【法華寺町(奈良市)】ってどんな地域?【有名観光地・駅近市街地・自衛隊など様々】

市内名鑑

近鉄新大宮の北側に位置し、法華寺・海龍王寺などのある観光地にもなっている「法華寺町」。こちらでは、地域の居住環境・歴史・みどころをはじめ基本的な情報を解説していきます。

地理・概要

読みほっけじちょう
交通近鉄新大宮駅から北方向に徒歩約4~25分
奈良交通バス「一条高校前」・「法華寺」・「法華寺北町」・「航空自衛隊」・「北法華寺町」バス停
JR奈良駅から北西方向に徒歩約20~40分
人口約4200人(2021年現在)
校区三笠中学校・佐保川小学校(JR線より西側・町内の大半の地域)
若草中学校・佐保小学校(JR線より東側・ごく一部の範囲)
郵便番号630-8001

奈良市の法華寺町は、近鉄新大宮駅北側に位置する地域であり、東西1キロ以上・南北2キロ近くという比較的広い区域を持っています。

町内は新大宮駅に近い南側ほど市街化されており、国道24号線沿いには奈良ロイヤルホテル・大規模マンション・各種店舗・各種事業所などが並ぶなどかなり発展した地域となっています。また、それより北側の地域についても広い範囲で戸建て住宅・古い集落・農地などが混在した風景が広がっています。

法蓮町・法華寺町の境を通る国道24号沿い
古い家並みも多く残される法華寺町一帯」

一方、町内の北部はウワナベ・コナベ古墳という奈良を代表する古墳があるほか、エリート養成機関として知られる「航空自衛隊幹部候補生学校」の広大な敷地も見られ、西側の一部には平城宮跡エリアの草地が広がるなど、駅周辺の市街地とは全く異なる環境となっています。

居住環境

法華寺町は、近鉄新大宮駅に近い側ほど市街地化されており、住宅地としても発展しています。

賃貸については物件数は市内でも多いほうで、シングル向け物件は最安2万円台から、ファミリー世帯向けも4万円台から、駅から比較的近く・比較的広(3LDKなど)めで築年数の浅いハイツ・マンション物件でも概ね6~8万円台程度と、割高感はありません。

売買不動産物件についても、土地面積にもよりますが平成の建築でも1000万円台~2000万円程度の物件が見られ、不動産価格としては平均的か少し割安感も見られます。

買い物などの各種生活利便施設は、町内では国道24号線沿いに各種店舗が集中しており、「業務スーパー奈良店」・「ブックオフ奈良法華寺店」・「マクドナルド奈良北店」など多数のお店が見られます。

また、様々な専門店が入居する大規模商業施設「ミ・ナーラ」や新大宮駅周辺の各種店舗などへも町内南側からの場合、比較的アクセスしやすい環境です。また、奈良市役所も比較的近く、各種行政手続きも行いやすい環境と言えるでしょう。

交通

県道104号線・北法華寺町バス停周辺

法華寺町は、近鉄新大宮駅が公共交通機関を利用する場合の主な玄関口となります。駅からは町内の住宅地の大半の区域は徒歩圏で、近い場所では徒歩数分でアクセス可能です。

新大宮駅からは大阪難波行き快速急行・急行が約10分間隔で運行されており、首都圏に匹敵する鉄道の利便性を誇ります。

バスについては、法華寺・海龍王寺・航空自衛隊奈良基地周辺の各バス停(「一条高校前」・「法華寺」・「法華寺北町」・「航空自衛隊」・「北法華寺町」バス停)から、JR・近鉄奈良駅行き及び大和西大寺駅行きの奈良交通バスが利用可能です。バスはほぼ終日1時間2本程度の運行で、それほど本数が多い訳ではありませんが、高齢の方が大和西大寺駅近くの「ならファミリー」へ移動する手段・自衛隊関係者のアクセス手段としては比較的多く利用されています。

法華寺町の東側を通る国道24号線

道路交通については、南北に伸びる国道24号線・東西に伸びる県道104号線(谷田奈良線)が主な通りであり、奈良市街地・西大寺・京都・大和郡山方面など各エリアへの車によるアクセス性は良好です。但し、町内の住宅地は狭い道が多く、行き止まりとなっている小道が非常に多いという特徴もあります。

土地としては概ね平坦地のため、自転車の利用は比較的多く、新大宮駅への通勤・通学アクセスなどに用いられています。

歴史・由来・みどころ

法華寺は、その名の通り町内に位置する寺院「法華寺」の名前を地名としたものとなっています。町内は奈良の旧市街地にあたる「奈良町」の区域からは外れており、農村としての歴史を持っていますが、法華寺門前ということもあり、法華寺周辺の集落は古い時代から発展し、歴史ある地域でありながらも戸数が多い・広い集落となっています。

町内はいわゆる「佐保・佐紀路」の一帯として歴史散策の定番コース、観光地としての知名度もある地域で、法華寺を筆頭に寺社・古墳・遺跡など多数のみどころがあり、じっくり巡れば法華寺町界隈だけで1日を要するほどです。

法華寺

法華寺は、聖武天皇皇后である光明皇后ゆかりの地として有名な「門跡寺院」であり、古代のお風呂「浴室(からふろ)」や美しい庭園の風景、光明皇后を模したともされる本尊十一面観音菩薩立像など多数のみどころを有する奈良有数の観光名所です。

海龍王寺

海龍王寺(かいりゅうおうじ)は、法華寺の北側に位置するお寺で、奈良時代には「隅院」と呼ばれていた玄昉や光明皇后ゆかりのお寺として知られています。国宝五重小塔や十一面観音、また春に見られる美しい雪柳の風景など魅力は多く、法華寺とともに広く観光名所として知られています。

ウワナベ古墳

ウワナベ古墳は、法華寺町北側に位置する巨大な古墳で、全長255メートルと全国でも有数の規模を持っています。被葬者は不明ですが、仁徳天皇皇后である八田皇女の陵墓である可能性を持つ場所として宮内庁により参考地として指定されています。

コナベ古墳

コナベ古墳は、ウワナベ古墳のほぼ西隣に位置する古墳で、磐之媛命の陵墓である可能性のある場所として参考地に指定されています。

東院庭園

かつての平城宮南東端に位置する場所には、皇太子の宮殿である「東院」の庭園を復元した「東院庭園」があります。国の特別名勝に指定される空間では、平安時代に日本庭園が成立する前の折衷的な庭園の風景(中国の影響と日本の独自性)をご覧頂けます。

春日社

海龍王寺の南側すぐの位置には、かつて海龍王寺の鎮守社であった「春日社」があり、長い参道が独特の風情を生んでいます。

法華寺旧境内阿弥陀浄土院跡

法華寺南側の住宅地近くには、かつての法華寺子院の跡である「法華寺旧境内阿弥陀浄土院跡」があります。但し、案内板などを除き特段の痕跡は見られません。

芸亭伝承地

町内東側の国道24号線沿いには、「日本最古の公開図書館」とされる「芸亭(うんてん)」のあった場所と推定される地点があり、案内板や碑が立っています。但し、遺跡が確認されている訳ではなく、特段の痕跡などは見られません。

法華寺町周辺地図

法華寺町は、北側と西側を佐紀町、南側を二条大路南(1・2丁目)・北新町・芝辻町(4丁目)、東側を法蓮町・奈良阪町と隣接しています。