【平城宮跡のススキ】近鉄電車からも見えるのどかな「秋の風物詩」

ごあんない

奈良県有数の「ススキの名所」である平城宮跡

平城宮跡一帯は、秋になると意外と知られていない「ススキの名所」として県内では曽爾高原や葛城山に次ぐような規模のススキが一面に広がります。

9月ごろからまだ青々としたススキが姿を見せはじめ、その後若々しいススキから次第に成長するススキは11月ごろには黄金色となり、12月初頭の枯れゆく姿も趣があるなど、秋の時期全体を通して様々な色合いのススキを楽しんでいただけます。

なお、現在は一部で外来種の「セイタカアワダチソウ」とススキが混在している部分も見られますが、昭和に猛威を振るった「セイタカアワダチソウ」は現在一般的には減少傾向にあると言われ、今後平城宮跡でも日本古来のススキの植生が一層回復するものと思われます。

ススキが美しいエリアは剪定の状況により毎年変化します

宮跡内では特に朱雀門の北側一帯のススキが有名で、その他には宇奈多理坐高御魂神社の西側一帯にも人の身長を大きく上回るような堂々としたススキが群生しています。また平城宮跡遺構展示館より北側の「水上池」に近いようなエリアなどもススキが多く、広々とした眺めとススキの共演を楽しんで頂けます。また、どの箇所でも言えることですが、ススキの生育状況によっては周囲の風景が遮られ、ススキのトンネルのような不思議な空間となることもしばしば見られます。

一方で、平城宮跡内では特に公式なアナウンスはなされていないものの、環境保全のため樹木・植物の伐採、剪定作業等が随時実施されており、必ずしも常に同じエリア、同じスポットでススキの草原が見られるとは限りませんので注意が必要です。

平城宮跡を散策しながらススキに包まれるのもおすすめですが、秋に平城宮跡の真ん中を通過する近鉄電車に乗車すると、朱雀門周辺ではススキの草原を通り抜けるような風景が楽しめ、歩いて楽しむ時とは異なり比較的高い位置からススキを眺めることが出来ますので、車窓からでも十分楽しんで頂ける風景となっています。

平城宮跡のススキの風景

平城宮跡のススキと若草山・春日山を望む

ススキは平城宮跡の随所で見ることが出来ますが、眺めのよいエリアからは若草山・春日山や生駒山をシルエットにしたススキをご覧いただけます(写真は平城宮跡北側・水上池近く)。

平城宮跡の光り輝くススキ

秋の晴れた平城宮跡に行けば、あちこちにススキが生えていますので、誰でもスマホをかざすだけで、「曽爾高原」に行ってきたような気になれる「それらしい写真」を撮ることができます。

3メートル近い高さに成長した平城宮跡のススキ

ススキは平城宮跡の公園管理者により適宜伐採、剪定がなされますが、時折人の背丈の2倍はあろうかという巨大ススキに出くわすこともあります。

アクセス(朱雀門北側エリアまで)

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「学園前駅(南)(奈良市庁前経由)」行き乗車、「朱雀門ひろば前」バス停下車、北に徒歩8分

ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス平城宮跡ルート」乗車、「朱雀門ひろば」バス停下車、北に徒歩8分

近鉄大和西大寺駅から東に徒歩15分

近隣スポット

一帯は朱雀門周辺、第一次大極殿から南に徒歩8分、平城宮跡資料館から南東に徒歩10分、平城宮跡遺構展示館から南西に徒歩12分

平城宮跡周辺地図