「京都駅から伏見稲荷大社」までのアクセス情報まとめ(JR・市バス)

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外国人観光客が増加し、清水寺や金閣寺などと並ぶ京都を代表する観光スポットとなっている「伏見稲荷大社」。

こちらのページでは、京都駅から伏見稲荷大社までの交通手段・アクセス情報についてJR・市バスという2つのルートごとに解説していきます。

なお、本サイトは奈良の観光情報を取り扱うサイトですが、奈良と合わせて京都観光をされる方も非常に多いですので、京都市内の交通アクセスに関する情報もご案内しております。

「京都駅から伏見稲荷大社」アクセスの基本

伏見稲荷大社は、京都市内の多くの主要観光地とは異なり京都駅の南側(京都市内南部の伏見区)に位置していますが、京都駅からの場合距離はそれほど離れていません。

アクセス手段としては、

JR線:基本的なルート・最速・最安・伏見稲荷の目の前までアクセス
市バス:「1日券」利用時に活用可能・それ以外の場合は特にメリットなし・バス停はやや離れた場所にあり

の2ルートがあり、京都市バス・地下鉄の「1日券」利用時以外は原則「JR線」のご利用が便利な状況です。

なお、伏見稲荷大社へのアクセス手段としては、「京阪電車」も有名ですが、京都駅からの場合は京阪電車に乗るためにはわざわざ乗り換えや移動が必要ですので、京都駅から伏見稲荷大社へアクセスする際にご利用頂く必要性はありません。

JR線を利用する

ルートJR京都駅~JR稲荷駅
のりばJR京都駅8・9・10番乗り場(JR奈良線のりば)
乗る電車「普通奈良行き」・「普通城陽行き」・「普通宇治行き」
※「みやこ路快速」・「快速」はお正月期間の一部臨時停車を除き、稲荷駅には一切停車しませんのでご注意下さい。
運行間隔約15分間隔(1時間に約4本程度)
運賃大人150円・子供70円
所要時間約5分~
※JR稲荷駅の目の前が伏見稲荷大社の参道となっています。

JR線をご利用の場合、「JR奈良線」を利用します。京都駅の8・9・10番のりばから発車する「普通電車」をご利用ください。行き先は奈良・城陽・宇治行きとなっています。

京都駅のJR奈良線のりばは在来線ホームの中では最も南側

JR京都駅からJR稲荷駅は2駅の移動(東福寺駅の次)であり、運賃は150円、所要時間もわずか5分と非常に使いやすいルートとなっています。

なお、快速系統の電車は稲荷駅にはお正月の臨時停車などを除き基本的に一切停車しません。

乗り間違えて先の六地蔵・宇治方面へ行ってしまう方がとりわけ外国人観光客の方には比較的多くいらっしゃいます。必ず「普通電車」をご利用ください。

混雑については、一部の日程・時間帯で外国人観光客なども含め利用が集中し、かなり混むケースもあります。但し、所要時間が短いためそれほど大きな問題はないでしょう。


JR稲荷駅の目の前に伏見稲荷大社の大鳥居が立つ

JR稲荷駅は、伏見稲荷大社へアクセスする際に最も近い場所にある駅となっています。

電車を降りて、改札口を抜けると上の写真のように、ほぼ目の前に巨大な大鳥居が見えてまいります。

大鳥居からは立派な参道が続く

あとは大鳥居からは立派な参道が続いていますので、こちらを真っすぐ移動するだけで、社殿のあるエリアに到着します。

市バスを利用する

稲荷大社方面へのバスが発車する京都駅前「C4」バスのりば
ルート市バス京都駅前バスターミナル~市バス稲荷大社前バス停
のりば京都駅前「C4」のりば
関連記事:「京都駅前」バスのりばを徹底解説(各のりば・各系統・券売機・窓口その他)
系統・行き先南5号系統「稲荷大社・竹田駅東口」行き
※かつて運行されていた急行105号系統は路線休止
運行間隔昼間時は約30分間隔
運賃大人230円・子供120円
※「地下鉄・バス1日券」などが利用可能
所要時間バスの移動時間:約16分~
※「稲荷大社前」バス停から伏見稲荷大社へは東方向へ徒歩約5分程度

京都駅前からバスをご利用の場合、C4のりばからの南5号系統が昼間時約30分間隔(1時間2本程度)で運行されています。かつては観光客向けの急行系統(急行105号)が運行されていましたが、現在は路線が休止され、コロナ前と比べ便数が減っています。

本数、運賃、所要時間ともにJR線よりも不利な条件であり、バス停もJR稲荷駅と比べ伏見稲荷大社から離れていますので、基本的には市バスではなくJR線のご利用が便利です。

但し、京都市街地のバスなどが1日乗り放題になる「地下鉄・バス1日券」などをお持ちの場合は、JR線とは違い追加料金なしでご利用頂けますので、その場合はご利用がおすすめです。


京都市バス「稲荷大社前」バス停(京都駅方面からのおりば)

市バス「稲荷大社前」バス停は、伏見稲荷大社まで徒歩5分ほど離れた場所に位置します。バス停を降りたらまずは左側(南側)に進みます。

南側に進むとすぐにコンビニがありますので、そこの角を左側に曲がり、東へと真っすぐ進んでいきます。

途中で京阪電車の伏見稲荷駅前を通り線路を渡り、更にその後JR線の線路を渡っていきますが、そのまま東へと真っすぐ進んでいきます。この辺りからは伏見稲荷大社の裏参道(神幸道)周辺として観光客向けのお店が非常に多いエリアとなります。

伏見稲荷大社の裏参道(神幸道)

更にしばらく進むと、「本町通り」との交差点を過ぎた場所に鳥居が見えてまいりますので。鳥居を越えて進んでいきます。

2つ目の鳥居を抜けると社殿一帯に到着する

にぎやかな裏参道沿いを進んでいくと、2つ目の鳥居があります。こちらの鳥居を抜けて頂くと、すぐ目の前が伏見稲荷大社の社殿一帯となっています。

まとめ

以上、「京都駅~伏見稲荷大社」へのアクセス手段についてまとめてきました。

最後に改めてJR線・市バスルートの概要をまとめ直しておきます。

◇JR線を利用
・最速、最安の基本ルートです。JR京都駅8・9・10番乗り場(JR奈良線)から普通電車の奈良、城陽、宇治行きをご利用頂きます。京都駅からは運賃150円、所要時間5分でアクセス可能となっています。JR稲荷駅は伏見稲荷大社の大鳥居の目の前にあり、境内へすぐの到着で大変便利です。

◇市バスを利用
・「地下鉄・バス1日券」をお持ちの場合については、追加料金なしで市バスがご利用頂けます。京都駅前バスのりば「C4」のりばからは、昼間時は約30分間隔で稲荷大社方面へのバスが運行されています。なお、通常運賃はJR線より高く、所要時間も長め、バス停からは稲荷大社へ徒歩5分程度(一般の道路を移動)の時間が必要ですので、「1日券」をお持ちでない場合はおすすめのルートとは言えません。

本サイトは京都の交通情報に留まらず、メインコンテンツとしては「奈良観光」に関する情報を広くご案内するサイト「奈良まちあるき風景紀行」です。

ぜひ京都市内の観光のみならず、近鉄・JR線を利用して奈良観光へ訪れてみてはいかがでしょうか。