【新幹線】大阪~名古屋を結ぶ交通手段一覧・比較【近鉄】

西日本の拠点都市である「大阪」。そして中京圏の拠点都市である「名古屋」

この記事ではこの2つの都市を結ぶ交通手段・アクセスルートについて新幹線・近鉄・高速バスという交通手段ごとに解説していきます。

新幹線(のぞみ)を利用する

運賃・所要時間・運行本数

※大阪駅~名古屋駅(のぞみ利用)の場合

普通車自由席利用:運賃3410円・自由席特急料金2530円=合計5930円
普通車指定席利用:運賃3410円・指定席特急料金3270円=合計6720円
グリーン車利用:運賃3410円・グリーン車特急料金5540円=合計8950円

※自由席以外の料金は「通常期」の基本料金であり、繁忙期・閑散期はそれぞれ200円増し・200円引きとなります。

所要時間:約1時間

運行本数:約10分間隔

時間にこだわるなら新幹線!

大阪~名古屋間の交通手段として、最も大きなシェアを持ち、知名度も高い存在と言えばやはり「新幹線」

JR東海の新幹線は何と言ってもその「所要時間」の短さが売りであり、タイムスケジュールに厳しい「ビジネス利用」などでは唯一無二の存在として日々大勢の方が利用されています。

大阪駅~名古屋駅間の所要時間は約1時間、新幹線の乗車時間は約50分程度と他の交通手段とは段違いの速さですので、時間にこだわるならば新幹線の利用しかありません。

運行本数が多い!

また、新幹線は近鉄特急や高速バスと比較すると運行本数が多いことも特徴となっています。

名古屋・東京行きの最速列車である「のぞみ号」は、繁忙期・閑散期の状況によりますが概ね10分おき程度に運行されており、待たずに乗れるという点で大都市圏の在来線・通勤電車とそれほど変わりありません。

運賃は高い

もっとも、所要時間が短く、運行本数も多いという圧倒的なサービスレベルの高さの裏返しとして、運賃は近鉄特急・高速バスと比較すると圧倒的に高くなります。

通常運賃ではのぞみ号自由席を使う場合の、5830円が最安となっており、近鉄特急の通常料金と1500円以上の開きがある状況となっています。

とにかく「格安」であること希望の場合は、新幹線はご利用にならないほうがよいでしょう。

割引きっぷは?

上記のように通常運賃では割高なので、新幹線の割引制度、割引きっぷの類を探したい。

そのようなニーズは非常に高く、実際にJR東海も様々な割引制度・割引きっぷを提供しています。

しかしながら、割引が効くとは言え、LCCや格安高速バス的に極端な割引率を誇るものは一切ありませんので、近鉄・高速バスよりも安くなるようなことはない。その点は理解した上で利用する必要があります。

また、割引きっぷを買う場合、JR線の在来線と運賃が通算できないため、天王寺・大阪駅などから新大阪駅までのアクセスについては別途運賃がかかります。

エクスプレス予約

のぞみ号指定席=5580円 グリーン車=7800円

※新大阪駅からの運賃であり、大阪駅方面からのアクセスには別途運賃が必要となります。

JR東海・西日本の東海道・山陽新幹線の「会員制予約サービス」であるエクスプレス予約

入会手続き・年会費やカードが必要になるシステムであるため、1回だけのご利用ではなく、月数回以上など頻繁に利用するビジネスマンなどが利用するサービスとなっています。

エクスプレス予約の会員になると、直前の予約であっても上記の割引運賃・料金でご利用頂けます。

割引率は1割以上となっており、会員であれば、通常運賃・料金の自由席でご利用になるよりも指定席がお安くご利用頂けるようになっています。

なお、エクスプレス予約のご利用の場合、駅の窓口などできっぷを買う必要はありません。

スマホなどで予約して、あとは専用のICカードで改札機を通るだけでご利用頂けます。

なお、「スマートEX」というサービスもJR東海は提供していますが、こちらは年会費不要な代わりに割引はほとんどありません。割引を適用したい場合は「エクスプレス予約」会員になる必要があります。

