奈良・興福寺への「交通アクセス」情報を詳しくご案内(電車・バス・徒歩)

各種お役立ち情報

美麗な五重塔や2018年に再建された中金堂、阿修羅像を含めた多数の国宝仏像などの見どころで知られる、奈良で最も有名な観光名所の一つ「興福寺」。

本ページでは、興福寺への「交通アクセス」について、公共交通機関(徒歩)を利用して訪れる場合のアクセス方法を詳しく解説していきます。

興福寺には近鉄奈良駅から徒歩5分以内、JR奈良駅からもバス等で便利にアクセス可能となっていますので、交通利便性は非常に高くなっています。

アクセスの基本

世界遺産「興福寺」は奈良の主要観光スポットでも最も交通利便性の高い立地となっています。

最寄り駅近鉄奈良駅
駅からは徒歩5分以内でアクセス出来るため、非常に便利な環境です。

JR奈良駅は西に1キロ少々離れています。
移動は奈良交通の路線バス(所要時間約7分~・頻発)か徒歩(約15分~)のいずれもスムーズです。

最寄りバス停奈良交通バス・ぐるっとバス「県庁前」バス停
バスはJR奈良駅(東口)からは多くの本数が運行されており、東大寺・春日大社・平城宮跡方面など主要観光地からの路線も経由します。

最寄り駅・近鉄奈良駅からのアクセス(徒歩)

興福寺の最寄り駅は、「近鉄奈良駅」です。

駅から興福寺は300mほどしか離れておらず、徒歩5分以内でアクセス可能となっています。

ネット上では「近鉄奈良駅 興福寺 バス」と言った検索ワードが見られますが、すぐの距離ですのでバスを使う必要はありません。

近鉄奈良駅は大阪難波・京都・神戸三宮方面からの快速急行・急行電車の終点であり、奈良観光の最大の「玄関口」となっています。

近鉄奈良駅から興福寺は徒歩5分程度でアクセス可能です。以下、アクセスルートをご案内していきます。

国宝館・東金堂・五重塔・中金堂方面への最短ルート

近鉄奈良駅から興福寺へ訪れる場合の最も一般的なアクセスルートは、駅を出て奈良公園一帯まで出た後に興福寺境内へと入っていくルートです。

駅の改札は「徒歩」の案内表示に従って「東改札口」をご利用下さい。

近鉄奈良駅2番出口から地上へ

東改札口を出たらお店の脇を通ってそのまま真っすぐ進み、2番出口の階段をご利用下さい。階段ではなくエスカレーターやエレベーターを使う場合は、少し場所が異なりますのでご注意下さい。

地上に出たら上り坂の歩道を進む(商店街へは行かない)

2番出口から地上に出たら、目の前には行基像の置かれた噴水のある駅前広場と商店街の入口が見えています。興福寺へ行く場合、国宝館・東金堂・五重塔・中金堂方面へは、商店街ではなくやや左手の上り坂になっている歩道を進んでください。

太い歩道を進んでいく

バス通り沿いの歩道をしばらく進んでいきます。

「興福寺北参道」の入口

平坦な道になると右手に「興福寺北参道」等と記された表示などがありますので、右に曲がって下さい。

参道を進むとすぐに興福寺の中心部へ

あとは直進すれば興福寺境内へと入っていきます。興福寺の国宝館・東金堂・五重塔・中金堂方面へはこのルートが最短ルートとなっています。

北円堂・南円堂・三重塔方面への最短ルート

近鉄奈良駅から興福寺を訪れる場合、上記のルートの他、北円堂・南円堂・三重塔などへの最短ルートとしては商店街の中を通っていくルートもあります。

駅の改札口から地上出口までは、先ほど解説したルートと同じです(東改札口・2番出口を利用)。

地上に出たら東向商店街内へ入る

地上に出たら、「東向商店街」の入口がすぐに見えますので、そのまま右方向に進み商店街内へ入って下さい。

東向商店街内をしばらく進む

商店街に入ったらしばらく真っすぐ進んで頂きます。

商店街途中の角を左折

1分少々歩くと、「小路谷写真館」の前で道が分かれている場所がありますので、そちらを左手に進んでいきます。

上り坂を進む

左に曲がるとやや急坂がありますので、そちらを上っていきます。

坂を上り終えると興福寺の境内へ

道なりに進んでいくと、すぐに興福寺の境内地へ入ります。

まず見えてくるのは北円堂となっており、更に進むと南円堂前、中金堂前へアクセス可能です。

南円堂・中金堂方面へは直進・三重塔へは右折

なお、やや知名度の低い国宝「三重塔」へは、北円堂前の分かれ道を進んでいくとアクセス可能となっています。

JR奈良駅からのアクセス(バス利用)

近鉄奈良駅に次ぐ奈良の「玄関口」である「JR奈良駅」からは、奈良交通の路線バスを利用するルートが、最もスムーズなアクセス方法となっています。

駅改札口を出たら、徒歩ルートと同じく「東口」の案内表示に従い、東口の駅前にあるバスのりばへと進んでください。

1・2・3番のりばからのバスが利用可能(一部除く)

