新幹線の「車内販売」を詳しく解説 | 奈良まちあるき風景紀行

新幹線の「車内販売」を詳しく解説

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こちらでは、新幹線の車内でご利用頂ける「車内販売」について解説していきます。

車内販売等は近年は日本の列車では縮小傾向が続いていますが、新幹線では現在も多くの列車で車内販売がご利用頂けます。

なお、本サイトは奈良の観光情報を取り扱うサイトですが、奈良へは新幹線をご利用になって訪れる(京都経由)方が大変多い為、利用される各種交通機関に関する情報も解説しております。

車内販売がご利用頂ける列車は?

JRの「新幹線」において、車内販売(ワゴンサービス)が実施されている区間は以下の通りです。

東海道・山陽新幹線:のぞみ号・みずほ号・さくら号・ひかり号(山陽新幹線では一部列車のみ)
北陸・上越新幹線:かがやき号・はくたか号・とき号
東北・山形新幹線:はやぶさ号・はやて号・やまびこ号・つばさ号・こまち号

このうち、東海道・山陽新幹線については、こだま号以外の基本的に全ての列車で車内販売が営業しているため、大変利用しやすい環境となっています。

一方、車内販売が実施されていない区間、列車は以下の通りです。

東海道・山陽新幹線:山陽新幹線の一部ひかり号・こだま号
九州新幹線:全線・全列車で販売なし(※直通列車は博多まで営業)
北陸・上越新幹線:つるぎ号・あさま号・たにがわ号
東北新幹線:やまびこ号・なすの号(※秋田新幹線区間の「こまち号」は販売なし・盛岡まで営業)
北海道新幹線:全線・全列車で販売なし(※はやぶさ号は新青森まで営業)

現在では、合理化によりJR九州のエリア内ではみずほ号・さくら号も含めて車内販売は廃止されている他、新青森より北側の北海道新幹線区間にも車内販売はありません。JR東日本の営業エリアについても、近年は車内販売の規模が縮小される傾向が見られます。

なお、上記のうち「車内販売が営業している列車」についても、早朝・夜間時間帯や終着駅の近く、短区間の列車等では車内販売が営業していない・回ってこない場合もありますのでご注意下さい。また夏や冬等に多数運行される「臨時列車」にも車内販売は無い場合があります。

販売されている商品は?

新幹線の車内販売については、東海道・山陽新幹線区間と、それ以外の区間で営業内容が異なります。

東海道・山陽新幹線(JR東海・西日本)では、現在も車内販売は新幹線の象徴とも言える存在として、比較的充実した品揃えが見られますが、JR東日本の営業エリア(北陸新幹線全線含む)では、お弁当の販売が行われていない等、車内販売のワゴンに乗せる商品内容はかなり簡素化されつつあります。

東海道・山陽新幹線の車内販売で取り扱われている商品には、以下のようなものがあります。

・お弁当
・サンドイッチ
・おつまみ類
・各種お菓子(新幹線スイーツ)
・コーヒー(ホット・アイス)
・ビール等のアルコール類
・ソフトドリンク類(ペットボトル)
・アイスクリーム(スジャータのいわゆる「シンカンセンスゴイカタイアイス」)
・沿線のお土産品

一方、JR東日本の区間や北陸新幹線では、取り扱い商品は概ね以下の通りです。

・おつまみ類
・各種お菓子
・ホットコーヒー
・ソフトドリンク類(ペットボトル)
・ビール等のアルコール類

東海道・山陽新幹線と比べ、JR東日本の区間(北陸新幹線はJR西日本区間も含む)では、かなり車内販売の内容が限定されていることがお分かり頂けるかと思います。

とりわけJR東日本の区間では「お弁当」や「サンドイッチ」の販売がありませんので、食事を用意する場合は事前に駅のコンビニ等での購入が不可欠となります。

支払い方法・価格について

新幹線の車内販売については、商品を購入する際の支払い方法は以下の通りとなります。

東海道新幹線区間(東京駅~新大阪駅)
・現金・各種交通系ICカード(Suica・ICOCA等)
山陽新幹線区間(新大阪駅~博多駅)
・現金・クレジットカード・各種交通系ICカード(Suica・ICOCA等)
北陸・上越・東北・山形新幹線区間
・現金・クレジットカード・各種交通系ICカード(Suica・ICOCA等)

