【荒池園地】眺めの良い広々とした水辺は「鹿の楽園」

ごあんない

浮見堂からも近い位置にあるすがすがしい空間

荒池(荒池園地)は奈良公園エリアの南部、浮見堂・鷺池の西側一帯エリアに位置する池です。荒池は明治時代に築造されたため池であるとされ、現在は国道169号線(奈良ホテルへ向かう道・天理街道)がその中央部を通るため二分されており、浮見堂・鷺池から数えると周辺には「三つの池」が並んでいるように見えています。

その「荒池」を二つに分ける道路(国道169号線)の歩道は大変眺めのよいもので、東側には荒池やその背後に堂々とそびえ立つ春日山(御蓋山)の風景が、また西側には荒池をバックに興福寺五重塔を美しく望むことが可能となっています。道路沿いには春には桜が一面に咲き誇り、また紅葉シーズンには「ナンキンハゼ」を中心に様々な彩りを見せ、水面に映る木々の色合いは実に美しいものとなっています。その美しさを見るために、しばしば観光客が歩道で立ち止まり、カメラを構える姿もよく見られます。

芝生広場で憩いのひとときを過ごす

また、荒池を取り巻く「荒池園地」はその荒池の東側、浮見堂・鷺池との間に位置し、柳の木などが美しい広々とした芝生広場では奈良公園らしいゆっくりとした憩いの時間を過ごすことが可能です。また園地の中には一部が崩れ落ちた非常に古めかしい「土塀」があり、その土塀は詳しいことは判明しておらず、特に名称等が付けられてはいませんが、大伽藍を持つ時代の「興福寺」に関係するものであると言われています。

また、その土塀の周辺は奈良公園内でも有数の「鹿」が集まりやすいスポットとなっており、時に数十頭近い相当な規模の鹿の群れに出会うことも可能となっています。

荒池周辺は、観光シーズンには観光客でにぎわいを見せますが、東大寺周辺と比較すると人は少なく、平日や閑散期には荒池園地をほぼ「独り占め」できるような場合もあり、のんびりと過ごしたい時にはぴったりのスポットとなっています。

荒池(荒池園地)の風景

国道沿いから見る荒池と春日山

国道上に橋のように続く歩道からは、荒池の東半分と春日山の季節ごとの風景を一望できます。その風景は、一日数千台以上のクルマが行き交う国道沿いから見たものとは思えないほど穏やかな風景となっています。

荒池園地の土塀(興福寺関連と推定)

また、国道沿いから浮見堂方面へ移動する途中にある「荒池園地」の芝生広場・休憩所周辺には、かつて存在した興福寺に関連する施設に関係するとみられる土塀が特に保護されることなく「ありのまま」で残されており、独特の風情を感じて頂けます。

【荒池園地の「土塀」】かつての興福寺塔頭寺院の痕跡とも推定される

荒池園地で出会った鹿たち

荒池園地は、飛火野などと並んで「鹿」が特に多いエリアとなっています。大きな群れから小さな鹿の家族、長老風の鹿からバンビちゃんまで、ありとあらゆる鹿が人間同様憩いのひと時を過ごしています。

荒池園地周辺(国道沿い)の桜並木

荒池を東西に分ける国道沿いにはナンキンハゼや桜が多数植わっており、春には興福寺五重塔を桜並木の隙間から望む風景を楽しむことも出来ます。

アクセス(荒池園地内芝生エリア)まで

各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩15分

JR奈良駅から東に徒歩25分

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「山村町」・「藤原台」・「鹿野園町」・「奈良佐保短期大学」行き乗車、「春日大社表参道」バス停下車、南西に徒歩5分

・JR、近鉄奈良駅から「天理駅」・「下山」・「窪之庄」行き乗車、「奈良ホテル」バス停下車、北東に徒歩5分(池と山々を望む眺望エリアまでは北にすぐ)

近隣スポット

一帯は奈良公園エリア、浮見堂・鷺池から西にすぐ、片岡梅林から南西に徒歩3分、奈良町天神社から北に徒歩3分、飛火野から西に徒歩5分、興福寺から南東に徒歩8分、瑜伽神社から北に徒歩8分

荒池周辺地図