京都観光に便利な「地下鉄・バス1日券(2日券)」の概要・便利な使い方

「バス」や「地下鉄」などを使うことで便利にスムーズに観光頂ける街「京都」。

京都観光の定番きっぷと言えば、バスが乗り放題になる「バス1日券」が有名ですが、2018年からは「バス1日券」が100円値上げされる代わりに、地下鉄やバスの一層広い範囲が乗り放題になる「京都観光1日(2日)乗車券」が「地下鉄・バス1日券(2日券)」と改称の上大幅値下げされました。

こちらのページでは、大変使いやすくなった「地下鉄・バス1日券(2日券)」について、その内容(概要)や便利な使い方を詳しく、じっくりとご案内してまいります。

なお、本サイトは奈良の観光情報を取り扱うサイトですが、奈良と合わせて京都観光をされる方も非常に多いですので、京都市内の交通アクセスに関する情報もご案内しております。

地下鉄・バス1日券とは

京都「地下鉄・バス1日券」

京都の「地下鉄・バス1日券(2日券)」とは、その名の通り京都市内を走る地下鉄(京都市営地下鉄)と、京都市バスをはじめとする路線バスの大半が乗り放題になるという非常に便利でお得な「フリーきっぷ」です。

「バス1日券」をご利用の場合でも、京都市街地周辺の大半の観光スポットにアクセスすることは可能でしたが、こちらの「地下鉄・バス1日券(2日券)」では京都市街地周辺に加え、東山を挟んだ「山科」エリアや、山間部の「大原」エリアや「高雄」エリア、また観光地としての知名度は低いものの優れたスポットの多い「洛西」エリアといった「京都郊外」の各エリアにもアクセスすることが可能となっています。

例えば、「バス1日券」では行けなくても、「地下鉄・バス1日券(2日券)」ならば行くことが出来るスポットとしては以下のような場所があります。

三千院・寂光院・江文神社・蓮華寺・神護寺・西明寺・髙山寺・平岡八幡宮・醍醐寺・随心院・勧修寺・毘沙門堂門跡・ 大石神社・ 本圀寺・日野誕生院・桂離宮・洛西竹林公園・大原野神社

醍醐寺など山科エリアへもアクセス可能な「地下鉄・バス1日券(2日券)」

バス1日券で巡ることが可能な主要スポットに加え、これら郊外の有名観光スポットも巡ることが可能な「地下鉄・バス1日券(2日券)」は、「京都を味わい尽くす」には必携のフリーきっぷとなっているのです。

券種・発売額・他のきっぷとの比較

地下鉄・バス1日券(2日券)の発売額(料金)は、

1日券:大人用900円・子供用450円
2日券:大人用1700円:子供用850円

となっています。バス1日券と異なり、1日券と2日券が発売されていることが特徴となっており、2日券の方が少しだけお得(1日あたり大人用850円・子供用425円)にもなっています。

なお、バス1日券の発売額は

大人用600円・子ども用300円

です。バス1日券の場合は「地下鉄・バス1日券」よりも300円安く、230円の均一区間を走るバスに3回乗れば元が取れる計算となっていますが、地下鉄線は一切乗れず、郊外の運賃が変わるバス路線も乗れません。

バス1日券の詳細については、以下の関連記事もご覧ください。


関連記事:京都「バス1日券(600円)」の概要・便利な使い方


また、京都市内周辺の大半の電車が乗り放題になる「歩くまち京都・レールきっぷ」の発売額は

1日券1300円・2日券2000円(子供用なし)

であり、「バス1日券」よりも「地下鉄・バス1日券(2日券)」よりも割高になっています。

電車だけで事足りる観光地が少ない京都では、「歩くまち京都・レールきっぷ」は必ずしも使いやすくありませんので、「地下鉄・バス1日券」のご利用がおすすめです。

利用範囲

「地下鉄・バス1日券(2日券)」の利用範囲については、以下のようになっています。

利用可能なバスは「市バス(全線)」と「京都バス」・「京阪バス」の京都市内の大半の路線となっています。

また、電車については「京都市営地下鉄」のみが利用可能となっています。

アクセス可能な主な観光地については、以下の通りになっています。

バス1日券の利用範囲であるエリアの

清水寺・祇園・金閣寺・銀閣寺・嵐山エリア・嵯峨エリア・伏見稲荷大社・二条城・京都御苑・南禅寺・仁和寺・竜安寺・下鴨神社・上賀茂神社・知恩院・高台寺・東福寺・泉湧寺・苔寺・鈴虫寺・東映太秦映画村・京都水族館・京都鉄道博物館・西本願寺・東本願寺・岡崎神社・城南宮・御香宮神社・松尾大社・鷹峯源光庵・岩倉実相院・詩仙堂

