【井上町(奈良市)】はどんな地域?【ならまち南側の観光拠点・元皇后ゆかり】

市内名鑑

ならまちエリアの観光拠点として整備が行われ、バスの利便性も高いことから観光客の玄関口としても機能している奈良市の「井上町」界隈。こちらでは、地域の地理や歴史・地名の由来など基本的な内容について解説していきます。

地理・概要

読み方いのうえちょう
交通奈良交通バス「田中町」バス停から徒歩すぐ~約2分
近鉄奈良駅から南に徒歩約15~19分
JR奈良駅から南東に徒歩約21~24分
JR京終駅から北に徒歩約7~9分
人口約70人(2021年現在)
校区春日中学校・済美小学校
郵便番号630-8317

奈良市の井上町は、観光地である「ならまち」界隈の南側、奈良交通バス「田中町」バス停北側一帯に広がる地域です。

町内は歴史景観に配慮した比較的新しい建物も多い住宅地であり、近年はバス停一帯の奈良市有地が「鹿の舟(奈良町南観光案内所)」と呼ばれる観光拠点施設に整備され、一部奈良ファンに強い人気を有する「くるみの木グループ」による運営がなされています。また、その他観光客向け雑貨店、高林寺や天理教奈良大教会も町内に立地します。

歴史・由来・みどころ

ならまちエリアに含まれる井上町一帯は、かつては巨大な伽藍(境内地)を有していた元興寺の南大門が建っていた付近ともされ、住宅が数多く建ったのは江戸時代頃からとも考えられますが、かなり古い時代から歴史を有する地域です。

地名については、聖武天皇の第一皇女であり、呪詛に関する騒動で光仁天皇皇后を廃位となった人物であり非業の死を遂げた「井上内親王」を祀る御霊神社(神輿社)があったこと、奈良代官であった井上源吾の居宅があったことに由来するともされています。

井上内親王を祀る空間としては、現在も井上町会所に隣接(バス停そば)する位置にごく小さな「井上神社」が鎮座するほか、えんむすびの神としての知名度が先行する薬師堂町の御霊神社も近隣に見られます。なお、かつてこの御霊神社は元興寺南大門付近にあったとされますので、井上町一帯から移転したという歴史を有することになります。

現在はならまちエリア南側の観光拠点施設として、「くるみの木」グループが運営する「鹿の舟(奈良町南観光案内所)」が町内を代表する観光施設・みどころとなっています。

また、中将姫ゆかりの地・数寄者に関する歴史を有する「高林寺」も町内にあります。

町内は市内循環バスによるアクセス利便性が高い地域ですので、ならまち散策の起点・終点として通ることも多なっています。

井上町周辺地図・交通

井上町は、北側を元興寺町、西側を花園町・瓦堂町、南側を中辻町、東側を川之上突抜町・築地之内町と隣接しています。

田中町バス停付近

交通は奈良交通バス市内循環(外回り・内回り)が利用可能な「田中町」バス停が町内に位置し、昼間もそれぞれ約15分おき程度の運行が確保されているため、観光利用の場合JR・近鉄奈良駅からバスを利用するルートがおすすめです。

なお、駅からは遠いですが徒歩によるアクセスも可能となっているほか、住民などは自転車を利用される方も多い地域です。

自動車をご利用の場合、「鹿の舟」の敷地一部が「奈良市営奈良町南観光駐車場」となっており、マイカーを駐車することも可能ですが、観光シーズンには混雑する場合も目立ちます。ならまちエリア一帯へ入る道路はそれほど広くはなく、居住者以外の生活道路の通行はおすすめできません。