由緒ありげな地名から、様々な歴史が想像できるならまちエリアの「陰陽町」。こちらでは、地域の歴史・由来をはじめ基本的な情報を解説していきます。
地理・概要
読み方 | いんようちょう |
交通 | 近鉄奈良駅から南方向に徒歩約10分 JR奈良駅から東方向に徒歩約15分 ※運行日限定のぐるっとバス「元興寺・ならまち」バス停も利用可能 |
人口 | 約35人(2021年現在) |
校区 | 春日中学校・済美小学校 |
郵便番号 | 630-8338 |
奈良市の陰陽町は、観光客が訪れるならまちエリアのやや西側、多くの人々が行き交うエリアからは少しだけ離れた場所に位置する地域です。


町内はごく一般的な住宅街である一方、近代のレトロ建築も含め古い建築も残されています。地形としては傾斜地にあたり、西から東に急な上り坂が見られ、坂道の傾斜はならまちエリアでは最もきつい区間ともなっています。
歴史・みどころ
町名である「陰陽」は、その文字からもイメージできる通り、いわゆる「陰陽師」にルーツを持つ地名となっています。陰陽師は一般に占い師という風に決めつけられがちですが、実際には「暦(こよみ)・時間」を広く専門とする職能集団であり、この地に集まって住む中で地方暦の一種である「奈良暦」などを生み出していたともされています。
陰陽師ゆかりの地としては、町内にある鎮宅霊符神社(ちんたくれいふじんじゃ)があり、狛犬が笑みを浮かべていることも特徴となっています。
観光スポットとしては、この他「奈良町からくりおもちゃ館」が町内にあり、こちらはその名の通り昔懐かしいからくりおもちゃで遊ぶことが出来る施設です。
陰陽町周辺地図
陰陽町は、北側を脇戸町、西側を南城戸町、南側を鳴川町、東側を高御門町と隣接しています。
交通は、近鉄奈良駅及びJR奈良駅のいずれからも徒歩によるアクセスが可能な地域です。
バスについては土日祝日など運行日が限られますがぐるっとバス「元興寺・ならまち」バス停から比較的近く、奈良公園方面などからのアクセスに利用可能です。
ならまちエリアということで道路は狭く、通行がかなり困難な狭路も一部で見られます。生活道路ですので観光客の方などは公共交通機関・徒歩で訪問することをおすすめします。
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