しゅう雪とはどういった現象を指す?

自然・気候

しゅう雪(驟雪)は、「対流性の雲(積乱雲など)」から降る雪を指します。これが「雨」の場合は「しゅう雨」と呼びます。

概要

日本に雪をもたらす最も大きな要因である「冬型の気圧配置」により発生する雪雲は、基本的に対流性の雲ですので、日本で降る雪は「しゅう雪」の比率が高くなっています。

降る強度が変化しやすく、雷やあられ(場合によってはひょう)を伴うこともあり、断続的に止み間を挟みながら降ることが多いなど、現象としてはどちらかと言えば不安定な側面が大きな存在で、「にわか雪」と同じような意味として用いられることも多い用語です。時に用いられる「雪時雨(しぐれ)」もその特徴を表現した一つのキーワードといえます。但し、雲の発達状況や地形の影響などに応じ、しゅう雪でも止み間がなく長時間降り続くケースもあります。

観測など

しゅう雪の記号(気象庁の観測上)
しゅう雨性のみぞれの記号(気象庁の観測上)
区別・冬型の気圧配置による雪は大半が「しゅう雪」
・南岸低気圧による雪は一時的なものを除いてはしゅう雪ではなく「雪」
・定義は先述の通り「対流性の雲」かどうか(層状の雲の場合しゅう雪ではない場合が大半)
観測状況管区気象台など一部では「しゅう雪」として観測
・自動観測を行う地点では「しゅう雪」の区分なし(雪という一区分のみ)
その他現象あられ、ひょうと「同時」に観測される場合あり
・対流性の雲から降る「みぞれ」は、「しゅう雨性のみぞれ」とする
予報など・「しゅう雪」という区分の予報はない(にわか雪と表現)
・気象を解説する際にも、一般向けでは「しゅう雪」という表現は用いない
その他・国際式天気図における記号表記は気象庁のものと一部異なる(強弱の概念、優先順位あり)
・日本式天気図における記号表記は「雪」マークの右下に「二」と記す「にわか雪」などに含む