【不審ヶ辻子町(奈良市)】はどんな所?【元興神(ガゴゼ)にちなむ地名】

市内名鑑

奈良ホテルの南西側に位置し、少し変わった地名として知られる奈良市の不審ヶ辻子町。こちらでは、地域の歴史・地名の由来など基本的なデータをご紹介していきます。

地理・概要

読みふしがづしちょう
交通近鉄奈良駅から南東に徒歩約11~12分
JR奈良駅から東に約17~18分
人口約35人(2021年現在)
校区飛鳥中学校・椿井小学校
郵便番号630-8394

奈良市の「不審ヶ辻子町(ふしがづしちょう)」は、猿沢池や元興寺などの主要観光地からも近いならまちエリアの一角、多くの観光客が通る鶴福院商店街界隈から脇道に少しそれた場所に位置する地域です。

町の面積は大変小さく、基本的には静かな住宅街となっており、観光客向けのお店などが立ち並ぶ地域ではありません。なお、奈良ホテルがすぐ東側にあるため、鶴福院商店街へと抜ける小道は、奈良ホテルと猿沢池方面を最短で結ぶ抜け道として利用されることも多くなっています。

歴史・由来

町内には目立った観光地などはない「不審ヶ辻子町(ふしがづしちょう)」ですが、そのユニークな地名は元興寺に伝わる伝説上の存在「元興寺(ガゴゼ)」に由来します。

具体的には、元興寺に鬼が出没した際に僧侶(道場法師とも)が鬼を退治するために追いかけたところ、その鬼の姿を見失った場所がこの界隈であり、それにちなんで「不審ヶ辻子」と呼ばれるようになったとされています。もっとも、鬼伝説は時代背景としては飛鳥時代にさかのぼるものとも解釈できますので、この地が「鬼ゆかりの地」なのか、それとも飛鳥の地から伝説ごと奈良のまちに移し替えられる形になったのかははっきりしません。

なお、正式な町名の読み方は「ふしがづし」ですが、読みとしては「ふしんがづし」・「ふりがんづし」という読み方がなされる場合もあるようです。

不審ヶ辻子町周辺地図・交通

不審ヶ辻子町は、西側を鶴福院町に隣接し、それ以外は高畑町に囲まれた場所に位置します。

交通については、近鉄奈良駅からは比較的近い徒歩圏で、JR奈良駅からも徒歩でアクセス可能な範囲です。また、土日祝日などの運行日にはぐるっとバス「元興寺・ならまち」バス停も利用可能な地域です。

車については通行困難な狭路もあるため、基本的に所用のない車両は町内の通行は避けることが望ましい環境となっています。