【川上町(奈良市)】とはどんな所?【佐保川上流域】

市内名鑑

奈良市内でも市街地北東側から山間部までの広い範囲を含む「川上町」。こちらでは、地理など地域の基本的な情報についてご紹介していきます。

地理・概要

読みかわかみちょう
交通奈良交通バス「手貝町」・「今在家」・「東之阪町」・「川上町」・「川上町東」・「飯守町」・「長尾町」・「緑ヶ丘浄水場」バス停
南西側の一部地域は近鉄奈良駅から徒歩アクセスも可能(概ね徒歩15~30分程度)
人口約1250人(2021年現在)
校区若草中学校・鼓阪小学校
郵便番号630-8202

奈良市の川上町は、近鉄奈良駅から北東側に1~5キロ程度離れた場所に広がる地域であり、若草山・春日山北側の山地から一部市街地に含まれる場所も含め、佐保川上流域の広い範囲を区域としています。

佐保川沿いの道路

町の区域は市街地周辺については、北山十八間戸周辺を除き概ねかつての旧市街地「奈良町」地域に含まれない地域となっており、かつての奈良町地域に含まれる北御門町・今在家町といった「きたまち」の各地域が川上町のエリアに食い込むような形となっているなど、町域は複雑な形状をしています。

きたまち周辺の住宅地

なお、市街地周辺の地域については、一般的な住宅地や市営住宅などの立つ地域などが混在しています。

また、他の市街地とは離れた山の中には、ひっそりと広がる新興住宅地である「飯守町住宅」も見られます。

飯守町住宅周辺

町内は不動産・賃貸物件はそれほど多くない地域ですが、主に奈良交通バス「今在家」バス停周辺に一定数の物件が見られます。

市街地を離れた地域は、国道369号線沿いは大半が農地で、福祉施設・建設資材置き場なども見られるほか、周辺には奈良市の緑ヶ丘浄水場も立地しています。

川上町内国道369号線沿い

また、町内その他地域から直接つながるルートはありませんが、奈良奥山ドライブウェイの新若草山コースも通っており、「ANDO HOTEL 奈良若草山」や「万葉若草の宿 三笠」といった山の上の宿泊施設も住所は川上町に含まれます。

この他には、奈良市最大規模の墓地である三笠霊苑も町内にあり、敷地内には歴史上著名な人物の墓所もあるほか、お墓参りのついでに美しい眺めやお花見を楽しめる空間としても知られています。

交通

川上町周辺は、場所によって交通アクセスは異なりますが、きたまち周辺の一部を除いては近鉄奈良駅からの徒歩移動は一般的ではありません。

バスをご利用の場合、人口の大半が居住する「きたまち」周辺エリアへは「手貝町」・「今在家」・「東之阪町」バス停のご利用が便利です。バスはJR・近鉄奈良駅から「青山住宅・州見台八丁目」行きをご利用下さい。バス停からは徒歩すぐ~5分程度の場所が多くなっています。

一方、飯守町住宅も含め市街地一帯ではない地域については、バス便の本数が一気に減少します。市街地から離れた「川上町」・「川上町東」・「飯守町」・「長尾町」・「緑ヶ丘浄水場」バス停へは、柳生方面など東部山間部行きのバスのみが経由するため、本数は1日10本少々で、昼間は1時間以上運行間隔が開く時間帯が目立ちます。

道路交通については、町内を国道369号線が通っており、奈良市の東部山間部(柳生・須川方面)と奈良市街地を結ぶ重要なルートになっています。

歴史・みどころ

北山十八間戸の建物

川上町一帯は、主には奈良町周縁部の農村としての歴史を持つ地域です。江戸時代には川沿いの斜面に奈良の特産品の麻織物である「奈良晒」が干される風景が広がっていたとされています(参考:『奈良町風土記』)。

地名はその名の通り佐保川の上流域に位置することから「川の上」ということで「川上」となったと考えられます。

観光に関わるスポットとしては、中世の福祉施設として知られる「北山十八間戸(きたやまじゅうはちけんこ)」は町内にあり、きたまち周辺の町並み・京街道に沿う形でその特徴的な建物を現在も残しています。

また、特に現存するものはなく中学校内のため見学は出来ませんが「多聞城」の跡地(東側)は川上町の一部に含まれています。多聞城跡近くの高台(若草中学校脇)からはきたまち一帯や若草山・大仏殿などを一望できる場所もあります。

きたまち周辺や若草山・大仏殿を一望する場所も

この他地域の神様としては山麓に「蛭子神社」も見られるほか、お地蔵様などが祀られている場所もあります。

地図

川上町は非常に広大な区域を持つため、京都府木津川市梅谷・奈良市奈良阪町・青山八丁目・般若寺町・興善院町・東之阪町・北御門町・今在家町・多門町・法蓮町・西包永町・東包永町・手貝町・雑司町・生琉里町・誓多林町と多数の地域に隣接しています。