【JR奈良駅旧駅舎(奈良市総合観光案内所)】観光客を出迎えるのは寺院風の屋根を持つ和洋折衷の近代建築

観光のご案内

和洋折衷のユニークな近代建築です

JR奈良駅旧駅舎(奈良市総合観光案内所)は、JR奈良駅の東口駅前広場の一角に建つ、平成15年(2003年)まではかつての国鉄奈良駅・JR奈良駅として使用されてきた歴史的建造物です。

建物は戦中期になる直前の昭和9年(1934年)に国鉄奈良駅舎として建てられたもので、五重塔などの上に見られる「相輪」や「風鐸」の装飾を備えるなど「寺院風」の屋根を持つほか、折上格天井といった和様の建築様式を採用しつつ、一方では縦長の窓やそのそばのレリーフは洋風建築の意匠を取り入れており、構造とした近代的な鉄筋コンクリート建築を採用しているなど異なる建築様式を折衷させたユニークな建築となっています。

その独特の佇まいは長らく奈良の玄関口のランドマーク的存在となってきた歴史を持っていますが、JR奈良駅が高架化される際に取り壊しが一時検討され、保存への機運が盛り上がったことから曳家で現在の場所に移動した上で観光案内所として活用する形でそのまま保存されることになり、現在に至っています。

あらゆる人に開かれた「観光案内所」になっています

現在は「近代建築」としての魅力もさることながら、その「奈良市総合観光案内所」という名の通り、外国人観光客にも開かれた「奈良のインフォメーションセンター」とも言える存在として案内業務や多数のパンフレットの配布を行っているほか、スターバックスコーヒーもテナントとして入居しており、駅を利用する方の憩いの場として広く活用されています。なお、観光案内所の開館時間は9時~21時となっており、夜間にもご利用いただける便利な案内所となっています。

JR奈良駅旧駅舎のみどころ・風景

駅前広場に面してその堂々たる佇まいを見せるJR奈良駅旧駅舎。JR奈良駅一帯は「景観」が決して美しいとは言えないエリアで、「古都」の玄関口には相応しいとは言えない広告物や安価な部材を使用した簡素なビルが目立つ状況ですが、旧駅舎はその中で唯一「奈良」らしさを感じさせる貴重な存在となっています。

内部は建造当初の意匠をそのまま残しつつ、第一次大極殿正殿の柱・組物を再現したものも設置されているなど、奈良らしさを感じさせる空間となっています。

夜間も営業している観光案内所は、ライトアップのように輝く風景が美しい存在にもなっています。

次項では、交通アクセスについてご案内致します。

アクセス(電車・バス)

近鉄・JR線各駅からのアクセス

JR奈良駅(改札口)から北東にすぐ

近鉄奈良駅から南西に徒歩12分

近隣観光スポット

東側一帯は「三条通り」界隈・西方寺から南西に徒歩6分・開化天皇陵から南西に徒歩7分・蓮長寺から南西に徒歩8分・率川神社から西に徒歩9分

JR奈良駅旧駅舎周辺地図