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【奈良駅周辺】かつては「路面電車」が走った「大宮通り沿い(油阪)の町並み」ってどんなところ?【町家】

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油阪町・大宮通沿いの風景

ごあんない

・奈良市最大のターミナル駅である近鉄奈良駅から西にすぐ、またJR奈良駅の北側に位置する市内最大の通りである「大宮通り」沿い(北側)には、比較的小規模ではありますが、大通りに面する風景としては珍しく重厚な「町家」群が広がっています。

・周辺は油商人が住んでいたことに由来するとされる形で「油阪町」と呼ばれるエリアであり、かつては現在の近鉄奈良線が地上(道路上)を通り「近鉄奈良駅」まで伸びていた頃には、現在の船橋商店街の入り口近くには「近鉄油阪駅」が存在し、その油阪駅周辺から風景を写したかつての写真にも、この現存する町家群の真横を長い編成を持つ近鉄電車が「路面電車」のごとくすり抜けていく不思議な姿が残されています。電車の大きさは現在に匹敵する規模であったため、現在地下を走る電車が地上を走っているようなものであり、日本国内で多くの路面電車が走っていた当時であっても「珍風景」であったと言われています。

・町家等に関しては、50年ほど遡る「油阪駅」廃止の頃までは通りの両側に古い日本家屋が密集していましたが、その後の道路拡幅などにより歴史的建築はその数を大きく減らし、現在は通りの北側に広がるごく一部の区域のみに古い家並みが見られる状況となっています。しかしながら、周辺はバスや車で奈良を移動する際にはほぼ例外なく一度は通過する場所であり、かつての奈良のまちの面影を知らず知らずのうちに感じさせる、そのような自然な光景として現在も貴重な風景を生み出しています。また、近年は一部の町家が改修の上ゲストハウス化されるなど、保存活用の機運も高まっているようです。

・なお、町家周辺には寺院も複数立地し、現在も衰退傾向ながらも「船橋商店街」の町並みも残っており、駅前からなんとなく「まちあるき」をするだけでも十分楽しめる空間となっています。バス等を利用しない観光客がJR奈良駅まで歩く動線の一つにもなっているため、知らず知らずのうちに町家の並ぶ風景を見ているケースも多い、そんなエリアとなっています。

大宮通り沿い(油阪)の町並み

油阪町の町家群

JR奈良駅近くから近鉄奈良駅付近(高天エリア)まではなだらかな坂道が続いており、その北側に立派な格子を持つ純粋な「町家」建築が複数残っています。

大宮通り(旧近鉄奈良線路面区間)の風景

町家群はご覧のとおり、6車線ほどある市内最大の通りに面しています。かつてはこの通り(坂道)の道路上を近鉄電車が堂々と走っていた訳です。

アクセス

近鉄奈良駅から西に徒歩5分

JR奈良駅から北東に徒歩8分

奈良交通バス

・各路線「油阪船橋商店街」バス停下車、東側(通りの北側)周辺一帯

近隣スポット:蓮長寺・西方寺は町家群に隣接、船橋商店街(南端)から東にすぐ、開化天皇陵から北に徒歩5分、漢國神社から北西に徒歩5分、率川神社から北西に徒歩8分、北市戎神社から南に徒歩8分

周辺地図

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