天気予報の詳細な予報文では、「雪」や「雨」だけではなく「雪か雨」・「雨か雪」という形で「両方」を示す予報となっているケースが多々見られます。
このような一見するとわかりづらい予報文は、具体的にはどういった意味合いを持つものなのでしょうか?
「雪か雨」とは?
概要
「雪か雨」とは、気象庁が天気予報を発表する際に用いられる表現の一種であり、「雪の可能性の方が高いが、雨の可能性も相応にある状態」を指します。具体的な数値基準としては、降るものが雪となる可能性が50%〜95%の際に「雪か雨」が用いられます。
可能性が高い方(予測で現れる天気の中で代表的なもの)を「卓越天気」と言いますが、雪か雨の場合「雪が卓越」した状態にあたります。なお、雪の可能性が特に高い場合「雪」一本の予報として発表されます(寒気が強い場合)。
太平洋側で「南岸低気圧」で雪の可能性が高い予報が出る場合は、ほとんどは「雪か雨」の予報であり、「雪」単独の予報で出るケースは極めてまれです。
マーク
雪か雨の予報が出る際には、「お天気マーク」は「雪マーク」が付きます。なお、降水確率が40%未満の場合については、マークが付かず「所により雪か雨」といった表現とされる場合がほとんどです。
一部メディアなどでは「複数のマーク」を頻繁に使用する場合もありますが、気象庁が発表する予報自体では、雪・雨マークが同時に出現するケースは「雪のち雨(雨のち雪)」・「雪時々・一時雨(雨時々・一時雪)」の場合であり、それぞれ別々の時間かつ一定以上の時間降るものとして予報される場合に限られます。
すなわち、途中で雪・雨の降る確率が逆転するようなケース等を除いては「雪マーク」か「雨マーク」のどちらかのみで示されるため、例えば雪が降る確率が60%、雨が降る確率が40%であったとしても「雪マーク」となることになり、予報が外れたという感覚を持たれやすい場合があります。
「雨か雪」とは?
概要
「雨か雪」とは、気象庁が天気予報を発表する際に用いられる表現の一種であり、「雨の可能性の方が高いが、雪の可能性も相応にある状態」を指します。具体的な数値基準としては、降るものが雨になる確率が50%〜95%と予想される場合に「雨か雪」が用いられます。
可能性が高い方(予測で現れる天気の中で代表的なもの)を「卓越天気」と言いますが、雨か雪の場合「雨が卓越」した状態にあたります。
なお、雪の可能性がない・非常に小さい場合は「雨」一本の予報として発表されます。
マーク
雨か雪の予報が出る際には、「お天気マーク」は「雨マーク」が付きます。なお、降水確率が40%未満の場合については、マークが付かず「所により雨か雪」といった表現とされる場合がほとんどです。
一部メディアなどでは「複数のマーク」を頻繁に使用する場合もありますが、気象庁が発表する予報自体では、気象庁が発表する予報では、雨・雪マークが同時に出現するケースは「雨のち雪(雪のち雨)」・「雨時々・一時雪(雪時々・一時雨)」の場合であり、それぞれ別々の時間かつ一定以上の時間降るものとして予報される場合に限られます。
すなわち、途中で雨・雪の降る確率が逆転するようなケース等を除いては「雨マーク」か「雪マーク」のどちらかのみで示されるため、例えば雨が降る確率が60%、雪が降る確率が40%であったとしても「雨マーク」となることになり、予報が外れたという感覚を持たれやすい場合があります。