に加え、先述した通り山科・大原・高雄・洛西エリアなどの

三千院・寂光院・江文神社・蓮華寺・神護寺・西明寺・髙山寺・平岡八幡宮・醍醐寺・随心院・勧修寺・毘沙門堂門跡・ 大石神社・ 本圀寺・日野誕生院・桂離宮・洛西竹林公園・大原野神社

といった観光スポットへも「地下鉄・バス1日券(2日券)」を利用してアクセスすることが可能です。

なお、大変広い範囲が利用可能な「地下鉄・バス1日券(2日券)」ですが、アクセス出来ないエリアもあります。

例えばバスでアクセス可能なエリアでも、

・鞍馬エリア(鞍馬寺など)
・貴船エリア(貴船神社など)
・比叡山エリア(延暦寺など)
・京北エリア(常照皇寺など)

については「地下鉄・バス1日券(2日券)」では利用範囲外となりアクセス出来ません。また、電車については京都市営地下鉄線のみが利用可能となっていますので、その他の鉄道線は利用できませんのでご注意下さい。

発売場所

「地下鉄・バス1日券(2日券)」の発売場所は、京都市交通局の「市バス・地下鉄案内所」や京都駅前バスのりばの券売機など、市内各地で発売されています。

主な発売場所は以下の通りです。

◇JR京都駅中央口前バス総合案内所
◇京都駅前バスのりば各所に設置の1日券類券売機
◇その他一部主要バス停、駅に設置の1日券類券売機
◇市バス・地下鉄案内所(コトチカ京都内・太秦天神川駅・北大路駅・烏丸御池駅)
◇京都市交通局の定期券発売所(三条京阪・四条・京都駅・北大路・山科・竹田・六地蔵・二条)
◇地下鉄各駅の窓口
◇市バス営業所

◇主要駅近くや主要観光地近く等の一部コンビニエンスストア

◇京koko Welcome Center
◇京都総合観光案内所(京なび)
◇京都市河原町三条観光情報コーナー
◇関西ツーリストインフォメーションセンター京都
◇JR東海ツアーズ 京都駅新幹線中央口支店
◇日本旅行 Tis京都支店
◇京都館すがものはなれ(東京)

で発売されています。

多くの方が各種の「1日券」を購入される場所である「京都駅前バスのりば」の券売機・のりばなどの詳細に関しては、以下の関連記事もご覧ください。


関連記事:「京都駅前」バスのりばを徹底解説(各のりば・各系統・券売機・窓口その他)


バス1日券とは異なり、市バス・京都バスの車内ではお買い求め頂けませんのでご注意下さい。

なお、券売機や発売場所によっては「1日券」のみが発売されている場合や「大人用」のみしか発売されていない場合があります。

確実にお買い求め頂きたい場合は、京都駅前の「D1」のりばそばにある大規模な券売機や、JR京都駅中央口前バス総合案内所・駅の窓口などでお買い求め頂くとよいでしょう。

なお、コンビニについては必ずしも取り扱っている店であるかどうかは判断できない場合がありますので、発売しているかどうかを尋ねて頂くのがよいでしょう。

発売しているコンビニの一部については、地下鉄・バス1日券公式サイト内の「発売場所」のページにも掲載されていますので、そちらもご覧ください。

便利な使い方

大原エリアなどへは「往復」だけで元が取れる

京都駅~大原間のバスは「地下鉄・バス1日券(2日券)」が利用可能

「地下鉄・バス1日券(2日券)」は、かつては1200円で「京都観光1日(2日)乗車券」として発売されていましたが、2018年からは値下げされ1日券は900円で発売されています。

そのため、値下げ後については郊外のバス運賃が高額なエリアについては「往復」だけで元が取れる、極めてお得なきっぷとしてご利用頂けるようになっています。

例えば、京都駅~大原間のバス運賃は570円ですが、往復利用の場合は1040円になり、900円の「地下鉄・バス1日券」よりは割高になっています。

また、京都駅から四条駅まで地下鉄線を利用し、四条烏丸始発の高雄行きバスを使って京都駅~高雄間を往復した場合、通常往復運賃はIC乗継割引を適用しても1380円ですので、900円の「地下鉄・バス1日券」がいかにお得かお分かり頂けるかと思います。