現在ではクレジットカード利用が可能なエリアが多いですが、最も利用の多い「東海道新幹線」に限っては、車内販売のクレジット決済が不可ですのでご注意下さい。

なお、利用する際は「すいません」とか「~ください」といった形で声をかけて購入する形となります。何が売っているのかわからない場合は、聞けば教えて頂くことが出来ます。

車内販売の価格については、販売員がワゴンを移動しながら売るという仕組みからもなんとなくご理解頂けるように、必ずしも「安さ」を重視するような内容ではありません。

むしろ新幹線車内ということもあり、ドリンク類・アルコール類等は自動販売機と同じくらいの値段であったりする等、コンビニと比べても少し割高感があります。

一方で、東海道・山陽新幹線区間で販売されるお弁当やサンドイッチ・各種スイーツ・お土産などは、オリジナル商品や地域色豊かなものも多く、価格も必ずしも割高とは言えません。

全体として見れば、商品の内容に相応の価格水準とも言えますし、新幹線を頻繁に利用される層は、必ずしも安さにとことんこだわる消費者層とも言えませんので、大きな問題があるという訳でもないでしょう。

車内販売のタイミング・利用チャンスは?

新幹線の車内販売を利用する場合に気になるのは、販売員の方(ワゴン)がいつやって来るのか。という点。

これについては、新幹線の号車によって状況は異なります。

車内販売には販売員・ワゴンの「拠点」と言える「準備室」があり、そこから販売員の方が順次車内を回っています。一部の列車を除いて販売員は2名体制ですので、準備室からそれぞれ逆方向へと車内を巡回して販売する形となり、準備室に近い号車ほど早く車内販売が回って来る一方、離れた号車へは後からやってくる決まりがあります。

路線種別準備室の号車
東海道新幹線のぞみ・ひかり11号車(16両編成)
山陽新幹線のぞみ・ひかり
みずほ・さくら
11号車(16両編成)
7号車(8両編成)
東北新幹線はやぶさ・はやて
こまち
5号車(10両編成)
12号車(7両編成)
山形新幹線つばさ12号車(7両編成)
上越新幹線とき5号車(10両編成)・7号車(12両編成)
北陸新幹線かがやき・はくたか7号車(12両編成)

東海道・山陽新幹線の場合は「11号車」に準備室がありますので、その近くの号車であれば、例えば東京駅を発車してからそう遅くない間合いで車内販売がやって来るという訳です。

混雑がない場合であれば、販売員の方は1時間~1時間半程度で車内を一巡されますので、1往復分で2回は車内販売を利用可能となります。東京駅~新大阪駅間であれば、多いときでは合計4回程度車内販売を利用するチャンスがあります。

一方、混雑時(帰省ラッシュ)には販売員の方がワゴンを移動する事が困難になり、東海道・山陽新幹線であれば1号車~3号車の自由席部分に車内販売が進みにくくなるケースもあります。また、臨時列車の場合は販売員が1名乗務のケースや、JR東日本の場合はそもそも臨時列車での車内販売は実施されませんので、その点はご注意の上ご利用下さい。

まとめ

以上、新幹線の「車内販売」についての概要を解説してきました。最後に重要なポイントだけを再度まとめておきます。

・新幹線の車内販売は、東海道・山陽新幹線の「のぞみ号・ひかり号」、また北陸・上越・東北・山形新幹線の「かがやき号・はくたか号・とき号・はやぶさ号・はやて号・やまびこ号・つばさ号・こまち号」で実施されています。なお、臨時列車や一部時間帯等では営業されない場合もあります。

・九州新幹線、北海道新幹線では車内販売は廃止され、現在は一切実施されていません。

・販売されている商品は、東海道・山陽新幹線ではお弁当やサンドイッチ等を含む幅広い商品がお買い求め頂けますが、JR東日本の新幹線(北陸新幹線全線含む)では商品のラインナップは簡素化されています。

・お支払いは現金や交通系ICカード(Suica・ICOCA等)の他、山陽新幹線とJR東日本区間ではクレジットカードも利用可能です。東海道新幹線ではクレジット決済は出来ません。

・車内販売は、東海道新幹線であれば11号車といったように、車内販売の「準備室」に近い号車から順次車内を巡回します。混雑時でなければ1時間~1時間半に2回程度利用のチャンスがありますが、繁忙期の自由席等では利用しづらい場合もあるでしょう。

ぜひ、便利な新幹線をご利用になって、古都「奈良」の観光に訪れてみてはいかがでしょうか。