興福寺の「秘仏特別公開・特別開扉」日程について(北円堂・南円堂・三重塔など)

奈良を代表する寺院であり、阿修羅像を筆頭に多数の国宝を有することで知られる世界遺産「興福寺」。興福寺においては、国宝館・東金堂・中金堂では通年拝観が可能となっていますが、北円堂・南円堂・三重塔等は通常は非公開であり、特別公開が開催される時期のみ拝観可能となります。

こちらでは毎年秘仏の特別公開が行われる興福寺境内の各お堂について、その場所・日程・特別公開の内容について解説してまいります。

なお、臨時に実施される特別公開については、こちらのページでは日程はご案内しておりませんのでご留意下さい。

北円堂の特別公開日程

日程・春の特別公開期間:4月の第4土曜日~5月の第1日曜日
・秋の特別公開期間:10月の第4土曜日~11月の第2日曜日

※例年の傾向・2019年のように南円堂の特別公開と合わせて日程がややずれる場合もあります。
拝観時間9時~17時(受付は16時45分まで)
拝観料大人300円・中高生200円・小学生100円
ご覧頂ける文化財本尊木造弥勒如来坐像(国宝)
木造無著菩薩・世親菩薩像(国宝)
乾漆造四天王立像(国宝)

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日本における仏教美術の最高傑作の一つとして名高い国宝「無著菩薩・世親菩薩像」等を安置する北円堂。

北円堂は、通年公開されている訳ではありませんが、毎年基本的に春と秋には2週間程度の特別公開期間が設定され、堂内・各国宝を拝観して頂けるようになっています。

なお、公開の日程は上記のように例年同じような時期に行われていますが、年によって他の特別公開との共催などの都合によって日程がややずれる場合などもありますので、最新の観光情報などをご確認下さい。

北円堂の仏像は人気が高いため、土日祝日を中心に多くの観光客が訪れる場合もありますが、待ち時間が生じるような混雑になることは基本的にありません。

南円堂の特別公開日程

日程毎年10月17日
※年によっては長期間特別公開が開催される場合もあります。
時間9時~17時(受付は16時45分まで)
13時頃より法要実施に伴い1時間ほど拝観不可となります。
拝観料大人300円・中高生200円・小学生100円
ご覧頂ける文化財本尊木造不空羂索観音菩薩坐像(国宝)
木造四天王立像(国宝)
木造法相六祖坐像(国宝)

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南円堂の特別公開については、基本的には年1回「大般若転読法要」が行われる10月17日に実施されます。通常は南円堂内は拝観できませんが、特別公開の際は本尊である木造不空羂索観音菩薩坐像などの国宝をご覧頂くことが可能です。

10月17日の当日は法要が行われる13時頃からの一部時間帯を除き拝観して頂けるようになっています。

なお、2019年には10月17日~11月10日に北円堂とともに特別公開されるなど、年によっては長い期間特別公開される場合がありますので、最新の観光情報などもご確認下さい。

三重塔の特別公開日程

日程毎年7月7日
時間9時~16時頃
拝観料無料
ご覧頂ける文化財本尊弁才天坐像
十五童子像
壁面仏画

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興福寺境内では最古級の建築物でありながら、知名度は東金堂・五重塔・南円堂などと比べると低い「三重塔」については、弁才天供(べんざいてんく)の法要が実施される毎年七夕の日(7月7日)のみ特別公開されます。

初層内部には本尊弁才天坐像などの文化財があり、当日は拝観料なしで拝観して頂くことが可能です。国宝に指定されている「仏塔」の内部をご覧頂けるのは大変珍しく、貴重な機会となっています。

その他の特別公開・特別拝観等について

興福寺境内のその他の場所については、特別公開等の実施状況は以下の通りとなっています。基本的には定期的な特別公開は「北円堂」・「南円堂」・「三重塔」のみであり、他のスポットについては公開日程・公開予定などは定められていません。

なお、特別公開とは少し違いますが、「本坊」については行事の開催日に通常立ち入ることが出来ない空間をご覧頂けるようになっています。

また「東金堂後堂」は、通常拝観可能な東金堂の東側にあたる部分であり、正了知大将立像を安置していることで知られています。

五重塔通常非公開
数年おきに特別公開が実施されますが、定期的なものではなく開催日程などは決まっていません。
東金堂後堂通常非公開
数年おきに特別公開が実施されますが、定期的なものではなく開催日程などは決まっていません。なお、貸切ツアーなどでご覧頂ける場合もあります。
仮講堂通常非公開
特別公開が実施されたことはありますが、今後の公開は未定となっています。
大湯屋完全非公開
外観のみご覧頂けるようになっており、内部の公開は行われたことがありません。
本坊2月15日の「涅槃会」、3月5日の「三蔵会」の際には本坊内部に参拝することが可能となります。