【般若寺町(奈良市)】はどんな所?【きたまち観光の要】

市内名鑑

奈良「きたまち」に含まれる地域で、般若寺や旧奈良監獄といったみどころがある観光地としても知られる「般若寺町」。こちらの記事では、地域の基本的な情報についてご案内していきます。

地理・概要

読みはんにゃじちょう
交通奈良交通バス「般若寺」・「奈良阪南口」バス停
近鉄奈良駅から北方向に徒歩約25~40分
人口約910人(2021年現在)
校区若草中学校・鼓阪小学校
郵便番号630-8102

奈良市の「般若寺町」は、奈良市街地北側で観光地としても注目を集める「きたまち」に含まれる地域です。町内は般若寺・旧奈良監獄という有名観光スポットを有する「きたまち観光」の重要地であるほか、古い家並みが「京街道」沿いに広がっているなど歴史ある風情も感じられます。

古い建築も残される
高台に位置する般若寺町

地理的には、奈良駅周辺の市街地よりも標高が高い場所にあたり、般若寺町周辺には急な坂が目立ちます。場所によっては眺めがよい場所もあり、バス通りの県道沿いからは東大寺大仏殿が、東側の住宅地周辺からは生駒山などがよく見えるようになっています。

居住環境としては、一般的な住宅地(東側の地域)や街道沿いの古い町並み、市営住宅などが見られ、バス通り沿いには1Kからファミリー世帯向けまで複数の賃貸物件があり、家賃は2~6万円台程度と概ね安価な水準となっています。売買物件は時折出回る程度ですが、傾斜地が多いこともありそれほど高額な価格は見られません。なお、町内は東西に細長く、住宅地の中心からかなり東に離れた場所(青山住宅地のそば)にもマンション「オークラハイム奈良青山」が建っています。

町内で最も大きなマンション「オークラハイム奈良青山」

生活利便施設については、町内や徒歩圏にはコンビニ・ドラッグストアなど最低限の店舗はありますが、最寄りのスーパーマーケットは「ビッグナラ若草店」のため、坂道を通って1キロ前後離れた距離にあり、車で京都府側などに・奈良駅までバスで買い物へ行かれる方も多いようです。

歴史・みどころ

般若寺の境内地

般若寺町は、その名の通り「般若寺」の境内地があることから名づけられた地名です。町内には京街道が通っていることから、近世までは京都と奈良を結ぶ主要ルートとして人通りも多かったものと推定されます。

般若寺

般若寺は、京街道沿いに位置するお寺で、一般に「花のお寺(コスモス寺)」として広く知られています。歴史としては鎌倉時代に叡尊とその弟子の忍性が復興したお寺であり、現在残される文化財なども鎌倉期のものが多くなっています。

旧奈良監獄

旧奈良監獄は、明治時代の建築をほぼそのまま残した日本有数の近代建築遺産であり、奈良・長崎・鹿児島・金沢・千葉の「明治の五大監獄」と呼ばれるものの中で、唯一現存するものとなっています。2016年までは奈良少年刑務所として機能していましたが現在は閉鎖されており、今後は観光拠点としての活用が予定されています。

植村牧場

般若寺町内には住宅地でありながら、奈良では珍しい「牧場」である植村牧場があり、各種牛乳を使った製品やカフェレストランが人気を集めています。

交通

般若寺近くの坂を下る奈良駅行きバス

きたまちエリアの中でも北側に位置する般若寺町界隈へは、近鉄奈良駅などから徒歩移動も可能ではありますが、基本的には路線バスのご利用が無難な距離です。

バスについては、「般若寺」・「奈良阪南口」バス停が町内の玄関口となっており、JR奈良駅西口・近鉄奈良駅のバスのりばから「青山住宅」行きと「州見台八丁目」行きがご利用頂けます。バスは約10~20分間隔での運行で、ある程度の利便性は確保されています。

道路については、県庁東交差点から京都方面を結ぶ県道754号線が通っており、交通量は比較的多いルートとなっています。京都方面からの観光客の車で、観光シーズンを中心に土日祝日は激しい渋滞が生じ、ちょうどこの般若寺町付近から奈良公園方面へ、ほとんど動かない渋滞が続くこともしばしば見られます。

般若寺町の京街道沿い

また、古い町並みの中を通る旧京街道の道路については、朝は北側への一方通行となります。

自転車での移動については、高台となっておりかなり急な坂道もあるため、電動アシスト車でない場合はそれほどおすすめ出来ません。

般若寺町周辺地図

般若寺町は、北側を青山(7・8丁目)・奈良阪町、西側を法蓮佐保山(4丁目)・法蓮町、南側を川上町・興善院町、東側を川上町と隣接しています。