【鍋屋町(奈良市)】とはどんな地域?【神社と江戸時代の建物も】

市内名鑑

奈良市のきたまちエリアの一部、近鉄奈良駅方面から徒歩でアクセスする際に通る道沿いに広がる「鍋屋町」。こちらでは、地域の地理や歴史など、ごく基本的なデータについて解説しております。

地理・概要

読み方なべやちょう
交通近鉄奈良駅から北方向に徒歩約4~7分
JR奈良駅から北東方向に徒歩約18~21分
人口約70人(2021年現在)
校区三笠中学校・椿井小学校
郵便番号630-8264

奈良市の鍋屋町は、近鉄奈良駅北側の「きたまち」エリアへの入り口とも言える位置に広がる地域です。

町内はかつての二条大路沿いを通る小道に沿って手作りパンポポロ・懐石料理店「奈良 而今」など各種のお店、事業所・マンション・住宅などが立ち並んでおり、2020年に三条大路に移転するまではNHK奈良放送局も立地していました。また、北側すぐには奈良女子大学が、南東側は奈良県庁などの官庁街が広がることから日中時間帯は人通りの多い地域であり、とりわけ学生の姿をよく見かける地域となっています。

歴史・由来・みどころ

「鍋屋」という地名については、その名の通り鉄器を製作する店舗が複数あったことに由来するとされ、江戸時代に大仏を修理する際にもこの地で鋳造がなされたとも言われます(参考『奈良町風土記』)。なお、2020年までNHK奈良放送局のあった付近には、昭和中期までは鉄工所があったことでも知られます。

町内のみどころとしては、明治期に建てられた交番の建物(近代建築遺産)を活用して「きたまち」の入口にふさわしい案内所とした「旧鍋屋交番きたまち案内所」、および春日大社境外末社の一つである「初宮神社」があります。またその間に位置する寺川商店の古建築は市内最古、江戸時代から残るものとされています。

なお、江戸時代には現在の奈良女子大学の敷地が「奈良奉行所」であったことから、現在の初宮神社そばには奉行所の「黒門」がありました。奉行所の歴史の名残としては、寺川商店の建築に「二階正面の窓がない」点が唯一のもので、これは奉行所内が見えないようにという配慮によるものとなっています。

鍋屋町周辺地図・交通

鍋屋町は、北側を北魚屋西町・半田横町・南半田西町、西側を宿院町・花芝町、南側を登大路町、東側を油留木町に隣接しています。

町内は近鉄奈良駅から近く、徒歩で5分程度でアクセス可能な地域となっています。道路については一方通行規制があり、駅方面からは直接アクセスすることは不可能となっており、徒歩で散策するのがおすすめのエリアです。