なお、高雄エリアの場合は「JRバス」も主要なアクセス手段となっていますが、JRバスは「地下鉄・バス1日券(2日券)」は一切利用できませんのでご注意下さい。

山科エリアへは「地下鉄・バス1日券(2日券)」で

大原エリアや高雄エリアといった山間部の観光地のみならず、京都市街地の一部でありながら、東山を挟んでいるために別の街のような雰囲気を持つ「山科」エリアへも「地下鉄・バス1日券(2日券)」ではアクセスすることが可能です。

山科エリアは「醍醐寺」や「勧修寺」・「随心院」といった観光名所が点在しており、地下鉄東西線のみならず、「京阪バス」の利用で一層便利にアクセス可能となっていますが、京阪バスは「バス1日券」のみならず、大阪・神戸方面からの「いい古都チケット」や奈良方面からの「京めぐり」といった乗り放題乗車券でも利用できないようになっており、市バス・地下鉄線等に加え、京阪バスも利用できるのはこの「地下鉄・バス1日券(2日券)」のみとなっています。

山科エリアを観光される場合、「地下鉄・バス1日券(2日券)」はほぼ「必携」と言ってもよいでしょう。

渋滞回避に「地下鉄」と「バス」の組み合わせもおすすめ

郊外ではなく、「バス1日券」の利用エリアの各観光スポットを観光される場合でも「地下鉄・バス1日券(2日券)」は便利です。

とりわけ3~5月や9~11月の土日祝日などいわゆる「観光シーズン」、また祇園祭をはじめとする主要観光行事の開催時は「交通渋滞」・「乗客の集中」により一部のバスが使いにくくなるケースがあります。

観光シーズンには京都駅前からのバスが大混雑になることも(急行100・206号系統など)

そんな時に「地下鉄・バス1日券(2日券)」を持っていれば、バスに加えて地下鉄線を組み合わせて利用することが出来ますので、渋滞・混雑・遅れをある程度回避することが可能となります。

例えば京都駅から銀閣寺へ行く場合、バスで急行100号系統を使うのが大変便利なのですが、一部土日祝日など「観光シーズン」には大幅な遅れや極端な混雑に見舞われて使いにくくなるケースもあります。

その場合に地下鉄線で今出川駅まで行き、203号系統や急行102号系統などに乗り換えて移動することで、ある程度の渋滞回避、時間短縮が可能となります。

また、金閣寺へ行く場合でも、北大路駅からのバスを利用するルートに変更することで、京都駅周辺の渋滞や遅れを回避することが出来る場合があります。

渋滞が少ない場合はこのような「措置」は不要ですが、観光客の多い京都ですので、特に観光客の多いシーズンにはこのような「対策」も考慮しながら「地下鉄・バス1日券(2日券」を活用して頂くと、よりスムーズな観光を楽しんで頂けることでしょう。

まとめ

京都の「地下鉄・バス1日券(2日券)」は、「バス1日券」の利用範囲(京都市街地の大半)に加え、京都市営地下鉄線全線、また山間部の「大原」・「高雄」エリア、また醍醐寺などのある「山科」エリア方面への路線バスも利用可能になっている利用範囲の広い乗り放題きっぷです。

鞍馬・貴船・京北・比叡山といった山深い一部エリアを除いては、京都市内のほぼ全てのエリア・観光地を「地下鉄・バス1日券(2日券)」で巡ることが可能です。

発売額は2018年に値下げされた後は900円と、「バス1日券」と300円しか違いがありません。現在では京都駅~大原間のバス往復のみで「元が取れる」料金となっています。

発売場所は地下鉄線の各駅や案内所、京都駅前バスのりばなどの「券売機」、市内の主要駅や主要バス停近くなどの一部コンビニでも発売されています。なお、バスの車内ではお買い求め頂けませんのでご注意下さい。

観光繁忙期には一部のバス路線が渋滞によって使いにくくなるケースがありますので、「バス1日券」の範囲内のみを観光する場合でも、地下鉄線を利用して迂回することが可能な「地下鉄・バス1日券(2日券)」のご利用がおすすめとなります。

本サイトは京都の交通情報に留まらず、メインコンテンツとしては「奈良観光」に関する情報を広くご案内するサイト「奈良まちあるき風景紀行」です。

ぜひ京都市内の観光のみならず、近鉄・JR線を利用して奈良観光へ訪れてみてはいかがでしょうか。