【十輪院町(奈良市)】ってどんな所?【小さな区域に3つのお寺】

市内名鑑

ならまちエリアの南東側に位置し、町内に十輪院・法徳寺・金躰寺の3寺院の境内が広がる「十輪院町」。こちらでは、地域の歴史やみどころといった各種基本的な情報を解説していきます。

地理・概要

読み方じゅうりんいんちょう
交通奈良交通バス「福智院町」バス停から南西に徒歩約3~5分
近鉄奈良駅から南東に徒歩約15~17分
JR奈良駅から東に徒歩約22~24分
人口約50人(2021年現在)
校区飛鳥中学校・飛鳥小学校
郵便番号630-8312

奈良市の「十輪院町」は、観光地である「ならまち」エリアの南東側に位置する地域です。町内は住宅も見られる一方で、お寺の境内地が占める割合が高くなっており、通りを挟んで北側には十輪院・法徳寺、南側には金躰寺(こんたいじ)が位置し、周辺に位置する興善寺・正覚寺も合わせると奈良市内有数の「お寺のまち」になっています。

また、観光客などに人気を集める飲食店「めしあがれ ボナペティ(Bon appetit)」・「Utouto」も町内で営業しています。

歴史・由来・みどころ

十輪院の山門

その名の通り十輪院を中心とする形で発展してきた町である十輪院町。地名は十輪院という名称が『地蔵十輪経』に由来することに基づくとされています。

歴史としては、当初は元興寺の影響下にあったものの、次第に奈良町の形成などとともに元興寺の規模が縮小し、十輪院などが独立する形になったと考えられます。

十輪院

観光地としても広く知られる十輪院は、創建のルーツは不明な点が多いですが、元興寺の子院であったものが独立したものとされ、長年庶民信仰の拠点として機能してきました。本尊である地蔵菩薩立像は石仏龕と呼ばれる巨大な石に彫られており、他では見られないかなり珍しい存在となっています。

法徳寺

十輪院の西隣に位置する法徳寺は、やはり元興寺の子院をルーツに発展したお寺とされ、観光寺院という存在ではありませんが、お堂の中には小さな仏様が多数祀られていることで知られます。

金躰寺

町内の南側に位置する金躰寺(こんたいじ)は、近世の浄土宗寺院の建築様式を残す本堂を持つお寺で、「釈迦八相涅槃図」などを有しています。

交通

町内への交通アクセスは、近鉄奈良駅からは徒歩でもアクセスしやすい環境ですが、JR奈良駅からはやや距離が離れています。

バスについてはJR奈良駅(東口)・近鉄奈良駅から「天理駅」・「下山」・「窪之庄」行きに乗車し、「福智院町」バス停で下車して頂くと、徒歩3~5分ほどで町内へアクセス可能です。バスは昼間時約20分おきの運行です。

車については、町内の通りは国道169号線沿いから入る形となり、観光客向けには十輪院の拝観者用駐車場などが見られます。自転車の利用も便利な地域で、近鉄奈良駅からは自転車の場合10分程度でアクセス可能です。

十輪院町周辺地図

十輪院町は、北側を公納堂町・毘沙門町、西側を薬師堂町・川之上町、南側を西紀寺町、東側を紀寺町・十輪院畑町と隣接しています。