊園地への往復だけでも元が取れる計算です。

奈良・斑鳩1dayチケットの詳細については、上記の記事で詳しく解説しています。

車(マイカー)によるアクセス

車で生駒山上遊園地へアクセスする場合、大阪都心・奈良方面からのアクセスルートは以下の通りです。道路ルートとしては有料の「信貴生駒スカイライン」のご利用が必須です。

<例:梅田から>
梅田新道交差点~阪奈道路経由~信貴生駒スカイライン~生駒山上遊園地駐車場
※信貴生駒スカイライン入り口までは直進するだけとなっています。

<例:奈良から>
近鉄奈良駅前高天交差点~阪奈道路経由~信貴生駒スカイライン~生駒山上遊園地駐車場
※信貴生駒スカイライン入り口までは直進するだけとなっています。

信貴生駒スカイラインの通行料金(阪奈道路~生駒山上遊園地往復)
◇普通乗用車740円・マイクロバス1,780円・大型バス等2,940円

生駒山上遊園地へのアクセスルートである「信貴生駒スカイライン(有料)」は一般道路である阪奈道路に接続しており、阪神高速道路や第二阪奈有料道路には直接つながっていませんので、大阪都心・奈良方面からは一般道路(阪奈道路経由)でのアクセスもおすすめです。

梅田新道交差点からも・奈良駅前の高天交差点からも、基本的に信貴生駒スカイラインへの入口を除いてはただ直進するだけという、極めてシンプルなアクセスルートです。

高速利用の場合は、大阪方面からの場合は「西石切インターチェンジ」をご利用下さい。

大阪方面からの場合、山に入るまでの区間は時間帯によって渋滞する可能性がありますが、生駒山一帯に入れば道路混雑は通常見られません。

生駒山上遊園地の駐車場について

お車(マイカー)で生駒山上遊園地へアクセスする場合、遊園地の北側に大規模な駐車場があります。

駐車料金:1日1,200円(乗用車)・1日2,000円(マイクロバス・大型バス)

車を利用する場合、普通乗用車であれば信貴生駒スカイラインの有料道路料金740円と、こちらの駐車料金1,200円の合計1,940円が掛かります。

駐車場については、駐車可能台数が多い為、まず満車になることはありません。なお、駐車場から遊園地へは上りの急な石段が続きますが、こちらを歩かずに移動出来るのりもの「DONDONどんぐリス」は往復500円・片道300円で利用可能です。

バスはありません

これまで、近鉄電車・ケーブル、車(マイカー)によるアクセスを解説してきましたが、かつての記憶から生駒山上遊園地へは「路線バス」等が運行されていると誤解されている方も一部でおられるようです。

しかし、残念ながらバスの運行は昭和~平成初期までに限られ、現在は一切運行されていません。生駒山上遊園地へは「近鉄電車+ケーブル」か「車」のいずれかでアクセスするようにして下さい。

生駒山上遊園地には休園日・冬季休園期間があります

生駒山上遊園地へのおでかけについては、アクセス手段を調べる前に休園日や「冬季休園期間」についてもご確認頂く必要があります。

詳細な日程は毎年変わりますので、生駒山上遊園地公式サイト内 生駒山上遊園地の営業案内・営業カレンダー をご確認下さい。また、営業時間についても繁忙期等の状況により変わりますので、事前に公式サイトをご確認下さい。

2023年現在生駒山上遊園地の休園日は毎週木曜日です。但し、木曜が祝日の場合や学校が春休み・夏休みの期間は営業しています。

2023年現在、毎年12月初旬~3月前半頃までは長期に渡り冬季休園となります。

2023年現在、「混雑が予想される日程」は事前予約が必要な場合もあるようです。十分にご注意下さい。

まとめ

大阪府と奈良県の府県境にそびえる「生駒山」の山頂付近にある「生駒山上遊園地」へは、近鉄電車と生駒ケーブル、または車(マイカー)によるアクセスが基本です。

近鉄電車経由の場合、まずは各エリアから近鉄奈良線を利用して生駒駅までアクセスします。生駒駅からは一旦改札口を出て、連絡通路を通り生駒ケーブルに乗り換えます。

生駒ケーブルについては、ICカード乗車券等は使えませんので、きっぷは近鉄電車とは別にお買い求め頂く形となります。なお、運行間隔は通常時40分間隔と少し少な目ですので、その点もご留意下さい。

お得なきっぷとしては「奈良・斑鳩1dayチケット」のご利用もおすすめです。

車(マイカー)でアクセスする場合、「信貴生駒スカイライン」の利用が必須であり、基本的には途中まで「阪奈道路」経由のルートがおすすめです。なお、車をご利用の場合は信貴生駒スカイラインの有料道路料金・生駒山上遊園地の駐車場料金が必要になります。