世界遺産である奈良「薬師寺」は、奈良駅周辺から離れているということもあり、マイカー(車)でアクセスされる方も少なくありません。
当記事では、薬師寺に車でアクセスする場合の「駐車場」や「アクセスルート」に関する情報をご案内してまいります。
薬師寺へは、アクセスルートが混雑することは少なくありませんが、駐車場自体はかなりの台数が確保されており、一部の利用が集中する時期を除き、ほぼ通年駐車しやすい環境です。但し、東大寺・奈良公園方面などと合わせて観光する場合は、駐車料金や渋滞の可能性などを考慮すると、公共交通機関のご利用が無難です。
薬師寺の駐車場について
境内南側に大きな駐車場が確保
薬師寺の運営する駐車場は、薬師寺の境内南側にあり、敷地の広さは唐招提寺の駐車場を上回る規模を持つなど、比較的大きな駐車場が確保されています。
駐車場は南北に伸びる県道沿い(各エリアからのアクセス道路)から西に少し入った場所にあります。駐車場の入口はバス(大型車)用と普通車(乗用車)用のゲートがそれぞれありますので、間違えないようにご注意下さい(バス・大型車が手前側、普通車・乗用車用はその西隣)。
駐車場からは、金堂や東塔などのある「白鳳伽藍」の入口までは北に徒歩約4分程度です。また、期間限定で公開される「玄奘三蔵院伽藍」へは、白鳳伽藍を通って北に徒歩約10分程度で到着します。やや距離はありますが、全域が薬師寺の境内地ですので、散策気分で各みどころへアクセスして頂くことが可能です。
各伽藍へは、「薬師寺参道」と書かれた大きな看板などがありますので、その案内表示に従い駐車場脇の参道をご利用下さい(写真は大型車駐車場側から見た場合)。
料金・営業時間
薬師寺駐車場の駐車料金は以下の通りです。
普通車 | 二輪車 | 大型車 | 中型車 |
500円 | 100円 | 2200円 | 2000円 |
料金は薬師寺駐車場の場合時間制ではないため(2023年春現在)、近隣の唐招提寺駐車場とは異なりますが、短時間の駐車であれば2寺院を巡る場合、どちらを利用してもコストパフォーマンスに大きく変わりはありません。なお、時間料金ではなく「1回料金」ですので駐車料金としては市内ではやや割安な水準です。
入庫可能時間は、8時30分~16時20分となっています(2023年春現在)。
混雑は?
薬師寺の駐車場については、比較的広い敷地を持つこともあり、通常時は混雑することはまずありません。むしろ、オフシーズンの平日などは閑散としている場合が目立つほどです。
利用が多くなる時期は、初詣の時期や、薬師寺で各種行事・展覧会が開催される時期となります。混雑については、まれにかなりの駐車台数になることもあるようですが、駐車できないようなケースはほとんどないと言って良いでしょう。
但し、観光シーズンは渋滞の可能性が高くなりますので、基本的に公共交通機関のご利用も含めおすすめです。
駐車場へのアクセスルートは?
薬師寺の駐車場へ車でアクセスする場合のルートについては、以下の通りです。「薬師寺駐車場」への入口は、案内表示はありますが素通りしてしまいやすい場所ですので、その点は少しご注意下さい。
こんな時には「公共交通機関」のご利用も
薬師寺は、駐車場も比較的広く車でアクセスする人も多い観光名所ですが、以下のようなケースの場合、車の利用のみならず電車・バスなど「公共交通機関」の利用もおすすめします。