奈良県で最も参拝者が多い神社の一つであり、パワースポットとして全国各地からの参拝者が絶えず訪れる桜井市の「大神神社」。
大神神社は電車によるアクセスも便利にご利用可能ですが、春日大社や橿原神宮と比べるとマイカーで参拝に訪れる方が多いことが特徴となっています。
こちらの記事では、大神神社へ車でアクセスする場合のアクセスルートの基本、また参拝時にご利用頂ける「駐車場」の場所や料金、混雑状況などについてご案内していきます。
なお、特にお正月をはじめとする参拝者が多くなる時期は車でアクセスすると渋滞が発生したり、駐車場の混雑が見られる場合があります。
奈良県内の主要観光地であればどこでも共通する内容ではありますが、基本的には「公共交通機関」のご利用もおすすめですので、合わせて電車のご利用もご検討ください。
「大神神社」までの「車のアクセスルート」について
大神神社へ車でアクセスする場合は、基本的にどこからアクセスする場合でも最終的には「国道169号線」を利用します。

奈良市・天理市方面(西名阪自動車道・名阪国道天理IC)からの場合、国道169号線を南に進んで頂きます(途中箸中南交差点では左方向に分岐)。奈良市内からの場合、30~45分程度、天理ICからの場合20~30分程度で大鳥居近くの交差点に到着します。
また桜井駅方面からの場合は駅の西側から伸びる国道169号線を北に進みます。大鳥居近くの交差点へは桜井駅前からは5~10分程度で到着します。
南阪奈道路・大和高田バイパス方面(橿原方面)からの場合、突き当りの縄手町南交差点を左折、更に突き当りで「中和幹線」に右折して頂き、その後桜井警察署東の交差点を左折すると、あとは少し進むと大鳥居前の交差点に到着します。橿原市街地からは20~30分程度で大鳥居近くの交差点に到着します。
京奈和自動車道方面からアクセスする場合は、南行の場合土橋町南交差点を左折、北行きの場合は右折し、その後6キロほど先の桜井警察署東の交差点を左折すると、あとは少し進むと大鳥居前の交差点に到着します。
現在はスマホナビやカーナビ機能が充実しており、詳細をご案内する必要はないかもしれませんが、大まかなルートとしては上記のようなアクセスルートになっています。
神社の近くまで細い道を通ってアクセスしようとする方も稀にいらっしゃるようですが、大神神社及び周辺の三輪地域は国道169号線などを除き狭路が大半を占めています。
原則として最終的に神社の近くへアクセスするルートとしては、国道169号線ルート以外はアクセス手段がありませんので、渋滞していたとしても道を外れることのないようにして頂くのが無難と言えるでしょう。
大神神社の管理する駐車場について
基本的にはほぼ通年・無料で駐車して頂けます。
大神神社の公式サイトでも案内されているように、大神神社は神社が管理する駐車場を4か所用意しています。
駐車場は原則としてほぼ通年利用可能・料金は無料となっています。
鉄道によるアクセスも可能な観光名所としては、かなり利便性の高い駐車場と言えることには違いありません。
なお、通常時であればこちらのいずれかに駐車可能となっていますが、後ほど解説する通り、お正月期間などはマイカーが大挙して訪れるため、大混雑・駐車待ちが生じやすい状況となります。
また、料金は基本的には無料ですが、お正月・初詣で利用が特に多い一部期間のみ料金が500円となります。
この他の例外としては、大神神社近くで「おんぱら花火大会」が開催される毎年7月31日の夜については周辺交通規制のため、夕方以降は駐車場が事実上使えなくなるため、その点のみはご注意下さい。
以下、各駐車場の概要をご案内していきます。
大鳥居北東側の駐車場

大鳥居の北東側に広がる駐車場は、大神神社への主要アクセス道路である国道169号線の東側、「大神神社」への表示に従い曲がってすぐの大鳥居のそばにある駐車場です。
駐車可能台数は比較的多く、特に主要な行事などが行われていない通常の平日などは空きが多い駐車場となっています。大神神社が管理する駐車場の中では最も空いている・駐車しやすい駐車場です。
一の鳥居付近の駐車場

一の鳥居付近の駐車場は、国道169号線沿いから曲がって大鳥居を抜けてしばらく進んだ先にある駐車場です。
こちらは駐車可能台数は最も多い駐車場と言えます。場所としては神社にやや近い場所にあるため、大鳥居前の駐車場よりは空きが少ない場合が多くなります。
二の鳥居前の駐車場は利用不可に

2020年9月以降、大神神社の「二の鳥居」前にあった駐車場は参道整備の影響で閉鎖され、利用不可となっています。
もし二の鳥居前まで行ってしまった場合、転回して戻った先の駐車場をご利用下さい。
なお、駐車場は左折入庫が大神神社から要請されており、反対車線側の駐車場には入らないようにご注意下さい。
初詣のシーズンに交通規制が実施の場合、そもそもこのエリアまでアクセス出来ません。より手前で転回する形となります。
参道南側の駐車場

参道の南側にも2か所の駐車場があります。
こちらは、現在主に駐車場がない二の鳥居前まで行ってしまった車が転回して戻って来た場合に利用する駐車場となっています。台数は北側の駐車場の方が多いですので、二の鳥居前まで間違って行ってしまった方や、初詣などの混雑時を除いては、基本的には北側の駐車場をご利用頂くのが通常のパターンです。
その他の駐車場について
大神神社が管理する駐車場の他には、お正月期間には国道169号線沿いの「芝運動公園」駐車場が利用可能となります。
また、上記でご紹介した無料駐車場がある大鳥居を抜けてからの参道沿いには、民間有料駐車場があります。

有料駐車場については、お正月期間や参拝者の多い時期に無料駐車場が混雑する際に利用出来る場合、活用されるケースが多くなっています。
混雑状況について
駐車場の混雑状況については、先に述べたように、基本的には拝殿に遠い駐車場ほど空きが多くなっています。
1年を通して、土日祝日や春や秋の行楽シーズン、大神神社で主要な祭事が開催される日などには比較的参拝者が多くなる状況ですので、「お正月」以外でも駐車場が混雑する可能性はあります。
また、お正月期間については駐車場が満車になり、駐車待ちの列も含め周辺道路(国道169号線を含む)が大渋滞(短い距離に1時間かかるような状況など)となる可能性もあります。
お正月期間は、車で桜井市内までやってきても、渋滞に巻き込まれて時間をロスしてしまうことがほぼ確実ですので、臨時増発され約20分間隔で運行されるJR万葉まほろば線(桜井線)や桜井駅前から細い道を通って大神神社近くの三輪恵比須神社前まで随時運行される奈良交通の臨時バスなど「公共交通機関」のご利用を強くおすすめします。
まとめ
大神神社へ車で訪れる場合は、最終的な経路は「国道169号線」を利用してアクセスするルートのみとなっています。
大神神社が管理する駐車場は合計4か所設けられています。駐車場はお正月期間を除いてほぼ通年無料で駐車可能となっており利便性の高い駐車場です。
利便性の高い駐車場という事もあり、お正月期間は満車が続きやすい他、参拝者が多くなる土日祝日などでも一部駐車場などが混雑したりすることもあります。
2020年9月以降は、拝殿に最も近い「二の鳥居駐車場」は参道整備の影響で利用できません。
状況に応じ、参道沿いにある他の民間有料駐車場をご利用頂くことも可能です。