【押熊町(奈良市)】とはどんな所?【商業地と古い集落】

市内名鑑

奈良市北部の道路交通の要衝であり、様々なお店があることでも知られる「押熊町」。こちらでは、地域の基本的な情報についてご紹介していきます。

地理・概要

読みおしくまちょう
交通奈良交通バス「押熊・「押熊南口」バス停(大和西大寺駅からのバス)、「押熊北口」・「東登美ヶ丘一丁目」バス停(高の原・学園前駅からのバス)、「押熊・神功」・「東登美ヶ丘六丁目東」バス停(学研奈良登美ヶ丘・高の原駅からのバス
近鉄学研奈良登美ヶ丘駅から南東方向に徒歩約15分~約40分
近鉄高の原駅から西方向に徒歩約25分~約40分
人口約4900人
校区平城中学校・平城小学校・登美ヶ丘北中学校・登美ヶ丘中学校
郵便番号631-0011

奈良市の「押熊町」は、奈良市北部の「平城ニュータウン」と「登美ヶ丘」方面の住宅街の中間部に位置する地域であり、一部で京都府精華町との府県境にも接しています。

地域はかつては奈良有数の農村集落であり、里山の環境も残される実にのどかな風景が広がっていました。しかし、昭和期以降「ならやま大通り」をはじめ道路交通にとって重要な地域として発展することになり、道路沿いにいわゆる「ロードサイド店舗」が多数建設されたことから、現在では一部で古い集落の風景が残る一方で、奈良市内でも有数の商業地域としての側面も持っています。

なお、住宅の開発は平成以降に一層進められ、現在では森や農地の面積はかなり減りつつあります。

住宅については、西側の「サンヴェール東登美ヶ丘」のような計画的な住宅地も見られますが、古い集落の中も含めて新しい戸建てやハイツが混在している場所も多くなっています。

人口は住宅地開発が近年になってから進められた場所があるため、平成以降の増加も大きく、現在も特段の減少傾向は見られない地域です。

居住環境

新しい物件もある地域

押熊町は、駅からのアクセスは必ずしも便利な場所とは言えませんが、市内有数の商業地(店舗密集地)であり、近年開発された物件も多いことから、新しい移住者も目立つ地域です。

賃貸物件については、一部ワンルームもありますが、ファミリー世帯向けのハイツ等が多い地域で、4万~8万円台程度の家賃が目立ちます。築年数が新しい物件も多いことから、家賃水準が特に安い場所ではありません。

不動産売買については、現在でも一部の区画で新築物件が出回っており、「登美ヶ丘」を冠する物件などは3000万円台の物件もありますが、比較的高額な物件(土地・建物込みで5000万円前後)も見られます。中古については、南側の古い集落一帯に近いエリアでは、数百万円の中古物件から2000万円以下の比較的新しい中古物件も見られるなど、比較的割安感が見られます。

お店の充実度は断トツ?

公共交通がやや不便な一方、生活利便施設は充実しているのが押熊地域の特徴で、スーパーだけでも「いそかわ押熊店」や「コープおしくま」・「業務スーパー押熊店」・「メッサオークワ北登美ヶ丘店」が徒歩圏にあり、この他家電量販店の「エディオンいおしくま店」、ホームセンターの「ロイヤルビックス押熊」や、「ニトリロイヤル押熊店」など、大規模な小売店舗が目白押しです。店舗はこれ以外にも数えられないほどあり、各種生活用品店のほか、飲食店もかなり多く、大抵のことは地域内で済ませることが出来るようになっています。

交通

最寄り駅は?

最寄り駅である近鉄学研奈良登美ヶ丘駅・近鉄高の原駅からはいずれも直線距離でも場所によって1キロ~2.8キロと距離がある押熊町一帯は、一部を除いて徒歩や自転車で駅に気軽にアクセスできる環境ではありません。なお、バスを使うことで「大和西大寺駅」へのアクセスが可能です。

押熊地域の「バス」事情

奈良交通「押熊」バス停

バスについては、最も本数が多いのは「押熊・南押熊」バス停からの「近鉄大和西大寺駅」行きであり、昼間は20分間隔・朝夕は10~15分間隔程度でバスが運行しており、通勤・通学の利用も比較的多くなっています。

学研奈良登美ヶ丘駅・高の原駅へのバスについては、「押熊・神功」バス停などから昼間30分間隔の運行です。また、「ならやま大通り」を通るバス(押熊北口バス停)は学園前駅・高の原駅へ約1時間おきの運行ですが、本数が少なくなっています。

なお、押熊地域の西側からは「東登美ヶ丘一丁目」バス停から30分おきに学園前駅行きが、東側の地域からは「神功四丁目」バス停から30分おきに高の原駅行きのバスを利用することも可能です。

いずれにしても、等しく使いやすい路線は「大和西大寺駅」行きくらいで、場所によって最寄りバス停や路線がやや複雑になっているのが押熊地域のバス事情と言えるでしょう。

道路交通など

駅から離れている押熊地域ですが、お店が多いことからわかるように道路交通上は重要な場所であり、「ならやま大通り」を通って学園前や奈良駅方面へ、また南北に伸びる「奈良精華線」を通って大和西大寺方面や京都府方面へもスムーズに抜けることが可能です。但し、交通量は比較的多めであり、休日などはお店へ向かう車が特に目立つ地域でもあります。

自転車は平坦地もあるためある程度利用されていますが、駅へ向かう場合は大和西大寺駅を除き、かなりの急坂を通ることになります。

歴史・由来・みどころ

古い家並みも目立つ押熊地域

押熊町一帯は、大まかに言えば農村地域として比較的長い歴史を持つ地域で、比較的大きな集落が古くから存在しました。現在のように市街地の一部として発展し始めたのは昭和の中頃以降であり、商業施設や住宅が一気に増えたのはむしろ平成に入ってからの地域であり、現在のまちの雰囲気と少し昔の時代の雰囲気は、全く異なっていました。

地名について

他では見られない地名である「押熊」という地名は、かなり深い歴史的由来があると思われる人もいるかもしれません。

確かに、「押熊」を巡っては、古代の皇族である「忍熊皇子(おしくまのみこ・おしくまのおうじ)」と名前が同じであり、この地域をゆかりの地であると見なす伝承もあります。

但し、歴史的な見地からは一般に「押熊(おしくま)」という地名は奈良の北の端(クマ=隅という意味)にあるという意味合いから生まれたとされています。「忍熊皇子」説については後から「おしくま」の読みにちなんで生まれたものとも考えられます。

押熊八幡神社

地域の氏神様である押熊八幡神社は、かなり立派な規模を持つ神社であり、南側にある「中山八幡神社」から神様を勧請したとされています。なお、少し離れた場所には関連する神社として「忍熊皇子社」もあります。

常光寺

押熊地域にあるお寺「常光寺」では湛海律師が造立した仏像が祀られており、毎年6月6日に「歓喜天」が特別公開されることでも知られています。

地図

押熊地域は、北に京都府相楽郡精華町乾谷大平・奈良市北登美ヶ丘(5・6丁目)、西に奈良市東登美ヶ丘(1・2・3・5・6丁目)、南に奈良市中山町、東に奈良市秋篠町・山陵町・神功(3~5丁目)に隣接しています。