【平群神社】「平群氏」が祖神を祀ったともされる式内社

近鉄竜田川駅から比較的近い、平群町の龍田川沿いの高台に位置する神社「平群神社」。

こちらの記事では、神社の歴史・由緒や境内の風景、交通・アクセスに関する情報などを解説してまいります。

平群神社とは?

平群神社(へぐりじんじゃ)は平群町の南部、「西宮古墳」などからも比較的近い竜田川沿いの高台に位置する神社です。

ご祭神としては本殿主祭神としては大山祇神(おおやまつみのかみ)、本殿に隣接する境内社のご祭神としては天照大神(あまてらすおおかみ)を祀っています。

神社は延喜式神名帳に記載のある「式内社」であり古い歴史を持ちますが、創建時期など詳細な歴史は判明してません。

伝承としては、数多くの天皇に仕えた人物として記紀に登場する「武内宿禰」が神功皇后の朝鮮出兵前に、皇后と共にこの地に大山祇神をこの地に祀り戦勝祈願をしたともされています。

ちなみに、一帯は古代豪族「平群氏」の根拠地であり、平群氏の祖「平群木菟(へぐりのつく)」は、武内宿禰を父に持つとされていることもあり、この神社は平群氏がその祖神を祀ったものとも推定されています。

なお、かつては神宮寺として「西宮密寺」を有していたこと、神社の祭神については5柱を祀っていたことが記録に残されています。なお、5柱の祭神の詳細については判明していません。

境内のみどころ・風景

平群神社境内

竜田川沿いから坂を少し登った先にある高台を境内地とする平群神社。

規模は大きな神社ではありませんが、境内は美しく保全されており、現在も地域の深い信仰を集める空間となっています。

平群神社の鳥居

鳥居は木造ですが、上部が金属などで補強されています。

「式内平群神社」の石標と絵馬

鳥居の脇には「式内社」を示す石標と絵馬掛所があります。

手水舎はこの規模の神社としては珍しく水が流れており、気持ちよく利用できるようになっています。

由緒が記された案内板も鳥居のそばに設置されています。

境内の入口付近には、百度石もあります。

平群神社の拝殿

拝殿はかなり簡素な造りとなっています。

拝殿向かって右側の狛犬です。

拝殿向かって左側の狛犬です。

平群神社の本殿・境内社

本殿・境内社は拝殿の向こう側に見えるようになっています。

境内は竜田川近くの高台に位置しており、平群谷の地域において地理的に重要な場所であったことが推定されます。

交通・アクセス

近鉄竜田川駅から北に徒歩約8分

近鉄平群駅から南に徒歩約13分

・駅からの最短ルートではありませんが、神社は平群町の整備した歴史散策ルート沿いにあるため、他の歴史スポット等と合わせて巡るのもおすすめです。

周辺地図

所在地:奈良県生駒郡平群町西宮

一帯は平群町南部の古い集落となっており、近くには石室がご覧頂ける「西宮古墳」や古墳周辺に整備された「平群中央公園」があります。