バスはJR奈良駅(東口のりば)1・2・3番のりばに発着する「近鉄奈良駅」行き以外の全てのバスがご利用頂けます(市内循環外回り・県庁前・山村町・鹿野園町・天理駅・下山行きなど)。

基本的には本数の多い市内循環バス・高畑町行き臨時バス等のご利用がおすすめです。

1・2・3番のりばからのバスに乗ったら3つ目のバス停(近鉄奈良駅の次)である「県庁前」バス停で下車して下さい。JR奈良駅からのバスの乗車時間は最短5分程度となっています。

奈良交通「県庁前」バス停

バス停を下車したら、左方向に進みます。

バス停近くの横断歩道を反対側に渡る

少し進むとバス通りを反対側に渡る横断歩道があるのでそちらを渡って下さい。

横断歩道を渡ると「興福寺北参道」の表示が見えますので、そのまま進んで頂くと興福寺境内にすぐに到着します。バス停から興福寺国宝館・東金堂周辺へは徒歩2分ほどで到着します。

乗るタイミング次第では、JR奈良駅で電車を降りてから興福寺境内まで10分以内で到着できる場合もあり、バスは興福寺への最も便利なアクセス手段となっています。

JR奈良駅からのアクセス(徒歩ルート)

JR奈良駅から興福寺までの移動は、上述したように奈良交通の路線バスのご利用もおすすめですが、距離にしては約1キロ少々と徒歩でアクセス可能な距離にもなっています。

徒歩でアクセスする場合のルートは非常にシンプルです。

JR奈良駅の改札を出て「東口」方面へ進む

まずは、JR奈良駅の改札口を出て「東口」の表示に従い右方向へ進み、階段を降りてバスのりばの方向へ進みます。

横断歩道を渡る

バスのりばの近く、鳥居が見える場所まで進んでいくと、目の前に交差点・横断歩道がありますので通りの反対側に渡って頂きます。

三条通りを直進する

横断歩道を渡ると、そのまま東方向へ「三条通り」が伸びていますので、そちらをひたすら直進していきます。

猿沢池が見える場所に到着

多数の店舗が立ち並ぶ三条通り沿いを真っすぐ進んでいくと、徒歩10分少々で「猿沢池」が見える場所に到着します。

左手には興福寺への石段が伸びる

池の反対側、左手には興福寺境内へと伸びる石段がありますのでこちらを上っていきます。

国宝である三重塔へは、石段の途中を左折するとアクセス可能です。他の仏堂・みどころへは石段を更に上っていきます。

南円堂前

石段を上り終えると「南円堂」前の空間に到着します。

この先中金堂・五重塔・東金堂・国宝館方面へは道なりに、北円堂へは南円堂前を左手(北側)に進んで頂くと到着します。

奈良市内の主要観光地からのアクセス

近鉄奈良駅・JR奈良駅以外の奈良市周辺の主要観光地からのアクセス方法については、以下で一覧形式でご案内致します。

東大寺から・大仏殿周辺から南西に徒歩約17分
・南大門周辺から南西に徒歩約13分
・二月堂周辺から南西に徒歩約25分
・奈良交通「東大寺大仏殿・国立博物館」バス停、ぐるっとバス「大仏殿前駐車場」バス停等からバス利用も可能(県庁前バス停下車)
春日大社から・本殿周辺から西に徒歩約20分
・奈良交通、ぐるっとバス「春日大社本殿」バス停から発車する「全てのバス」でアクセス可能、「県庁前」バス停下車(乗車時間約5分~)、南に徒歩約2分
平城宮跡から・ぐるっとバス「朱雀門ひろば」バス停から「ぐるっとバス大宮通りルート」乗車、「県庁前」バス停下車、南に徒歩約2分
・奈良交通「朱雀門ひろば前」バス停から「高畑町」行き乗車、「県庁前」バス停下車、南に徒歩約2分
唐招提寺から・奈良交通「唐招提寺東口」バス停から「春日大社本殿」・「県庁前」行き乗車、「県庁前」バス停下車、南に徒歩約2分
薬師寺から・奈良交通「薬師寺東口」バス停から「春日大社本殿」・「県庁前」行き乗車、「県庁前」バス停下車、南に徒歩約2分
元興寺(ならまち中心部)から北に徒歩約6分
※奈良町南観光案内所などならまちエリア南側からの場合は、田中町バス停から「市内循環・内回り」のご利用もおすすめです。

東大寺・春日大社・奈良公園一帯からは概ね徒歩圏(バス利用も便利)であり、平城宮跡や唐招提寺・薬師寺からも昼間時は約10~30分おきにバスでアクセスすることが可能です。

興福寺は、奈良で最も交通アクセスの利便性が高い観光スポットであり、他の名所と合わせて観光しやすい環境となっています。

まとめ

興福寺は「近鉄奈良駅」が最寄り駅であり、駅から徒歩5分以内でアクセス可能な便利な立地となっています。

JR奈良駅からの場合、多数運行されている奈良交通バスの利用で最短10分程度、徒歩の場合三条通り沿いを歩いて徒歩約15分程度でアクセス可能です。

最寄りバス停は奈良交通バス・ぐるっとバス「県庁前」バス停。JR奈良駅方面からに留まらず、奈良市内などの主要観光地からのバスも多数発着しており、利便性は高くなっています。