氷室神社の枝垂桜

【氷室神社の枝垂桜】奈良の「一番桜」と呼ばれる存在は神社を包み込む

ごあんない

奈良市最大級の「枝垂桜」は奈良公園随一の「桜の名所」

観光客が絶え間なく行き交う奈良国立博物館の目の前にある製氷業界の神様である神社「氷室神社(ひむろじんじゃ)」。その境内には枝垂桜やソメイヨシノなど、多数の桜の木が生えています。特に観光客の目を惹きつけてやまないのは、拝殿・本殿の前にある「四脚門」前にそびえ立つ、重厚できらびやかな枝垂桜で、樹齢約100年と言われる枝垂桜は神社を包み込むかのように、その美しい花びらと鮮やかな色合いを桜のシーズンには訪れる人々に存分に見せてくれます。

桜は周辺で最も早く咲く「一番桜」とも

また、この枝垂桜は、奈良市内のその他の桜と比べ、比較的早く咲く傾向があるため、地元では「奈良の一番桜」などと呼ばれることもあります。実際に、奈良公園や佐保川のソメイヨシノが咲き始めるころには、既に満開に近づいている場合が多いなど、1週間近くの開花時期のずれがあるようで、例えばソメイヨシノの時期を外してしまった(咲く前に花見に来てしまった)ような場合でも、氷室神社の桜を楽しんでいただける場合もある、観光客にとっては「ありがたい」枝垂桜となっています。

古くなった桜の木は、樹勢の衰退が心配

なお、氷室神社の知名度向上に寄与するほどに大勢の観光客を集めている枝垂桜は、桜の木自体が一般的に数百年も咲き誇るものではないため近年は「古樹」となってしまっており、樹勢が衰える傾向にあることもあり、樹木医等も関わって懸命の保全活動が行われています。すなわちそのような状況でも「美しい枝垂桜」を見ることが出来るというのは、関係者による「努力」の賜物であるとも言えるのです。

静かに見るなら「早朝」がおすすめです

周辺は春日大社、大仏殿等をめぐる回遊ルート上にあるため、観光シーズンは観光客で溢れかえる人気スポットであり、桜の時期はカメラを持ち、思い思いの写真を撮影する人々でいつも賑わっています。そのため、桜を静かな風情で味わえる時間帯は早朝などに限られています。氷室神社境内は、3月中は午前6時半、4月になると午前6時から立ち入りが可能となっていますので、奈良に宿泊して、次の日の早朝に圧倒的な桜を静かに味わってみるのもよいかもしれません、

◇リンク 氷室神社公式ホームページ

氷室神社の枝垂桜の風景

咲き誇る枝垂桜の古樹(氷室神社)

氷室神社の社殿の手前に生える枝垂桜の巨樹。神社全体が巨大な桜の笠を被るかのように美しく咲き誇る姿は、圧倒的な存在感を放ちます。(写真は2014年、近年はこの写真と比較すると樹勢が衰え気味ですが、まだまだ美しい花を咲かせています。)

桜で埋め尽くされる氷室神社

境内には一般のソメイヨシノも複数咲いており、枝垂桜と合わせると、桜の花に埋め尽くされたような華やかな風景を楽しむことが出来ます。

氷室神社のハクモクレン(白木蓮)と桜

枝垂桜の横には「ハクモクレン(白木蓮)」も美しく大きな花を咲かせており、ハクモクレンの白色と桜色の共演は、春がやってきたことを実感させる温かみのある風景を生み出しています。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「市内循環外回り」・「中循環外回り(近鉄奈良駅からのみ)」・「春日大社本殿」・「高畑町」行き乗車、「氷室神社・国立博物館」バス停下車すぐ

近鉄奈良駅から東に徒歩15分

JR奈良駅から東に徒歩25分

近隣スポット

奈良国立博物館からすぐ、浮雲園地から西に徒歩4分、吉城園から南東に徒歩5分、片岡梅林から北に徒歩5分、東大寺大仏殿から南西に徒歩10分、興福寺から東に徒歩10分

氷室神社の枝垂桜周辺地図