名古屋から津への交通・アクセス方法とは?【近鉄特急(急行)・JR】

各種お役立ち情報

三重県の県庁所在地である津市は、大阪~名古屋間を結ぶ近鉄線・近鉄特急により便利にアクセスすることが可能な地域です。

こちらでは、東海地方の中心都市「名古屋」から津市への交通・アクセス方法について解説していきます。

情報は、2023年春時点での確認情報です。その後状況が変化している場合も考えられますので、その点はご留意下さい。

名古屋~津間の距離は?

直線距離約60km
電車の移動距離66.5km(近鉄)
道路の移動距離約80km~(高速道路利用時)
約70km~(一般道路のみ利用時)
名古屋駅~津駅間の場合

名古屋から津への距離は、直線距離で約60km・電車での移動距離は65km強と、近くはないものの、特段遠い地域同士にはあたりません。

名古屋からの場合、愛知県内の豊橋市、岐阜県内の中津川市までの距離とほぼ同等か少し近いくらいの距離で、毎日の移動はやや遠いと言えるかもしれませんが、通勤などの移動も一応可能な距離となっています。

津へは「近鉄電車」が大変便利

「近鉄特急」でアクセス

乗る電車近鉄名古屋駅発の「しまかぜ」を除く「全特急列車(ひのとり含む)」に乗車可能(津駅で下車)
運行本数概ね1時間4本程度~(約10~20分間隔)
※早朝・深夜を除く
所要時間約45分~
運賃・料金2,130円(運賃1,210円・特急料金920円)
その他料金特急ひのとりレギュラー車両利用:+100円
特急ひのとりプレミアム車両利用:+400円
伊勢志摩ライナーデラックス車両利用:+320円
お得なきっぷ特になし

名古屋~津間は、近鉄名古屋駅~津駅間の近鉄特急の利用で最短45分程度~と非常にスムーズな移動が可能です。特急は先に発車する電車が津駅へ先着しますので、あらかじめ予約をしていない場合は、その時にご利用頂ける電車をご利用下さい。

特急の本数は急行よりも多く、昼間でも1時間4本程度ご利用頂けます。

近鉄特急については、駅の窓口やきっぷ売り場で乗車券・特急券を購入する方法のほか、交通系ICカードでご乗車頂き、特急券は近鉄特急のネット予約サービスで「チケットレス」で購入することも可能です。

特急は「津駅」行きの特急は深夜を除きなく、ほぼ全てが津より先松阪・宇治山田・鳥羽・賢島・大阪難波方面へ向かいます。津駅到着時には案内放送がありますが、特急の快適な座席で寝過ごしてしまうことがないように念のためご注意下さい。

なお、特急ひのとりの乗車、および伊勢志摩ライナーのデラックス席を利用する場合は料金が追加で必要となります。

観光特急「しまかぜ」は津駅への移動にはご利用頂けません。

お得なきっぷについては、近鉄名古屋駅~津駅間の往復で利用出来るものは特にありませんが、チケットレス特急券の利用でポイントが付与されます。

近鉄「急行」でアクセス

乗る電車近鉄名古屋駅発の「全ての急行」(津駅で下車)
運行本数昼間1時間3本(約20分間隔)・ラッシュ時間帯1時間4本程度(約15分間隔)
所要時間約1時間~
運賃1,210円
お得なきっぷ特になし

特急料金を払わずに、通常の運賃だけで移動したい場合は、特急ではなく近鉄名古屋線の「急行」を利用します。

急行は昼間でも1時間3本・約20分間隔と本数は多めで、全ての電車が津駅を経由します。

混雑については、ラッシュ時間帯などは特に名古屋に近い場所で混雑する傾向にありますが、近鉄名古屋駅は「始発駅」です。直前に乗るのではなく時間に余裕を持って利用する(前もって並ぶなど)ことで、基本的に全ての時間帯で「座ることが可能」となっています。

