【秋篠川の桜並木】郊外を流れる小川沿いには1キロ以上に渡り美しい桜並木が広がる

秋篠川の桜並木 観光スポット・みどころ

当ページの内容を含め、奈良の観光スポットに関連する内容は原則としてコロナ禍前を中心とした状況に基づく「アーカイブ」的内容となっており、その後状況が変化している場合があります。
最新の状況については、各スポットに関する公式サイト、または観光協会などの情報発信などを別途ご確認下さい。

観光のご案内

観光客は少ない「市民」のための桜の名所

近鉄学園前駅からバスで5分ほどの所にある秋篠川沿い(奈良市中山町西)には、東西1.3キロに渡り美しい桜並木が広がっています。秋篠川は周辺を西から東に向けて流れた後、秋篠寺西大寺平城宮跡唐招提寺薬師寺近くを南向きに流れ、最終的には大和川に合流する河川ですが、この桜並木はその上流・源流域にあたり、その細い水の流れと立派な桜の木が穏やかな風景を生み出しています。

周囲は押熊エリアの寺社や大渕池公園、松柏美術館等を除き特筆すべき観光スポット等はない奈良市西部の住宅地であり、一戸建てやマンションが立ち並び、また川沿いには農地も広がるありふれた郊外の風景となっていますが、春になると圧倒的な桜並木の風景だけが異彩を放ちます。

桜並木は「地域力」の結晶

この桜並木は、「秋篠川源流を愛し育てる会」という地域団体により平成になってから植樹が行われたものであり、現在も地域の力によって維持・管理や周辺の清掃活動が行われており、奈良市内で取り組まれる「地域づくり活動」の代表的事例となっています。

地域の力が生み出した桜並木の周辺には桜の時期には菜の花も咲き誇るなど自然があふれ、単なる「郊外エリア」が「有名花見スポット」へと変貌する中で、地元の人々を中心に散歩を楽しむ場やくつろぎの場としてにぎわっています。

秋篠川の桜並木の風景

秋篠川の桜並木と田園風景

周辺は奈良市内有数の郊外住宅地ですが、秋篠川沿いには農地・田園風景が広がっており、桜並木は畑に植えられている春の草花・野菜たちとカラフルな共演を見せてくれます。

秋篠川の清流と桜並木

秋篠川は周辺が源流域ですので通常時の水量は少なくなっていますが、このこぢんまりとした雰囲気が、桜並木とちょうどよく似合う風景を生み出しています。

地域の力で彩られる秋篠川の桜

地域により愛され、大切にされる秋篠川の桜並木は高齢者によるボランティアのみならず、地域の小学校も関わる形でほんとうの「地域ぐるみ」を実現しています。


次項では、交通アクセスについてご案内致します。

アクセス(電車・バス)

近鉄・JR線各駅からのアクセス

奈良交通バス

・近鉄学園前駅から「朝日町循環」乗車、「中山町西一丁目」(桜並木西端)、「中山町西二丁目」バス停(桜並木中央部)下車すぐ

・近鉄大和西大寺駅から「押熊」行き乗車、「平城中山」下車、西に徒歩8分(桜並木東端まで)

近鉄菖蒲池駅から徒歩20分(桜並木中央部まで)

周辺のみどころ・観光スポット

大渕池公園から東に徒歩7分(桜並木西端まで)・松伯美術館から東に徒歩10分(桜並木西端まで)・菖蒲池(菖蒲上池)から北に徒歩15分(桜並木中央部まで)・押熊八幡神社から南に徒歩15分(桜並木東端まで)・秋篠寺から北西に徒歩20分(桜並木東端まで)

桜並木のルートマップ