ぷらっとこだま

通常期:4400円 繁忙期:5200円

※新大阪駅からの運賃であり、大阪駅方面からのアクセスには別途運賃が必要となります。

所要時間:大阪駅からの場合約1時間20分(こだま号のため所要時間が長くなります。)

ぷらっとこだまは、最速の「のぞみ号」ではなく、新幹線の中では最も遅い各駅停車の「こだま号(一部列車)」に限って利用可能という条件が付く代わりに、運賃が比較的大幅に割り引かれる割引プランです。

こちらは厳密には「きっぷ」という扱いではなく、旅行商品を購入するという形式になりますので、駅の窓口で購入することはできません。

ぷらっとこだまプランは、主要駅などにある「JR東海ツアーズ」の各店舗・一部のJTB店舗・JTB提携店舗で発売されています。また、 JR東海ツアーズ公式サイト からもご購入いただけます。

なお、こだま号ですが座席は指定席であり、改札口は有人の新幹線専用改札口を利用する必要があります。

また、ぷらっとこだまにはグリーン車プランも存在しますが、所要時間・運賃面でそれほどおすすめ出来るものではありません。

近鉄特急を利用する

運賃・所要時間・本数

※大阪難波・鶴橋駅~近鉄名古屋駅間

運賃2410円・特急料金1930円=合計4330円

所要時間:約2時間~2時間20分

運行本数:約30分間隔(最速のアーバンライナーは約1時間間隔)

リーズナブルで「そこそこ速い」アクセス手段!

新幹線と競合する大阪~名古屋間を結ぶもう一つのアクセス手段。

それは近鉄の「名阪特急(アーバンライナー)」を利用するというものです。

近鉄特急は大阪難波・鶴橋~名古屋間を直通で結んでおり、所要時間は約2時間~2時間20分程度と新幹線よりは遅くなりますが、極端に遅いという訳でもなく「そこそこ速い」交通手段としてご利用頂けるようになっています。

また、最大の「売り」はなんといっても新幹線と比較した場合の運賃の安さ

通常運賃・料金の合計でも4260円と新幹線の最安運賃、また「ぷらっとこだま」の割引運賃よりも安くなっており、コストを重視する一方で、時間もある程度気になるような場合には大変便利な交通手段になっています。

難波からダイレクトにアクセス!

また、新幹線が「新大阪駅」という大阪市北部から発着しているのに対し、近鉄電車は大阪難波駅という「ミナミ」の中心部からダイレクトにアクセス出来るようになっています。

なんばエリアから新大阪駅には地下鉄御堂筋線で移動する必要がありますが、近鉄特急なら乗り換えの必要はありません。

また、南海線・泉北高速線沿線・天王寺方面などのJR沿線からの場合でも、新大阪駅に行くよりも「大阪難波駅」・「鶴橋駅」に行く方が大阪駅を経由しませんので乗り換えが少なく済みます。

乗り換えを少なくしたい場合、「大阪市・大阪府南部」からは「近鉄特急」は新幹線以上にお得で便利に使える選択肢になるのです。

割引制度が充実!

通常運賃・料金でも随分と安い近鉄「名阪特急」ですが、実はこれ以上の「割引」がきく割引制度・きっぷが充実しています。

◇名阪ビジネス回数きっぷ

料金:14枚綴りで23600円(1枚当たり1690円)

2019年1月7日から発売の「名阪ビジネス回数きっぷ」は、14枚セットの「大阪難波~名古屋」間の割引乗車券となっています。

特急券ではなく乗車券分の割引きっぷとなっており、後述するチケットレス特急券の割引と組み合わせてのご利用が前提となっています。

この回数きっぷは14枚単位ですので1回だけのご利用などの場合、使いにくい状況ですが「紙のきっぷ」ということで金券ショップに並ぶようになることが容易に想定されますので、1回だけのご利用でもお安い値段でご利用頂けることになるでしょう。

