佐紀池から大極殿方面を望む風景

【佐紀池】大極殿を背景に若草山・春日山を望む隠れた眺望スポット

ごあんない

奈良時代からあった?非常に古いため池

佐紀池(さきいけ)は、平城宮跡の北隣、第一次大極殿のほど近くに位置するため池です。現在のため池自体は明治17年に築造されたものですが、昭和52年に行われた発掘調査の結果、奈良時代にも現在同様の池が存在したことが明らかになっており、相当な歴史を持つことが伺えます。北側にはこれも奈良時代の築造と伝わる「御前池」が位置し、周辺は緑や水辺が多いエリアとなっています。

誰も知らない「眺望スポット」?

この池は大変眺めの良い池であり、池の西側に北向きに伸びる小道からは大極殿とその背後に構える若草山、春日山を一望する風景が広がります。市街地が木々や大極殿の影となり見えることがないので、池の青々とした水面と合わせ、平城宮跡から眺めるのとはまた違った実に自然豊かな「大極殿のある」風景を生み出しています。風景は、特に午後や早朝の晴れている時間帯に水面や山々が美しく照り映え、一層美しいものとなります。(市街地を背景に入れることなく、若草山周辺と大極殿を同時に美しく望める風景は、平城宮跡周辺ではこの池のほとりのみとなっています。)

池の南側の道路は平城宮跡への主要なアクセスルートであり、近鉄大和西大寺駅から大極殿方面へ徒歩でアクセスする観光客が多数移動する姿も見られますが、通りからわずかに入った先にある「眺望スポット」について知る人はほとんどおらず、平城宮跡の主要な観光スポット周辺の「穴場」的スポットとなっています。正面から望む風景以外で「大極殿」を眺めるスポットとしては、佐紀池を上回る場所はありませんので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

佐紀池の風景

佐紀池から大極殿方面を望む風景

冬の佐紀池(若草山・大極殿方面を遠望)

どの季節にやってきても美しい風景を見せてくれる佐紀池。写真は初夏と真冬の佐紀池ですが、緑に覆われた生き生きとした風情、また寒々とした色合いを放つ池の水面や奥の山々と、西日に輝く大極殿の姿の対比などが実に美しい風景を生み出しています。

静寂が広がる佐紀池

池はそれほど大きいとは言えない規模であり、周辺の佐紀盾列古墳群の水辺などと同様にうっそうとした森に取り囲まれていることが特徴となっています。佐紀池に留まらず、佐紀・歌姫エリアでは時代が止まったかのような独特の「自然」を感じる風景を随所で味わうことが出来ますので、古代ロマンを感じたい方には絶好のエリアとなっています。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR・近鉄奈良駅から「西大寺駅」行き乗車、「佐紀町」バス停下車、西に徒歩3分

・近鉄大和西大寺駅から「JR奈良駅西口」行き乗車、「佐紀町」バス停下車、西に徒歩3分

ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス平城宮跡ルート」乗車、「大極殿」バス停下車、西に徒歩3分

近鉄大和西大寺駅から東に徒歩10分

近隣スポット

第一次大極殿から西に徒歩5分、平城宮跡資料館から北東に徒歩5分、平城宮跡遺構展示館から西に徒歩8分、平城宮跡朱雀門から北に徒歩12分、西大寺から東に徒歩15分

佐紀池周辺地図