【納院町(奈良市)】ってどんな所?【蜂屋長者・小さな神社も】 | 奈良まちあるき風景紀行

【納院町(奈良市)】ってどんな所?【蜂屋長者・小さな神社も】

市内名鑑

ならまちエリアのやや南側、元興寺町界隈と薬師堂町界隈を結ぶ細い道沿いに位置する「納院町」。こちらでは、地域の歴史など基本的な情報をご案内してまいります。

地理・概要

読みのういんちょう
交通近鉄奈良駅から南に徒歩約15~16分
JR奈良駅から南東に徒歩約21~22分
奈良交通バス「田中町」バス停から北に徒歩約4~5分
人口約35人(2021年現在)
校区飛鳥中学校・飛鳥小学校
郵便番号630-8318

奈良市の納院町は、ならまちエリアのやや南寄り、御霊神社などから近い元興寺町と薬師堂町に挟まれた位置にある小さな町です。

町内は車の通行が一部難しいほどの狭い道のみが通っており、現在は一部古い建物が残っていますが、賃貸マンションも含む住宅街となっており、観光客向けの喫茶「美と和」も営業しています。

歴史・由来

納院町は、かつては元興寺の勢力下であった場所であり、元興寺の「綱封蔵」のあった場所(参考:『奈良町風土記』)ともされています。元興寺が衰退してからは「蜂屋」と呼ばれる裕福な商人(長者)が拠点を置いた場所となっており、町内にある八王子社と呼ばれる神社には「蜂屋神社」の別称が残ります。なお、蜂屋長者を巡っては、金銀財宝を井戸の中に埋めて砥石を置いておいたものの、孫の代になって掘り起こすと全て石になっていて一族は衰退した(参考:『奈良町風土記』)というエピソードも残されています。

八王子社と呼ばれる神社は細い道沿いの南側に位置し、極めて質素な社殿を持つ神社であり、大山咋神(おおやまくいのかみ)をお祀りしています。

納院町周辺地図・交通

納院町は、北側と東側を薬師堂町、西側を元興寺町、南側を築地之内町・川之上町と隣接しています。

町内へは、近鉄・JR奈良駅から徒歩でのアクセスも可能で、特に近鉄奈良駅からは移動しやすい距離です。バスについては、奈良交通バスの「田中町」バス停(市内循環「内回り」・「外回り」)から5分程度となっており、JR奈良駅からはバスの利用が最も早く移動出来る場合も多くなっています。