近鉄奈良駅のすぐそばに位置し、漢国神社・念仏寺の境内地が広がる「漢国町」界隈。こちらでは、地域の歴史や地理など基本的な情報を解説していきます。
地理・概要
読み方 | かんごくちょう |
交通 | 近鉄奈良駅から西に徒歩約2~3分 JR奈良駅から北東に徒歩約10~11分 |
人口 | 約70人(2021年現在) |
校区 | 三笠中学校・椿井小学校 |
郵便番号 | 630-8242 |
奈良市の「漢国町」は、奈良の玄関口「近鉄奈良駅」のすぐ西側に位置する町です。
町内は広くはありませんが、「漢國神社」と「念仏寺」の境内地が半分程度を占め、残りは「やすらぎの道」沿いに建つマンション「奈良高天アーバンライフ」・ビルの裏手に残るかなり古い住宅群が見られます。
マンションは駅前物件ということで築20年程度経った現在も中古物件が出回ることは少なく、賃貸で出回る場合も家賃13万円台程度と、市内では最も家賃が高い部類に入ります。
歴史・由来・みどころ

漢国町という地名は、その名の通り町内の「漢國神社」に由来する地名であると考えられています。
漢國神社は、非常に古い由緒を持つ神社とされる一方、現在では「饅頭」を初めて作った人物として知られる「林浄因(りんじょんいん)」を祀る境内社「林神社」の存在から、「饅頭」ゆかりの神社としての知名度が高く、4月に行われる「饅頭祭」でお饅頭の振舞いを受けようと大勢の人々が訪れることでも知られます。
また、漢國神社の隣には「念仏寺」と呼ばれる浄土宗寺院もあります。こちらは徳川家康が大阪冬の陣の際に命拾いをしたエピソードが残る「家康ゆかりのお寺」となっています。
また、かつては町内一帯にこの他「芳林庵」・「寂照庵」と呼ばれる小庵もあったとされています(参考『奈良町風土記』)。
漢国町周辺地図
漢国町は、高天町・油阪町・林小路町と隣接しています。
漢國町は、奈良の中心と言っても良い「近鉄奈良駅」前に位置し、鉄道によるアクセス利便性は非常に高い地域です。駅からは徒歩5分以内でアクセス可能で、バスを利用することで周辺エリアとの移動も比較的スムーズです。
車の利用については、漢國神社参拝者の専用駐車場がわずかな台数見られるほかは、町内の一般利用可能なパーキングはありません。
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