札幌市「7月の気候」は？気温・天気の傾向・服装など基本を解説

こちらでは、札幌市の「7月の気候」について気温・天気などの傾向を詳しく解説していきます。

札幌市の7月は、北海道の比較的短い「夏」へと入る時期であり、時にはかなり暑い日となる場合もあります。また、年ごとの天候の差が大きめで、平均した場合それまでの季節と比べ、やや雨などが増える傾向も見られます。

7月の気温は？

7月	平均気温（℃）	平均最高気温（℃）	平均最低気温（℃）
平年値	21.1	25.4	17.9

7月	夏日（最高気温25℃以上）日数	真夏日（最高気温30℃以上）日数
平年値	17.2	2.9

7月	仙台	新潟	金沢	東京	名古屋	大阪	広島	福岡	那覇
各地の平均気温	22.9	24.9	25.8	25.7	26.9	27.7	27.2	27.4	29.1
札幌との差	+1.7	+3.8	+4.7	+4.6	+5.8	+6.6	+6.1	+6.3	+8.0

札幌市の7月は、京阪神・首都圏の「6月」に比較的近い気温となっています。

昼間の気温は25℃以上の日が多く、最高気温30℃以上の真夏日も時に観測する場合があります。史上最も暑い7月となった2021年には、7月後半のほとんどの日で真夏日となり、北海道としては異例の状況が見られました。

なお、最高気温が35℃以上の「猛暑日」・最低気温25℃以上の「熱帯夜」はこれまでごくわずかな観測に留まり、ほとんど見られることはありません。

朝の気温は20℃未満のことも比較的多く、まれに15℃を下回る気温を観測することもありますが、通常はひんやりする程度で、寒さを感じるほどのケースはほぼないと言えます。

7月の天気（晴れ・雨）は？

7月	降水量 （mm）	降水日数 （何か降った日数）	日降水量10mm≧ の日数	日照時間	平均風速 （m/s）	最多風向
平年値	90.7	19.5	2.9	168.0	3.6	南東

札幌の7月は、特に天気が悪い時期ではありませんが、平均して見た場合それまでの季節と比べるとやや「雨」の頻度・量が増え、「晴れ」の時間が少なくなる傾向が見られます。

北海道では「梅雨」は存在しないとされていますが、7月になると「太平洋高気圧」の勢力も強まるため、梅雨前線が一時的に北海道周辺まで雨雲を伴ったまま北上するケースもあり、そのタイミングで雨がしばらく続く場合もあります。

年ごとの天候の差は比較的大きい場合があり、例えば2009・2010年にはかなりの日照不足となったことがある一方、猛暑となった2021年には2週間程度一度も雨が降らず、ほぼ快晴が続いたこともあるなど、状況は様々です。

7月の天候は「前線の影響をどの程度受けるか」・「北からの冷たい空気の影響をどの程度受けるか」などにより大きく変化するため、一概にはまとめにくい傾向があると言えます。

7月の服装は？

札幌の7月に着る服装は、首都圏・京阪神の「6月」頃に着る服装のイメージで概ね問題ありません。

最高気温は25℃以上の日も多いため、比較的多くの日で昼間は「半袖」・「Tシャツ」で出歩ける状況となります。なお、紫外線が強い時期となるため、よく晴れる日には一般的な紫外線対策もあった方が無難でしょう。

一方で、雨が降る日や朝晩にはひんやりすることも少なくないため、長袖のシャツ・羽織ものなどは必要で、常に半袖で過ごせる訳ではありません。4～6月ほどは1日の気温差は大きくないものの、暑さにも涼しさにもある程度対応できる服装の用意をしていくと快適に過ごしやすいと言えます。

札幌市「7月の気候」【まとめ】