京都市内でも金閣寺や清水寺に匹敵する有名観光スポットである「二条城」。京都駅から二条城へアクセスする場合は、市バスを利用するルートか、地下鉄線を乗り継ぐルートの2択となります。
当記事では、そのアクセス方法について「のりば」・「運賃」・「運行本数」など各種の基本的な情報をわかりやすく解説していきたいと思います。
バス・地下鉄のどちらが便利？
京都駅から二条城へアクセスする場合、バス・地下鉄のいずれを利用するかは、例えば下記の尺度に応じて決めて頂くとよいでしょう。
市バスで二条城へアクセス
| ルート・のりば | 京都駅前B1・B2バスのりば～二条城前バス停 |
| 利用可能路線（運行本数） | B1のりば・B2のりばからの「快速立命館」を除く全てのバス 〈B1のりば〉9号系統が約10～12分間隔（1時間5～6本） 〈B2のりば〉50号系統が15～20分間隔（1時間3～4本） ※コロナ禍までは観光客向けの急行系統（101・111号系統）が別途運行されていましたが、現在は路線休止となっています。 |
| 運賃 | 大人230円・子供120円 |
| 所要時間 | 約15～20分（9号系統がやや早い） ※バス停から観覧受付までは徒歩すぐ |
| 利用可能なお得なきっぷ | 「地下鉄・バス1日券」・「バス＆えいでん 鞍馬・貴船日帰りきっぷ」・「いい古都チケット」・「京めぐり」など |
二条城への「京都市バス」によるアクセスは、京都駅前「B1・B2のりば」から発車するほぼ全てのバスが利用可能です。運賃は均一区間の230円であり、各種のお得なきっぷ・乗車券類もご活用頂けます。
バスは2つののりばを合わせると1時間8～10本程度と、かなりの本数が確保されています。所要時間は9・50号系統でやや異なりますが、基本的には先に出発するバスに乗るのがわかりやすい利用方法と言えるでしょう。
渋滞については、観光客が多い時期については京都駅周辺で渋滞に巻き込まれることがあり、一定の遅れが見られるケースもありますが、清水寺など東山方面へのバスと比べると、極端な遅れは生じにくい路線になっています。
なお、コロナ禍までは観光客向けの急行系統の運行があり、合計1時間15本程度の運行があったものが、現在は日中8～10本程度に減った状況ですが、それでも数分～12分間隔程度の運行ですので、利便性に大きな低下は見られません。
二条城前バス停は、二条城観覧受付の北東側すぐ近くに位置します。
バス停を降りたら、そのまま左手（南側）へと進みます。
しばらくすると観覧受付が見えて来ますので、横断歩道を渡って移動して下さい。バス停から観覧受付へは、1分ほどでアクセス可能です。
お帰りのバスについては、反対車線側のバス停（堀川通りの横断歩道を渡る）から「京都駅」行きをご利用下さい。帰りも行きと同じで本数は多く、昼間に1時間8〜10本程度運行されています。
地下鉄線で二条城へアクセス
| ルート | 地下鉄京都駅～【烏丸線国際会館行き】～烏丸御池駅～【東西線太秦天神川行き】～二条城前駅 |
| 運賃 | 大人260円・子供130円 |
| 所要時間 | 地下鉄乗車時間約10～15分＋二条城までの徒歩4～5分程度＝約15～20分 |
| 運行本数 | 各線ともに1時間8本～（約7～8分間隔） |
| 利用可能なお得なきっぷ | 「地下鉄・バス1日券」・「地下鉄1日券」・「京都地下鉄・嵐電1dayチケット」・「いい古都チケット」・「京めぐり」など |
京都駅から地下鉄線で二条城へ移動する場合は、地下鉄烏丸線の京都駅から「国際会館」行きに乗車して3駅目（四条駅の次）の「烏丸御池駅」まで行き、そこからは地下鉄東西線「太秦天神川」行きに乗り換え、隣の二条城前駅で下車します。
地下鉄線の場合、渋滞などで遅れる可能性はありませんが、必ず乗り換えが必要であるのと、通常の運賃は少しだけ高いため、渋滞が起きにくい時期であればバスの利用の方が便利と言えます。
なお、烏丸御池駅での乗り換えについては、車両の前寄りからの方が乗り換えがしやすくなっています。
二条城駅の改札口を出たら、「出口1」の表示に従って進みます。
出口1は階段・エスカレーター・エレベーターがそれぞれ設置されています。
出口1から地上へ出たら、少しだけ右方向（東方向）へ進み、すぐの場所にある横断歩道を反対側（北側）へ渡ります。
横断歩道を渡ると、二条城のお濠沿いに出ますので、観覧受付のある場所までしばらく二条城沿いを歩いていきます。改札口から観覧受付までは概ね4～5分ほどでアクセス可能です。