【福智院町(奈良市)】はどんな地域?【重要文化財あり・飲食店複数】

市内名鑑

「ならまち」に含まれる地域であり、福智院・今西家書院といった観光スポットを有し、酒蔵『今西清兵衛商店』や各種飲食店も立ち並ぶ「福智院町」。こちらでは、地域の歴史やみどころ・地理といった基本的な情報をご案内していきます。

地理・概要

読みふくちいんちょう
交通奈良交通バス「福智院町」バス停
近鉄奈良駅から南東方向に徒歩約14~19分
JR奈良駅から北東方向に徒歩約20~25分
人口約80人(2021年現在)
校区飛鳥中学校・飛鳥小学校
郵便番号630-8381

奈良市の「福智院町」は、奈良の主な観光地の一つである「ならまち」の一部(東側エリア)に含まれる地域です。町内は古い町並みが残される風情ある環境であり、福智院・今西家書院といった重要文化財指定を受ける歴史的なみどころも見られます。

一帯は比較的密度の高い町並みが広がっていますが、歴史ある地域ということもあり、また町域が狭いこともあり、賃貸物件や売買物件などが出回ることは少なくなっています。

町内については、歴史観光スポットに留まらず「みどころ」で後述する通り、奈良有数の酒蔵『今西清兵衛商店』や観光客に人気の各種飲食店もあり、とりわけ平成の後半以降は観光客の姿が多く見られる地域となっています。

歴史・みどころ

福智院町は、その名の通り「福智院」と呼ばれるお寺が所在することに由来するものです。

歴史としては、場所柄や福智院とのつながりから、かつては興福寺との関係性も深い地域としての歴史を持っていました。近世以降は「奈良町」の一部に含まれており、興福寺などの祭事に関わる人々の宿泊地としての機能も持った地域となっています。

なお、明治に入るまでは福智院の所有地はより広い範囲に及んでいたとされますが、廃仏毀釈の流れで福智院が厳しい状況に置かれ、お寺を所有する福智院氏が土地を今西家(現在の今西清兵衛商店)に払い下げるなどとして、現在見られるようなお寺と酒造所の立地へと変わっていきました。

福智院

福智院は町内の東側に位置するお寺で、奈良時代からの歴史を持つとされています。本尊は重要文化財であり鎌倉時代の作の「木造地蔵菩薩坐像」で、総高が6メートルを越える巨大なお地蔵様として知られています。拝観は堂内有料で、大人500円・子供250円となっています。

今西家書院

今西家書院は、酒蔵『今西清兵衛商店』に隣接する場所にある歴史的建造物で、中世の「書院造」の建築様式を現在に残す貴重な空間となっています。入館料は一般400円となっています。

その他

町内には、上記の歴史的みどころに加え、「春鹿」で有名な酒造会社『今西清兵衛商店』の本店・工場があり、多くの観光客らが訪れます。なお、今西清兵衛商店は有名な日本酒に加え、酒造の過程で発生した酒粕を使った贅沢な「奈良漬」を製造していることでも知られています。

また、飲食店も複数営業しており、全国的な知名度を持つそば店『玄』、観光客に人気の『udon & cafe 麺喰』や、ハンバーガーショップ・カフェもあり、近年は平日も含め観光客が目立つ地域となっています。

交通

福智院町は、町内を通る国道169号線沿いに奈良交通バス「福智院町」バス停があり、バスのご利用が便利です。

バスはJR・近鉄奈良駅より「天理駅」・「下山」・「窪之庄」行きをご利用下さい。昼間時は約20分おきの運行です。

近鉄奈良駅・JR奈良駅からは徒歩によるアクセスも可能です。近鉄奈良駅からは南東方向に徒歩約15分前後で、JR奈良駅からはやや遠いですが20~25分程度で到着します。

町内を走る国道169号線

お車については、一部コインパーキングやお店の専用駐車場もありますが、奈良市内は渋滞も発生しやすく、「ならまち」は内側に入ると細い道も多い地域ですので、公共交通機関のご利用もおすすめです。

福智院町周辺地図

福智院町は、北側を高畑町、西側を公納堂町、南側を十輪院畑町、東側を紀寺町と隣接しています。