【倭文神社】「蛇祭り」で知られる奈良市南部の神社 | 奈良まちあるき風景紀行

【倭文神社】「蛇祭り」で知られる奈良市南部の神社

知られざるスポット

ごあんない

倭文神社(しずりじんじゃ)は、奈良市街地から南側に少し離れた「西九条町」地域にある神社です。

神社は北側にある辰市神社や時風神社と同様、春日大社の創建史につながる中臣時風(なかとみのときふう)・中臣秀行(ひでつら)にルーツを持つとも、その後裔である「倭文氏」がこの地で神衣を織ったことに由来するともされており、歴史を古い時代に遡ることには間違いありません。

神社はご祭神としては武羽槌雄命(たけのはづちおみこと)・経津主命(ふつぬしのみこと)・誉田別命(ほんだわけのみこと)をお祀りしています。境内社としては「若宮社」と「蛇塚社」が見られます。

この神社は決して観光地ではありませんが、周辺では有名な祭事として10月(毎年体育の日の前日)に実施される「蛇祭り」と呼ばれる祭事があり、こちらは境内にある「蛇塚社」にまつわる大蛇伝説にちなみ、蛇を模したたいまつや里芋や餅を用い「へのもへじ」を描いた「人型」のお供え物(いわゆる「人身御供」の代わり)を持って町内を練り歩くといった独特の祭事となっています。

倭文神社の風景

神社はごく普通の住宅地・工業地の一角にあります。境内には公園や別の寺院が隣接しており、それらの敷地も合わせると比較的広い空間になっています。

拝殿・本殿は、鳥居の南側にあります。

三間社流造の本殿は美麗な状態が維持されており、そのルーツは春日大社末社である「三十八所神社」の旧本殿の移しと伝わっています。

境内には立派な手水舎もあります。

交通・アクセス(電車・バス)

近鉄奈良駅・JR奈良駅から奈良交通バス「イオンモール大和郡山」・「杏南町」行き乗車、「西九条町」バス停下車、北西に徒歩約3分

周辺地図・近隣スポット

一帯は観光ルートからは完全に離れた地域ですが、北側の辰市神社時風神社等、地域の深い歴史を感じさせるスポットが見られます。なお、いずれの神社も倭文神社と同様中臣時風(なかとみのときふう)・中臣秀行(ひでつら)に関係のある神社です。