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【奈良】日本最古のダムと言われる「蛙股池(かえるまたいけ)」ってどんなところ?【あやめ池駅】

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蛙股池

ごあんない

「あやめ池」の南に位置するもう一つの池

蛙股池(かえるまたいけ)は近鉄菖蒲池駅の南方に位置するため池です。池は名前の通り寺社建築における「蛙股」のような形をしており、東西・南北それぞれに500メートルほどの広がりを持つ、奈良市内では有数の規模を誇る大きな池となっています。

なお、近鉄線を跨いで北方には蛙股池と同規模の広がりを持つ「菖蒲上池(菖蒲池)」があり、周辺の地名や駅名には「菖蒲池駅」の名前の通りそちらの名称が使用されています。

日本書紀に記された日本最古のダム?

この蛙股池は、一説には「日本最古のダム」という表現で紹介されることがあり、その築造を西暦162年に求める説がある一方で、『日本書紀』によれば推古天皇15(607)年に倭に「高市池・藤原池・肩岡池・菅原池」を作るとの記述があり、その「菅原池」を蛙股池とする説がある他、「奈良町風土記」では「行基が作ったとも伝えられている(不詳)」と記されており、その由来には様々な可能性が残されています。

水辺や神社の風景が美しい!

歴史ある蛙股池ですが、その水辺にはその歴史を裏付けるかのごとく『菖蒲池神社』が所在します。『奈良市史・神社』によれば、菅原池(蛙股池)建造時、その守護神として市杵島姫命が祀られたことが神社の始まりであるとされています。菖蒲池神社は戦後一時荒廃しましたが、1980年に再建され、現在は地域の神社として祭りなどが行われています。

池と神社の森が織りなす風景はすがすがしく、また高台に位置する池ですので、池のほとりからは若草山・春日山方面への眺望が広がる地点もあり、自然あふれる風景を楽しめる気軽な散策スポットとして学園前・菖蒲池エリアの住民により愛される空間となっています。池の周辺を通って「大和文華館」方面へと抜ける道もあり、犬の散歩から住民のジョギングまで、「観光」客は見られませんが、周辺の人々の姿は常に見られる「憩いの場」となっています。

蛙股池の風景

蛙股池の水辺

蛙股池

蛙股池は近鉄「菖蒲池」駅と「学園前」駅の間に挟まるように広がっており、広々とした池のほとりは紅葉のシーズンなどには池の水面とのコントラストが美しい風景を見せます。

蛙股池周辺から若草山方面を望む

池はかなりの「高台」に位置しており、古い「ため池」らしく、池の水面が隣接するマンションの5階部分くらいにあたります。また池のほとりからは若草山や高円山・東大寺二月堂なども見渡すことが可能で、隠れた「山焼き」鑑賞スポットとも言えるかもしれません。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・近鉄学園前駅から「あやめ池循環」乗車、「蛙股池」バス停下車、南にすぐ

近鉄菖蒲池駅より南に徒歩5分

近鉄学園前駅より南東に徒歩12分

近隣スポット

大和文華館・中野美術館・菖蒲池神社は池のほとりに位置、菖蒲池(菖蒲上池)から南に徒歩7分、三輪神社から西に徒歩8分

蛙股池周辺地図

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