津へはJR線も利用可能

乗る電車JR名古屋駅からの快速「みえ」・特急「南紀」の全列車(JR津駅で下車)
※普通利用の上四日市乗り換えが先着の場合もあり(所要時間は長め)
※早朝は亀山経由のルートが先着の場合あり
運行本数約1時間1本(快速みえ)
※特急南紀の本数はわずか
※所要時間の長い四日市乗り換えのケースを含めると1時間2本程度
所要時間約55分~
運賃1,290円
快速みえ指定席利用時:1,820円
特急南紀自由席利用時:2,270円
亀山経由の場合:1,340円
お得なきっぷ【快速みえ得ダネ4回数券】
・4枚で3,160円(1回あたり790円)
・有効期間1か月
・特急南紀は利用不可
・快速みえ指定席利用時は別途530円必要

本数はかなり少ないですが、名古屋~津間の移動にはJR線もご利用頂けます。

JR線は途中伊勢鉄道線を経由して運行する「快速みえ」が便利で、こちらは特急ではない列車ながら、所要時間は1時間を切るなどかなり速い列車として知られています。

また、利便性の高い近鉄に対抗し「快速みえ得ダネ4回数券」という非常に割引率の高いきっぷが発売されており、4枚セットという発売の条件はあるものの、片道あたり790円という、近鉄と比べ非常に安い運賃で移動することも可能です。

JR線は本数面では近鉄線と比べ利便性は大幅に下がるため(近鉄特急+急行=1時間7本程度・JR特急+快速=1時間1~2本程度)、必ずしも使い勝手の良い存在とは言い切れません。
但し、特急料金を払わず速く移動したい場合・お得なきっぷを活用して格安で移動したい場合にはメリットの大きな存在です。

なお、お得なきっぷを使わない場合は「近鉄より高い運賃」となります。

高速バスはなし

名古屋~津間は、近鉄電車の利便性が圧倒的であり、JR線も並行して利用可能な区間ということで、高速バスの運行はありません。

特急と急行を合わせると昼間でも1時間7本程度~の便利な近鉄電車、お得なきっぷの活用で割安なJR線をご利用下さい。

車でアクセスする場合は?

名古屋~津間を車で移動する場合は、高速道路利用・一般道路のみのルート、いずれも利用可能です。

高速道路利用時は名古屋高速・東名阪自動車道・伊勢自動車道を経由して津ICまでアクセスするルートが基本であり、一般道路のみを利用する場合は主に国道23号線を通るルートが一般的です。

料金はガソリン代を考慮すると、高速道路利用時は3,000円以上となる場合があります。所要時間は、高速道路利用時は1時間少々でアクセス出来る場合がありますが、一般道路のみの場合、道路状況によって大幅に時間は変動しますが、電車と比べ非常に長い2時間弱程度を要することが多いと言えます。

近鉄特急の場合所要時間は最短45分程度~ですので、都心から移動する場合であれば、高速道路利用と比べても電車が早いルートとなります。

近鉄特急の運賃・料金は2,000円少々ですので、高速料金+ガソリン代の方が単純計算で見れば高くなります。

少なくともお一人で移動する場合は、車は近鉄特急と比べ特段利便性が高いルートとは言えません。

ポイント・まとめ

Q
名古屋から津への距離は?
A

名古屋駅~津駅間の場合、直線距離で約60km、電車で移動する場合約65km車で移動する場合約70km~です。

Q
名古屋から津へのアクセス方法は何がある?
A

最も一般的なものは「近鉄特急」を使うルートです。

近鉄特急の場合最短45分~と非常にスムーズかつ「乗り換えなし」の移動が可能です。

特急料金不要の近鉄の急行電車も比較的便利です。

JR線は本数がかなり少ない一方、「快速みえ」は所要時間が1時間未満と速く、お得なきっぷの活用で格安の移動が可能です。

Q
電車と車ではどちらが便利?安い?
A

名古屋都心部からのケース(お一人で移動)で見れば、高速道路利用よりも近鉄特急利用の方が「所要時間が短く料金も安い」ルートです。

必ずしも車が常に便利とは限りません。