奈良公園周辺・平城宮跡エリアの観光に便利な「ぐるっとバス」の使い方まとめ

この記事では、観光都市「奈良」の交通アクセスを充実させるために近年奈良公園周辺と平城宮跡周辺において運行されている便利な「ぐるっとバス」についての情報をなるべくわかりやすくまとめていきます。

ぐるっとバスのルートは?

ぐるっとバスとは、奈良市内の主要観光地周辺を巡る観光客向けの周遊バスであり、現在は「奈良公園ルート」と「平城宮跡ルート」の2つのルートが運行されています。

奈良公園ルートは、JR・近鉄奈良駅から東大寺・若草山麓・春日大社方面を1周するようなルートになっており、奈良公園ルートの特徴としては、通常の路線バスが通っていない若草山麓や二月堂の近くまでバスでアクセスできる

平城宮跡ルート平城宮跡の周囲を1周して大極殿・朱雀門ひろばへそれぞれアクセスできるようになっているなど、観光客の移動を考慮した分かりやすく使いやすいルートとなっています。平城宮跡の拠点である「朱雀門ひろば」には通常の路線バスと違い、すぐ近くまでバスでアクセスできるようになっており、使いやすい存在となっています。

ぐるっとバスの乗り場・路線図

運行本数・時間について

ぐるっとバスの運行本数奈良公園ルートは1時間に4本(15分間隔)平城宮跡ルートは1時間に3本(20分間隔)となっていますが、始発は9時台、終発は16時~17時台と観光客の流れに合わせたダイヤとなっているため、早朝や夕方以降の観光にはご利用いただけません。日中のご利用には大変便利なぐるっとバスですが、始発時刻と終発時刻には注意した上でご利用になることをおすすめします。

土日祝日・観光シーズンのみの運行です

ぐるっとバスを利用する際に気を付けておきたいことは、その「運行期間」。ぐるっとバスが一般の路線バスと同じく「通年運行」であると勘違いされる方もいるようですが、残念ながら運行日は土日祝日及び春や正倉院展期間中などの観光シーズンのみとなっており、通常の平日には運行されていないことがほとんどとなっています。ここ数年、土日祝日には必ず運行されていますが、観光シーズンの運行期間は年によって日程が変わる場合も多くなっていますので、ご利用になる際はあらかじめご確認しておくことを強くお勧めします。

なお、ぐるっとバスが運行されていない日でも東大寺・春日大社方面へは路線バスが頻発しているほか、平城宮跡エリアにも路線バスによるアクセスが確保されていますので、アクセスに困ることは基本的にありません。

運賃は100円均一・各種フリー乗車券類も使用可能

バスに乗る時に気になるのはその運賃。ぐるっとバス最大の特徴としては、奈良では唯一「100円バス」として大人(中学生以上)100円、小学生以下50円という大変リーズナブルな運賃でご利用いただけるようになっています。

奈良交通の路線バスと同様、全国共通IC乗車券カードもご利用いただけるほか、奈良交通バスに関わるのフリー乗車券類はいずれもぐるっとバスでもご使用いただけるようになっています。フリー乗車券をお持ちの場合、奈良交通の路線バスと使い勝手に応じて使い分けることも出来るのです。

<使用できるフリー乗車券類一覧>

◇奈良公園・西の京 世界遺産 1-Day Pass
◇奈良公園・西の京・法隆寺 世界遺産 1-Day Pass Wide
◇奈良・大和路 2 Day Pass
◇奈良・斑鳩1dayチケット
◇奈良世界遺産フリーきっぷ【奈良・斑鳩(1日)コース】
◇奈良世界遺産フリーきっぷ【奈良・斑鳩(2日)コース】
◇奈良世界遺産フリーきっぷ【奈良・斑鳩・吉野コース】

【格安】奈良交通バスフリー(一日)乗車券の値段・範囲・特典一覧【奈良を観光する】

奈良公園ルートは混雑します

ぐるっとバスは、奈良公園ルートは非常に小さな小型バス、平城宮跡ルートは一般の路線バスと変わらない車両で運行されています。しかし、利用者数が多くなるのは車両が小さな奈良公園ルートとなっているため、観光シーズンには奈良公園ルートでかなりの混雑が見られ、通勤ラッシュのような状況になる場合もあります。

平城宮跡ルートは観光シーズン・パークアンドライド実施期間に多少の混雑が見られることもありますが、車体が大きく奈良公園ルートよりはお客さんが少ない傾向にあるので、ひどい混雑に見舞われることは非常に少なくなっています。

奈良公園ルートは後述するように「市内循環バス」のご利用のほうが便利なことも多いですので、混雑時は利用を避けるというのも一つの選択肢となっています。

奈良交通の「路線バス」も便利です

これまで、なんとも「便利」に見えるぐるっとバスについて解説してきましたが、ぐるっとバスのみならず、奈良市内を走る奈良交通の路線バスも十二分に便利な存在であることも間違いありません。観光客の方は「フリー乗車券」をご利用いただく方も多く、その場合は運賃100円・210円の差を考える必要もありませんし、東大寺・春日大社方面へはぐるっとバスよりも本数がかなり多い市内循環バス、平城宮跡にも通年運行の路線バスが運行されており、そちらをご利用いただいても何ら問題ありません。

とりわけ、奈良公園ルートについては東大寺・春日大社~奈良駅方面へのアクセスに市内循環バスよりも時間が掛かる傾向にありますので、「ぐるっとバス」があればぐるっとバスを必ず使うというのではなく、目的地に早く到達できるルート、また目的地に近いバス停があるルートを選んでご利用になることをおすすめします。

まとめ

以上、奈良の主要観光スポットをお得にスムーズに巡ることが出来る「ぐるっとバス」について解説してきました。

若草山麓や朱雀門ひろばといった場所に直接アクセスできる上に、運賃100円と非常に便利なバスですが、「期間限定運行」であるということ、「奈良公園ルートは混雑する」ということには留意して頂く必要があるということはご理解いただけたかと思います。

また、通常の「奈良交通路線バス」も大変便利であるということもありますので、上手に使い分けて、スムーズな奈良観光をお楽しみください。