奈良県内の「有料道路・自動車専用道路」一覧(高速道路・ドライブウェイ)

本ページでは、奈良県内の「道路」で通行料金が必要な「有料道路・高速道路」及び歩行者や自転車などの通行ができない「自動車専用道路」について一覧でご紹介していきます。

奈良県は全国的に見ても高速道路・自動車専用道路類が「充実していない」県として有名ですが、平成の中頃以降は複数の路線が整備され、多少は道路状況が改善しています。

観光のご利用などの場合公共交通機関によるアクセスが無難ですが、お車をご利用の場合は「一般道路」の混雑も目立ちますので、奈良へは有料道路・自動車専用道路でアクセスするのがおすすめです。

第二阪奈道路(有料)

生駒山を貫き大阪と奈良を結ぶ「第二阪奈道路」

区間:西石切IC~宝来IC
距離:13.4㎞
最高速度:60㎞
料金:全線利用の場合720円(普通車)

第二阪奈道路は、大阪市と生駒市・奈良市・大和郡山市方面を最短で結ぶ道路であり、阪神高速13号東大阪線からそのまま真っ直ぐ進む形で奈良方面へアクセスする形になっています。

こちらの道路を使うことで、大阪の船場周辺からの場合、「一度も曲がることなく」近鉄奈良駅・奈良県庁・奈良公園・奈良国立博物館・東大寺周辺などへ移動することが可能です。

利便性は非常に高い道路ですが、通行料金が決して安くはないこと・大阪~奈良間の一般的移動は大半が「鉄道(近鉄電車)」が担っていること・路線状況が良いこともあり、これまで第二阪奈区間が「渋滞」したことはほぼありません。

なお、2019年からは管理が奈良県・大阪府の道路公社から西日本高速道路会社へ移管されたため、少しだけ運賃が値下げされています。

西名阪自動車道(有料)・名阪国道(無料)

Ωカーブ一帯は高架橋が連続する「名阪国道」

区間:松原JCT~(西名阪自動車道)~天理IC~(名阪国道)~亀山IC
距離:西名阪区間27.2㎞・名阪区間73.3㎞
最高速度:西名阪区間60~80㎞・名阪区間60~70㎞
料金:西名阪区間全線利用の場合840円(普通車)

西名阪自動車道・名阪国道は、新名神・名神高速と並ぶ大阪圏と名古屋圏を結ぶ物流の大動脈となっており、西名阪自動車道区間は奈良県内を走る唯一の高速自動車国道となっています。

なお、西名阪自動車道は大阪の松原JCTから奈良の天理ICまでの区間を指す名称であり、天理ICより三重県の亀山ICまでは、名阪国道として無料の区間となっており、こちらは「準高速道路」として建設されたため、道路の規格や出入口などは西名阪自動車道と比べるとやや簡素になっています。

また、天理ICからすぐ東側の奈良市内区間の一部は「Ωカーブ」として日本国内の道路では「最も危険な区間」として名高い急カーブと急傾斜、高架橋などが連続する区間があることでも知られます。加えて、カーブを過ぎてからの標高の高い大和高原エリアについても、冬季の積雪・凍結に注意が必要なエリアとしても知られます。

関連記事:冬の名阪国道の「雪」について注意点を解説(積雪・凍結)

渋滞について西名阪・名阪国道ともに比較的起こりやすくなっていますが、並行する国道25号線の奈良盆地エリアの区間(特に斑鳩町・大和郡山市周辺)の渋滞は一層ひどいため、通過交通として奈良県内を走る場合は渋滞時でも西名阪・名阪のご利用がおすすめです。

京奈和自動車道(無料)

区間:城陽JCT~木津IC(京奈道路)・郡山下ツ道JCT~橿原北IC(大和御所道路)・橿原高田IC~和歌山JCT(大和御所道路その他)
距離:全線(計画)104.9㎞・うち約98㎞が開業済
最高速度:70㎞~80㎞
料金:奈良県内・和歌山県内区間はすべて無料

京奈和自動車道は、西名阪自動車道の郡山下ツ道JCTから途中橿原市内では一般道区間を挟みつつ、和歌山市方面へと延びる自動車専用道路です。なお、奈良県外については京都府内の城陽JCTから木津ICの区間も北側のルートとして京奈和自動車道に含みます。