◇名阪チケレス割

特急料金:前日までの購入で1600円・当日購入1800円

近鉄特急の インターネット予約・発売サービス では、スマホなどで特急券の予約・購入が可能となっていますが、大阪難波・大阪上本町・鶴橋~名古屋間については前日までの購入で特急料金が300円割引となり、当日でも100円割引となります。

上記の回数きっぷと組み合わせると、最安で大阪難波・大阪上本町~名古屋間が3290円となり、新幹線の通常運賃の半額程度の料金でご利用頂けます。

高速バスを利用する

路線・運賃・所要時間など

路線

JR東海バス西日本JRバス名阪近鉄バス「名神ハイウェイバス大阪線」:大阪駅JR高速バスターミナル(一部なんば・USJ)~名古屋駅新幹線口(一部広小路口)

大阪バス「名古屋特急ニュースター号」:大阪駅専用バス乗り場(一部天王寺・USJ)~名古屋駅専用バス乗り場(一部は栄・愛知県庁前行き)

WILLER EXPRESS「STAR EXPRESS 」:WILLERバスターミナル大阪梅田~名古屋駅(則武1丁目)専用バス乗り場(一部は金城ふ頭や栄などを経由)

※のりばは各社異なりますので、各社のサイトからご確認の上ご利用ください。

運賃:約1500円~3000円程度(高速バスの運賃システム・割引システムは複雑になっており、運賃は購入時期などにより変動します)

所要時間:いずれも最短で約3時間程度(経由地がある便ほど時間が掛かります)

とにかく安い!1000円台も

高速バスのメリットは、とにもかくにも運賃が安いこと。

運賃の安さは近鉄特急をもはるかにしのぐものであり、当日購入でも3000円を超えることはなく、早めの購入の場合1500円程度で利用できるケースもあります。

とにかく「安さ」にこだわる場合、「近鉄特急」の運賃でも高いと感じるのであれば高速バスの利用一択となります。

なお、3つの路線ごとに設定されている運賃ですが、それほど目立った差はありません。

例えば名神ハイウェイバス大阪線は大手のJR・近鉄系列だから運賃が高いかと言えば、必ずしもそういった状況にもなく、やはり1500円で利用できるケースも多くなっています。また、座席については一部を除き4列シートが基本となっています。

所要時間は長く、渋滞リスクも

どの会社のどの路線であっても「高速バス」の宿命としては、所要時間が比較的長く、更には渋滞に遭うリスクが比較的高い。という点が挙げられます。

特に観光シーズンや帰省ラッシュ・Uターンラッシュの時期は渋滞に巻き込まれる可能性は高く、所要時間が時刻表通りにはならないことも十分にあり得ますので、「所要時間の短さ・時間の確実性」を重視するような場合、高速バスの利用は避けたほうがよいでしょう。

予約はネットで

各高速バスの予約については、

名神ハイウェイバス大阪線(JR東海バス・西日本JRバス・名阪近鉄バス)→「高速バスネット

名古屋特急ニュースター号(大阪バス)→「発車オーライネット

STAR EXPRESS(WILLER EXPRESS)→「WILLER TRAVEL

からご予約下さい。

まとめ

以上、大阪~名古屋間を結ぶ交通アクセスについて「新幹線・近鉄特急・高速バス」それぞれの特徴や運賃・所要時間を解説してきました。

簡単にまとめ直すと、

・時間をとにかく気にする、早く着きたいならば「新幹線」。
・運賃の安さ、時間の早さの「いいとこどり」がしたいなら「近鉄特急」。
・とにかく安くアクセスしたいなら「高速バス」

という結果となりました。それぞれ一長一短あり、どれがよいかはご利用になる方の「ニーズ」次第ですので、ぜひ使いやすいアクセス手段を見つけて快適に移動して頂ければと思います。