こちらは代替となる道路が整備されている状況にはなく、建設にあたってが自治体の負担も相応のものであったため通行料金は無料であり、今では奈良・和歌山県にとって最も重要な道路の一つとなっています。

道路は郡山~橿原間の区間は4車線ですが、それより南側は対面通行となっています。

渋滞については、特に2車線となる京奈和自動車道の御所市付近などでは観光シーズンなどに渋滞が生じることも多くなっていますが、北側の区間は渋滞の頻度はそれほど多くありません。

今後は奈良市内区間の建設が行われ、利便性は一層高くなることが予測されますが、完成年度などは未定であり、当面は現在の状況が続く見込みです。

南阪奈道路(有料)・大和高田バイパス(無料)

区間:美原JCT~弁之庄ランプ(南阪奈道路)・弁之庄ランプ~四条ランプ(大和高田バイパス・※厳密には南阪奈道路と接続していない当麻寺周辺の区間もバイパスに含む)
距離:南阪奈道路16.9㎞・大和高田バイパス14.4㎞
最高速度:南阪奈道路70㎞~80㎞・大和高田バイパス60㎞
料金:南阪奈道路全線利用の場合680円

南阪奈道路は、その名の通り奈良市方面ではなく、大阪方面から奈良盆地の南側の大和高田・橿原方面へのアクセスにご利用頂ける有料道路です。

区間としては南阪奈道路と呼ばれているのは堺市の美原JCTから奈良県に入ってすぐの弁之庄ランプまでの有料区間であり、それより先は橿原市内にかけて「大和高田バイパス」として無料の区間となっています。なお、厳密には大和高田バイパスは自動車専用道路ではありませんが、見た目などは高速道路と大きな違いはありません。

道路としての利便性は高く、大阪から高速道路経由でアクセスした場合は橿原市内の中心部に近い「小坊」交差点まで「信号なし」で移動することが可能になっています。

奈良奥山ドライブウェイ(有料)

眺望が魅力の奈良奥山ドライブウェイ

通行料金:全線利用時1860円(普通車)・若草山往復530円

関連記事:奈良奥山ドライブウェイのご利用方法・ルート・料金は?(若草山・高円山・春日山)

奈良奥山ドライブウェイは、奈良公園エリアの東側にある「若草山・春日山・高円山」を縦断するような形で伸びる「ドライブウェイ」であり、純粋な「観光目的」の「有料道路」となっています。

ルートは「新若草山コース・春日奥山コース・高円山コース」の3ルートに分かれており、若草山の往復だけであれば料金も比較的安価で、夜間も夜景観賞のために深夜までご利用頂けます。

なお、春日奥山コースは原始林の中を通るため通行料金は高く設定されていますが、未舗装の一方通行区間を走るため、非日常的な観光体験が出来る空間となっており、途中では「鶯の滝」や「石仏・石窟仏」などをご覧頂くことも可能です。

信貴生駒スカイライン(有料)

生駒山頂付近を通過する「信貴生駒スカイライン」

通行料金:全線片道1360円・往復1950円・フリーパス3120円

信貴生駒スカイラインは、奈良県と大阪府の府県境にそびえ立つ「生駒山地」の尾根筋を通る形で南北に伸びる観光客向けの有料道路です。

こちらは主に「生駒山上遊園地」へのアクセスと、大阪平野を一望する眺望・夜景観賞、「信貴山」方面へのアクセスにご活用頂けるドライブウェイとなっており、道路状況も比較的良好のため「走りやすい」ドライブウェイとしても知られています。

まとめ

奈良県内には、一般的な意味合いでの「高速道路」に該当する道路は「西名阪自動車道」・「第二阪奈道路」・「南阪奈道路」・「京奈和自動車道」のみとなっています。このうち京奈和自動車道は無料となっています。

西名阪自動車道から接続する「名阪国道」はあくまでも一般道路であり、道路の規格なども高速道路よりも簡素かつ急傾斜・急カーブが多くなっています。

自動車専用のドライブウェイについては、「奈良奥山ドライブウェイ」及び「信貴生駒スカイライン」の2ルートがあり、観光・レジャーにご利用頂けます。